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観光行政 ■第2847号《2016年6月4日(土)発行》    
 

観光庁、旅館・ホテルの生産性向上へ全国で講座開催

 観光庁は、内閣府の補正予算を活用し、旅館・ホテルの生産性向上を促す事業を実施する。近く参加施設を募集して全国20カ所で実践型の講座、ワークショップを開催するほか、日本旅館協会が選定した旅館・ホテル8軒をモデルに経営改善を後押しするコンサルティング事業を実施。両事業を通じて生産性向上に関する実態に即した課題、好事例を抽出し、冊子やウェブサイトを作成して広く普及する考えだ。

 旅館・ホテルをはじめとするサービス産業の生産性向上は、日本経済の成長戦略を推進する政府が重要課題に挙げている。昨年6月に官邸で開かれた会合には、日本旅館協会の針谷了会長をはじめサービス産業5分野の代表が招かれ、安倍晋三首相自らが取り組みの強化を要請した。これを受けて2015年度補正予算で内閣府に関係事業費が計上された。

 ワークショップの事業は、コンサルタントなどの指導のもとで講座を開講。20カ所の各地域で1泊2日の講座を3回開催する。講義を聴くだけでなく、参加者による課題の共有や解決の場にする。間隔を空けて3回開催することで、講義で得た知識を施設で実践し、成果や課題を再度検討できるようにする。

 観光庁は、参加を希望する施設の公募を近く始めるが、1地域の参加者は12施設程度を予定している。施設の選定を経て6月下旬から順次ワークショップをスタートさせる。

 モデル事業は、日本旅館協会が、昨年10月に旅館ホテル生産性向上協議会を立ち上げるなどして着手していた枠組みを活用。旅館・ホテルの業態、客室数の規模、地域の分布を考慮して同協会が公募で選んだ8軒でコンサルティング事業を実施する。公益財団法人の日本生産性本部の専門家らが複数回にわたって各施設を訪れ、経営診断、経営改善の指導を行う。

 モデルに選ばれた施設は、旅館の小規模(30室未満)が綿善旅館(京都市)とみやこ旅館(長野県上田市)、中規模(30〜99室)がグランメール山海荘(青森県鯵ケ沢町)とあぶらや燈千(長野県山ノ内町)、大規模(100室以上)が観月苑(北海道音更町)と小豆島国際ホテル(香川県土庄町)。ビジネスホテルが芝大門ホテル(東京都港区)とホテル松風(愛知県豊田市)。

 観光庁では、ワークショップ、モデル施設のコンサルティングの両事業で抽出した課題、得られた成果を事例集として冊子やウェブサイト上の特集にまとめ、全国の旅館・ホテルに紹介する。イラストや動画なども駆使して活用しやすい内容にし、事業者の生産性向上に関する意識改革、現場での実践を促していく。


9月開催のツーリズムEXPOジャパン、熊本など被災地支援も
キービジュアルを挟んで田川会長(左)と見並理事長

 日本観光振興協会と日本旅行業協会(JATA)は5月25日、両団体の主催で9月22〜25日に東京ビッグサイトなどで開催する、世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2016」の概要を発表した。今年で3回目となる国内、海外、訪日の旅行需要を喚起するイベントで、熊本地震や東日本大震災の被災地支援企画も行う予定。前回の17万3600人を上回る18万5千人の来場を見込む。

 開催テーマは、「旅は変える。人生を。世界を。」。キービジュアルは、丸凧を天高く揚げる様子が3年目の「ジャンプ」「飛躍」の表現に合うとして、二代目歌川広重作の諸国名所百景「遠州秋葉遠景袋井凧」をモチーフにさまざまな文化が融合する旅のスタイルを描いた。

 イベント構成は国際会議と商談会、展示会、顕彰事業、国際交流事業「ジャパンナイト」の五つ。国際会議「ツーリズムEXPOジャパンフォーラム」は、東京都中央区のベルサール東京日本橋とビッグサイト会議棟が会場。テーマは「輝き続ける日本、そして世界—インバウンド4000万人時代の交流大国を目指して」で、基調講演には国連世界観光機関(UNWTO)事務局長のタレブ・リファイ氏と世界旅行観光協議会(WTTC)理事長のデイビッド・スコースィル氏が登壇し、基調シンポジウムは2氏に加え、JATA会長の田川博己氏とエティハド航空副社長のヴィジャイ・プーヌーサミー氏、フランス観光開発機構ジェネラル・マネージャーのクリスチャン・マンティ氏がパネリストを務める。

 テーマ別シンポジウム「訪日旅行」では、「持続可能な地方誘客〜日本旅館と地域のコラボレーション」について、ホテル祖谷温泉社長の植田佳宏氏や旅館亀清若旦那のタイラー・リンチ氏らが語り合う。同「国内観光」は、食を主目的とする「ガストロノミーツーリズム」による地域活性化の可能性を探る。

 商談会は、旅行会社と、国内外から出展するサプライヤーとによる、アウトバウンド商談会、国内商談会を開催。雑誌、新聞、テレビ、ウェブなど観光に関する取材などの商談を行う「メディアミーティング」も実施する。

 世界140以上の国・地域から前年比4%増の1550小間の出展が予定されている展示会。熊本を中心とする九州地方と東北地方を観光の力で元気にする復興応援企画も検討されている。

 顕彰事業として第2回「ジャパン・ツーリズム・アワード」の表彰式を9月22日にベルサール東京日本橋で開催。国内・訪日領域「ツーリズムビジネス部門」「地域マネジメント部門」「プロモーション部門」と海外領域(1)ツーリズムビジネス部門(2)プロモーション部門の中から大賞1点を選ぶ。UNWTO部門賞も設けられている。

 ジャパンナイトは9月22日、五街道の起点となる日本橋を舞台に開催。国内外の観光関係者が集う招待者レセプションに加え、今年は一般向けに日本の伝統芸能を披露するイベントも実施する。

 発表会で田川会長は、「国内・海外・訪日三位一体型のイベントの完成形を目指す」「アジアにおけるフラッグシップイベントとして明確なポジションを確立する」「ツーリズムレガシーの新しい芽を出す」の三つを軸に展開すると事業方針を示した。見並陽一・日観振理事長は「世界のツーリズムに関与する人々にとって共通の課題、目的を模索し、それに対する確認ができる場になっていく」と述べた。

 19、20年は、東京オリンピック・パラリンピックの気運を地方に分散させるために東京以外の地域での開催も検討中。





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