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最新宿泊&施設情報  第2743号≪2014年3月15日(土)発行≫掲載
  千葉県鴨川市にある中規模和風旅館「宿中屋」(中田弘治社長、5階建て・34室)は最近、積極的な設備投資を行い、その商品力を高めている。2011年と昨年の13年に大規模なリニューアル工事を行い、それまでの1人あたりの消費単価1万4千円程度を、現在2万1千円程度まで高めることに成功した。その同館の戦略を探った。
サンセットラウンジ

 11年に行ったリニューアルは、外壁、大浴場、ロビー、2種類の食事処。併せて、3室の露店風呂付き特別客室を造った。昨年は2、3階の客室、宴会場、もう一つの食事処に加え、サンセットラウンジをオープンした。

 リニューアルを行うたびに宿泊単価と客室稼働率が改善。今年は、「70%の客室稼働率を目指す」と中田社長。将来的には、1人あたり2万5千円から3万円を視野にいれる。「高品質の旅館を目指す」という。

 その同館の売りは新鮮な魚介を用いた料理や、目の前に広がる城崎(しろさき)海岸を望むロケーション、そして源泉かけ流しで提供する天津小湊温泉とさまざまだ。

 料理は、季節ごとにメニューを変更。鮑やさざえなど、房総沖合で獲れた新鮮な魚介に加え、地元野菜などを会席料理で提供する。農林水産大臣賞を受賞したこともある佐藤義昭料理長を筆頭にスタッフが腕を振るう。

 眺望は、各部屋、サンセットラウンジなどで堪能できる。特に、城崎海岸に沈む夕日を目当てに訪れる人も少なくない。

 自慢の温泉は、ナトリウム塩化物などを泉質とする療養泉。神経痛や筋肉痛、関節痛などに効果がある。湯は、やわらかな肌触りの美人の湯として評判だ。
 
ロビー
食事処「稟」

 自慢の温泉は、ナトリウム塩化物などを泉質とする療養泉。神経痛や筋肉痛、関節痛などに効果がある。湯は、やわらかな肌触りの美人の湯として評判だ。

 同館は、「おもてなしの心と趣のある空間、和モダンのくつろぎの宿」を標榜する。おもてなしの心を実践するため、力を入れているのが社員教育。年に2回ほどホテルの教育担当者と各分野の講師陣を招きマナー講座を開くほか、隔年で行う高級旅館への研修旅行も欠かさない。その効果は、20%以上というリピーター率に裏付けられている。

 毎夕、プロの演奏家を招き、ロビーで行う演奏会も好評で、「毎月見えられる常連さんもいる」と女将の中田淳子さん。常連客からは、「ゆっくりと寛げる宿」として評価されている。
 
特別室
料理一例

 独自の会員システムも特徴だ。同館の会員になれば会員カード「花縁日」が配布される。このカードは施設の利用額に応じてポイントが付与されるもので、合計100ポイントで5千円券相当の宿泊補助券がもらえるほか、「誕生日プラン」などの割引商品も使える。また、通常に比べてアーリーチェックイン、レイトチェックアウトも可能になる。すでに5千人近い登録がある。

 今年中に無線LANの「Wi—Fi」環境を整えるほか、9月からは4、5階の客室の改装を計画。同館が理想とする旅館造りには終わりはない。
 
【千葉県鴨川市 宿中屋  http://www.nakayahotel.com/
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