ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（大阪市此花区）は15日、人気映画「ハリー・ポッター」の世界を忠実に再現した新エリア「The　Wizarding　World　of　Harry　Potter（ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター）」をオープンした。

　東京ドームのグラウンド約3個分の敷地内には、「ハリー・ポッター」の世界感を楽しめる二つのライド・アトラクションとショップ8店舗、レストラン2店舗などがある。さらに映画で見たシーンを彷彿とさせるショーなどが楽しめる。

　日本独自のハリー・ポッターエリアへ向かう小道を通り、入り口となる大きなアーチゲートをくぐると、映画の中で「ホグワーツ魔法魔術学校」の生徒を乗せて走る蒸気機関車「ホグワーツ特急」と車掌が出迎える。

　魔法使いの住む村「ホグズミード村」にあるショップでは、映画に登場する「バーディー・ボッツの百味ビーンズ」「蛙チョコレート」「バタービール」など不思議な食べ物を食べたり、購入したりすることができる。

　「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」を象徴する「ホグワーツ城」では、「ダンブルドアの校長室」や「闇の魔術に対する防衛術の教室」、「動く肖像画の廊下」などハリー・ポッターたちが通ったホグワーツ魔法魔術学校を巡ることができる。

　ライド・アトラクションは「Harry　Potter　and　the　Forbidden　Journey（ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー）」。ハリー・ポッターたちと一緒に空を飛ぶスリル満点の冒険を体感できる。

　長野県は7日、東京都豊島区のホテルメトロポリタンで、首都圏の旅行業者やマスコミ関係者らを対象に観光懇談会を開き、旬な観光情報を提供、送客を呼びかけた。県内から約40市町村が参加した。

　冒頭あいさつした県の野池明登観光部長は「信州山の日」（7月第4日曜）の制定や来春の北陸新幹線金沢延伸に伴う飯山駅開業、7年に一度の善光寺御開帳、2016年NHK大河ドラマ「真田丸」の放送などを挙げ、「ここ数年、信州は目が離せない」とアピールした。

　懇談会では東信州、諏訪、伊那路、木曽路など6エリアの観光情報をPR。8月の岡谷蚕糸博物館のリニューアルオープン（諏訪）、新しい体験施設「フォレストアドベンチャー松川」（伊那路）などがある。

　情報交換会では信州サーモンやワインなど、信州自慢の食材を使った料理や酒を参加者に振る舞った。加藤さゆり副知事は「10月下旬には東京・銀座に活動拠点（銀座NAGANO）がオープンする。首都圏での信州ファンを増やしていきたい」と述べた。

　国土交通省東北運輸局と東北観光推進機構は11日、プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルス（楽天野球団）を東北観光親善大使に任命した。球団が昨年日本一になり、東北への注目度を高めたことや地域貢献に積極的に取り組んでいることから、同運輸局などが依頼した。

　任命を受けて、抽選で球団グッズが当たる「復興商店街でつなぐ旅スタンプラリー」が12日から始まった。また、観光庁が開設している東北地方の太平洋沿岸エリアの観光情報を紹介するウェブサイト「東北物語」に、球団や選手がメッセージを寄せる。さらに楽天球団のユニホームを着用して観光イベントでPRするなどの誘客活動を行っていく予定。

　任命式は球団の本拠地のコボスタ宮城で行われた。出席した楽天野球団の立花陽三社長は「昨年のリーグ優勝およびクライマックスシリーズと日本シリーズ（の勝利）は、東北の皆さまの力があったからこそ。今度はわれわれが東北の皆さまへお返しする番。試合に勝ち続けて元気を与え続けることはもちろん、東北への観光を盛り上げるためにも一役買って頑張ってまいります」と述べた。