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 ■観光業界人インタビュー 第2515号≪2009年5月23日(土)発行≫掲載
11年7月からJRDC
成功へ向け体制整備を


群馬県
観光局長
山口章氏


──観光行政の経験は?

 「初めての経験だが、群馬の良いところをしっかりと発信したい。外に向かって自慢しない県民性もあってか群馬の認知度は決して高くないが、積極的に打って出て、(多くの人が)訪れてみたくなるような魅力ある観光地を目指す。幸い大澤(正明)知事も観光振興に熱心で、やりやすい環境だと思う」

──確かに、ぐんま大使の任命や新しいロゴマークの制定など、やる気が伝わってきます(笑)。
 「昨年12月、ぐんま大使にタレントの中山秀征さんと井森美幸さんを任命した。2人を起用したポスター(群馬超元気計画)も作り、JR主要駅などで張り出した。また、新しいキャッチフレーズとロゴマークも公募。その結果、キャッチフレーズは『心にググっと群馬県』、ロゴマークはぐんまの『ぐ』の濁点を目に見立てた作品を選んだ。とにかくこれらを全面に出しアピールしていきたい」

──今年度の重点施策は何でしょう。
 「JR6社との連携によるデスティネーションキャンペーン(DC)が11年7〜9月に実施されることとなり、それを見据えた体制整備が当面の課題だ。群馬でのDC開催は1996年の『ほのぼの群馬DC』以来、15年振り4回目となる。DCの集客効果は大きいだけに成功へ向け全力で取り組む。6月には市町村や観光関連団体・企業、JR東日本高崎支社などで組織する『ググっとぐんま観光宣伝推進協議会(仮称)』を立ち上げる予定だ。来年7月には販売促進会議があるので、スピードを上げていく。DCを機に、温泉や自然といった従来の観光資源のほか、新たな資源の掘り起こしを図る。また、『富岡製糸場と絹産業世界遺産群』の12年世界遺産登録に向け、知名度アップにもつなげたい」

──DCのポイントは。
 「いろいろあるが、最大のポイントは食だと思う。地産地消、群馬ならではの食材を生かしたおもてなしであり、宿泊施設のみならず、飲食店にまで広げていきたい。群馬はうどんや焼きまんじゅうに代表される国内屈指の粉文化があり、これに一層磨きをかけるとともに、最近では新鮮野菜に加えて牛肉や豚肉の評判も高いことから、群馬を訪れる多くの人々にぜひとも味わってほしい」

──県観光国際協会が新しい試みを始めています。
 「旅行業2種登録を生かして、4月から県や市町村と連携して地域密着型ツアー『はばたけ群馬観光博覧会』を始め、まず花をテーマに5コースを設定した。コースの全行程、または一部(観光スポット)に地元を知り尽くしたボランティアガイドを付けることで特色を持たせている。ツアー代金も定額給付金を意識し1人6千円以下に収めている。1人分の給付金で夫婦や友人など2人で旅行できるのがミソだ」

──博覧会の期間は。
 「来年3月までの1年間を見ている。花を始め、文化や行事、食、自然などあらゆる素材がツアーテーマになる。期間中、約300のツアーを企画する予定で、各市町村が新たな観光素材を見つけ出すきっかけとなればいい」

──見方、発想を変えれば何でも観光に結びつく?
 「例えば、地元企業にヤマダ電機がある。同社は主要都市で独自の家電フェアを開いており、1日当たり3〜4万人の来場があるという。これを生かさない手はない(笑)。5月上旬に横浜で開かれたフェアに群馬県のブースを設け、群馬の観光スポットや美味しいものをPRした。もちろん初めての試みだ。全国展開している県内企業の協力を得て、群馬の観光をアピールしていきたい」

──インバウンドについてはいかがですか。
 「現在は約8万人程度だが、先ごろ策定した観光振興計画(08〜12年度)で、最終年度に11万人にする目標を立てた。誘客に向けてはいろいろな手法があるが、まずはトップセールス。知事自ら現地に乗り込んでもらい、群馬の魅力をPRする。秋に中国を予定している。また、MICEの誘致も検討課題だ。支援措置の創設も視野に入れ進めていきたい」

──趣味は。
 「ドライブ。500キロ圏内であれば十分日帰りできる(笑)」

【やまぐち・あきら】
 早大法卒。1974年県庁入庁。高崎市都市拠点整備局長、県長寿社会づくり財団事務局長、西部県民局副局長兼富岡行政事務所長などを経て、09年4月現職就任。藤岡市出身、59歳。

【聞き手・内井高弘】


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