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いらっしゃいませ！　　第2817号≪2015年10月17日（土）発行≫掲載
　
第833回「よその旅館ホテル」

松楓楼松屋（栃木県・塩原温泉）
田代 茂樹さん

──塩原温泉郷を流れる箒川沿いにありますね。

　「塩原随一といわれる景観です。対岸に人工物はなく、四季折々の渓谷美が目を楽しませてくれます。紅葉ももちろんいいのですが、おすすめは新緑の時期ですね。ゴールデンウイーク過ぎてからが見頃です」

──露天風呂付き客室に力を入れているとか。

　「現在、9部屋ありますが、来春までに新たに2部屋造ります。テラスを設けるなど、自然と一体となった趣のある部屋にし、差別化を図ります。シニア層の利用が多いため、ベッドとダイニングテーブルを配置することでお客さまの負担を軽減します」

　「予約は露天風呂付き客室から埋まっていきます。最近では30代以上の女性のお客さまがお1人で利用するケースも増えています」

──お風呂は。

　「男女それぞれに内風呂と露天風呂があります。刺激の少ない万人向けの湯です」

──食事は。

　「地元の山と川の旬の素材と手づくりにこだわった、季節ごとの会席料理です」

　「人手不足もあってか、バイキング形式を採る旅館さんも増えていますが、昔ながらの旅館の良さを感じていただくために、部屋出しにこだわっています。朝食については、本館通常客室のお客さまは朝食処『萌木』で召し上がっていただきますが、本館露天風呂付き客室と別邸客室利用のお客さまは和定食を部屋出しで提供しています」

──客層は。

　「シニアの方々が多いですね。ゆっくりと過ごしていただくため、チェックアウトは午前11時にしています」

【客室25、1泊2食1万3千円から。露天風呂付き客室は2万2千円から】


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