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トラベル ■第2773号《2014年11月1日(土)発行》  
 

JATAが、東北復興へ「道プロジェクト」開始
案内板除幕式に出席した吉川副会長(中央左)と小林八戸市長(中央右)

 日本旅行業協会(JATA)は、環境省が東北地方の太平洋岸地域に設けるトレイルコース「みちのく潮風トレイル」への協力を通じて、東北復興を支援する「JATAの道プロジェクト」を開始した。本部役員や会員旅行会社の社員ら約70人が青森県八戸市・階上町で10月24、25日、道標の設置などみちのく潮風トレイルコースの整備を行ったほか、トレイルを活用した旅行商品の造成に向けて地元関係者と意見を交わした。

 みちのく潮風トレイルは、環境省が東日本大震災からの復興に貢献するために取り組む「グリーン復興プロジェクト」の一つ。コースは青森県八戸市蕪島から福島県相馬市松川浦までを結ぶ約700キロで、現在、蕪島から岩手県久慈市小袖海岸までの約100キロと福島県新地町福田から松川浦までの約50キロが開通している。コース設定にあたっては地域住民の意見も取り入れ、自然はもちろん、人々の暮らしや文化も感じられるような道にしている。

 JATA活動初日の24日は階上町エリア。みちのく潮風トレイルはその名称通り海岸沿いのコースが中心だが、階上町エリアでは標高740メートルの階上岳山頂を経由する。参加者は8班に分かれ岳を登り、慣れない手つきで穴掘り器やスコップなどを用いて計33の道標を立てた。

 宿泊先の八戸のホテルでは、地元関係者と意見交換。来賓の小林眞八戸市長は「震災からの復旧に頑張っているなかで、JATAのプロジェクトを立ち上げていただいた。それぞれの会社で、いろいろな旅行商品を作ってもらえると期待している」と歓迎した。階上町の久保和子副町長は「観光振興につながる、プロの視点からの適切なアドバイスをいただきたい」とJATAの協力を求めた。

 2日目は、コースの視察、体験を目的に、北の起点となる蕪島を訪問。蕪島はウミネコの繁殖地で、毎年2月下旬から8月上旬にかけて約3、4万羽が飛来する。その後、自然ガイドの案内で、葦毛崎展望台からうみねこラインの岬までの海岸沿いコースを歩く。地元住民が定期的に清掃活動を行っているため、ゴミはほとんど落ちていない。

 種差海岸駅前には案内板を設置。今回の団長である吉川勝久JATA副会長・国内旅行推進委員長(KNT—CTホールディングス会長)や小林八戸市長、岡本光之・環境省国立公園課長らが除幕式を行った。

 JATAの道プロジェクトは、「新しい東北観光」の実現を目指し、2014年度から20年度までの間に千人が参加し、全区間を整備、視察する計画だ。吉川副会長は「これから7年間でみちのく潮風トレイルをソフトの面で売っていきたい。旅行業界は隠れた観光資源を発掘する力、それを磨き上げる力、いわゆる『目利きの力』がある。着地のニーズと発地のニーズを融合する力もある。これを第一歩として、旅行商品の企画・造成、販売、送客に努めていかなければならない」と意欲を燃やす。



HIS出資の航空会社、訪日客5千人超見込む
 エイチ・アイ・エス(HIS)が出資するタイのチャーター便専門航空会社、アジア アトランティック エアラインズ(AAA)は来年1〜3月、タイ・バンコクから日本の空港を経由し、シンガポールやカンボジア、インドネシアに向かうチャーター21便を運航する。HISは、今回のチャーター便設定で5千人を超えるタイ人の訪日客を見込んでいる。

 今回のチャーター便は、AAAがこれまで乗り入れたことがある成田や関空、福岡だけではなく、北海道から九州までの乗り入れたことがない12空港も経由する。バンコク発の訪日客を対象とした旅行商品の販売は、大部分をHISバンコク支店が担当する。

 雪がないタイでは、雪が降る北海道の人気は高く、HISでは、さっぽろ雪まつりなどのイベントを盛り込んだ旅行商品を造成。北海道以外でも、温泉や自然、食など、その土地の観光資源を生かした商品を造成し、日本の魅力をPRしている。

 日本の空港に到着したチャーター機は、訪日客を降ろした後、日本人客を乗せて東南アジアの観光地に向かう。地方在住者にとっては、外国への定期便が就航していない地方空港から気軽に海外旅行に行くことができるとあって、人気が高まりそうだ。



近ツー個人、新宿にプレミアム旅行サロンを開業
店内イメージ

 近畿日本ツーリスト個人旅行(近ツー個人)は10月29日、東京・新宿に「新宿プレミアム旅行サロン」を開業する。海外挙式やハネムーン、クルーズ旅行、世界遺産の旅、海外留学、海外ロングステイなど、国内外の単価の高い「こだわりの旅」の販売を行う。

 近ツー個人は店舗の専門化を図っている。東京には有楽町にテーマ旅行専門店、渋谷に海外テーマ旅行専門店、大阪のあべのハルカスには海外旅行専門店を開業した。

 「プレミアム」と銘打った専門店は初めてで、単価の高く高品質な商品を取り扱う。来店には予約を推奨しており、あらかじめ利用者の要望を聞いた上で、現地情報や各種資料を取りそろえて来店に備える。

 スタッフにはウエディングコーディネーターやクルーズコンサルタント、ロングステイアドバイザーなどをそろえている。

 また、サロンではテーマ旅行の説明会やセミナーを常時開催していく。オープニングイベントとして、ボジョレ・ヌーボーとバイオリンのミニコンサートなどを企画している。



主要旅行業50社8月実績

 観光庁が10月23日に発表した8月の主要旅行業50社の取り扱い状況(速報)は、総取扱額が7136億5294万円で前年同月比0.3%減だった。

 内訳は国内旅行が0.3%減の4528億1555万円、海外旅行が1.0%減の2531億7719万円、外国人旅行が27.8%増の76億6020万円だった。

 旅行会社からの聞き取りでは、国内旅行は台風による相次ぐ天候不順により、直前の予約が伸び悩んだ。海外旅行は台風によるフライトへの影響を懸念して、直前のキャンセルが相次いだ。外国人(訪日)旅行は、ビザ緩和の影響により、東南アジアからの旅行者が増加している。

 取り扱いの合計が前年同月を超えたのは50社中23社。国内旅行は取り扱い47社中25社、海外旅行は49社中17社、外国人旅行は31社中14社だった。

 募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比2.7%減の2331億8663万円。内訳は国内旅行が1.6%減の1338億3901万円、海外旅行は4.3%減の990億4547万円、外国人旅行が3.6%増の3億215万円。

 募集型企画旅行の取扱人数は、前年同月比7.6%減の479万6838人。内訳は国内旅行が7.2%減の436万6232人、海外旅行が12.9%減の41万3533人、外国人旅行が19.1%増の1万7073人だった。



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