帝国データバンクはこのほど、全国の企業を対象に「コロナ禍の終焉(しゅうえん)」に関するアンケート調査を行った。「コロナ禍は終わった」とする企業は4割にとどまるものの、コロナ禍を経て自社の働き方が変わったとする企業は7割近くに上った。
「自社の企業活動を行う上で、コロナ禍は終わったと感じるか」と尋ねたところ、「終わった」が40.2%と最も多いものの、過半数に満たなかった。次いで「続いている」が31.3%、「どちらとも言えない」が27.7%。
企業から「客先への訪問禁止などはなくなり、設備投資再開の動きも活発になるなど引き合い自体は多い。事業への直接的な影響としてのコロナ禍は『終わった』と言える」(機械製造)、「観光バス事業においては、稼働水準がコロナ前にはまだ至っていない」(運輸・倉庫)と、さまざまな声が寄せられた。
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