ライオンハイジーン（東京都墨田区）は、リンス剤（乾燥仕上げ剤）がいらない食器洗浄機用洗浄剤「マイスターシャインNR」＝写真＝を改良して新発売した。

　この新商品は業務用の食器洗浄機用の洗浄剤で、毎日大量の食器を処理するコンベアータイプや、小規模飲食店が使用するドアタイプなどに最適だ。「固形のカートリッジ」タイプなので、コンパクトでハンドリングしやすく、液体と違い交換時に飛散しにくいなど安全性にも配慮している。

　「マイスターシャインNR」は、洗浄成分が食器表面に付着している汚れを分解し、新開発の「スポットクリア成分」の作用により、すすぎ水の表面張力を低下させ、水滴がシート状に広がることで、乾燥時にシミのような「スポット」を残さない。「マイスターシャインNR」は、リンス剤を使わなくても食器にスポットを残さずキレイに仕上げるのが最大の特徴。

　リンス剤を使わないことで、同社従来の方法（固形洗浄剤＋リンス剤）と比べて約20％のコストダウンを実現。食器の感想速度も、従来の固形洗浄剤使用時（リンス剤不使用）と比べて、ガラス製食器で約2分の1、メラミン製で約5分の1にまで短縮する。

　今回の改良で、さらなる洗浄力向上、硬水使用時のスケール付着防止力向上に加え、容器の高さを約3センチ低くして、設置や持ち運びを便利にした。

　同社では、新商品は「キレイな仕上がり」を求めるホテルやレストラン、「衛生面」を重視する病院や福祉施設、「スペースの有効活用や管理の簡素化」が必要な小型店舗やアルバイトを抱える店舗に最適としている。

　4キロ×4本入り。この件についての問い合わせ先は、ライオンハイジーンTEL03（5819）8005。

　2008年4月にシリーズ第1巻を発行した「鈴木教授の観光学オピニオン・シリーズ」の最終巻にあたる第5巻。著者は、桜美林大学元教授で、現在は共栄大学客員教授の鈴木勝氏。

　JTBのシドニー支店開設次長、北京事務所長、JTBアジア取締役などを歴任した後、大学教授に転じた同氏は、「海外マーケット」＝「外国人の動き」を知ることの重要性を強調。「着地型観光が国際的になっていない。外国人旅行者のニーズを考慮しないマーケティングでは伸び悩む」と言う。

　本書の執筆にあたっては1年半をかけて20カ国・地域を新たに調査。中国、韓国、台湾、香港、タイ、マレーシア、シンガポール、オーストラリア、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、ロシアなどについてのマーケット分析と日本への誘致手法を提案している。

　また「相手国のマーケットを知るには日本人もドンドン外国に行かなければならない。『観光立国ニッポン』の誕生には、双方の交流が拡大基調で伸びる『ツーウェイツーリズム』が重要だ」と力説する。

　313ページ。2千円（税別）。問い合わせ先は、日中出版TEL03（3292）8740。