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いらっしゃいませ！　　第2748号≪2014年4月26日（土）発行≫掲載
第764回「よその旅館ホテル」

玉久旅館（長野県・渋温泉）
児玉 清宣さん

──料理自慢の宿と聞いています。
　「オリジナルの料理に『ウナギ蒸し』があります。味付けした長芋の中にウナギを入れた茶碗蒸しです。ウナギは国産、長芋は信州松代産を使っています。クリームシチューをパイ生地で包んで焼いた『パイシチュー』も好評です」

──食材を厳選しているようですね。
　「地元産、国産にこだわっています。ほとんどが地元産です。女将の実家が農家なので、そこで作った減農薬栽培の米や野菜を仕入れています。メーン料理の牛ステーキも信州産か国産です」

──温泉もいいのでしょうね。
　「源泉掛け流しの湯を２４時間楽しめます。一昨年に改装し、ヒノキ風呂を造りました。洗い場の床材も、信州の冬は寒さが厳しく、タイルだと足元が冷たいので、ヒノキやヒバに代えました」

──サービスの基本は何ですか。
　「来ていただいたお客さまを大事にすることを心掛けています。特に宣伝をしていないので、お客さまのクチコミを通じて、別のお客さまが来てくれるという状況ですから」

　「インターネット予約サイトでのクチコミ評価も高いです。予約の半数以上が『楽天トラベル』や『じゃらんネット』などからです」

──渋温泉でのお勧めの過ごし方は何でしょうか。
　「外湯めぐりです。九つの外湯があって、それぞれ泉質、効能が違います。各旅館に宿泊した人には外湯のカギを無料でお貸ししています」

　「渋の街には石畳の道や木造の小旅館など昔ながらの風情が残っています。そぞろ歩きも楽しめるのではないでしょうか」

【8室、1泊2食付き平日1万円（税別）から】


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