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地域観光 ■第2738号《2014年2月15日(土)発行》    
 

福島で観光立国タウンミーティング、「再生へは食の魅力で」
観光の再生への意見が相次いだ

 東日本大震災から3年を迎えようとする中、福島県の観光の再生を考えるパネルディスカッションが7日、福島市内で開かれた。テーマは「食の魅力とおもてなし」。パネリストを務めた地元の観光・農業分野の事業者らは、食材、食文化の豊かさに自信を持ち、原子力災害を乗り越え、観光と農業の連携で地域を再生させる必要性を強調した。国内外からの集客に向けて、風評被害の対策にとどまらない、積極的な情報発信に意欲を示した。

 福島観光の再生は道半ばだ。観光庁の宿泊旅行統計調査の昨年7〜9月の結果によると、福島県内の延べ宿泊者数は、復旧関係者の宿泊需要などがあり、震災前の2010年同期比で5%増だが、観光客中心の宿泊施設に限ると、7、8月は約20%の減少だった。家族旅行や教育旅行の回復も遅れている。

 しかし、関係者の努力により福島観光は明るさを取り戻しつつある。日本観光振興協会主催で7日に開かれた「観光立国タウンミーティングin福島」のパネルディスカッションでは、パネリストから、現状を踏まえながらも観光の再生への前向きな意見が相次いだ。

 再生の方向性の一つに挙げられるのが、観光と農業の連携を通じた食の魅力の発信だ。

 放射性物質の分布の実態把握などに取り組む福島大学うつくしまふくしま未来支援センターの石井秀樹特任准教授は、「福島県の食材は、(農産物の出荷量などで)ナンバーワンがないと言われるが、多様さが強み。食材、調理法、おもてなしが凝縮された食の豊かさは地域の豊かさを反映している」と指摘。その上で「こういう時だからこそ、地元の良さを再発見し、観光を通じて自信を取り戻す契機にすべき」と訴えた。

 磐梯熱海温泉の旅館、ホテル華の湯の菅野豊社長は、震災前から旅館の料理改革に取り組み、農林水産省が主催する国産農産物の消費拡大運動「フード・アクション・ニッポン」の部門賞を3年連続で受賞した成果などを踏まえ、「コメの全袋検査などの取り組みが旅館に力を与え、消費者に安全、安心を訴えた。自信を持って地元の食材を使い、さらに健康志向の料理を提供していく」と力を込め、「旅館は地場産業であり、農業県である福島では、観光と農業の融合が絶対に必要だ」と語った。

 福島市などを管轄する新ふくしま農業協同組合の菅野孝志組合長も「食とともに、福島観光を下支えしているのが農業が育む景観。福島らしい景観を県民総ぐるみで再生させ、農村と都市の交流などを促進したい」と述べたほか、外国人旅行者の誘致でも「福島のモモ、ナシ、ブドウなどの果樹は、タイ、マレーシアで高い評価を受けている。これを訪日観光に結び付けたい」と意欲を示した。

 官民一体で東北観光の復興を目指す東北観光推進機構の小野晋推進本部長は「風評被害対策としての地道で正確な情報発信と同時に、行きたいと思わせる“攻め”の情報発信に努めていく。福島県を含めた東北のブランドづくりに取り組む」と語った。



和歌山県、首都圏から修学旅行誘致
東京都内で開かれたセミナー

 和歌山県は6日、首都圏の旅行会社や学校を対象とした修学旅行セミナーを東京都内の会議室で開いた。自然や文化、産業などを生かした350種の体験プログラムや民泊を「ほんまもん体験」として打ち出し、体験型の修学旅行の魅力をPR。和歌山県内で修学旅行を実施した東京、横浜の中学校、高校の担当教諭に学習効果などを発表してもらい、首都圏からの訪問を呼びかけた。

 同県の榎本善行観光局長は「和歌山県は体験型の観光、体験型の修学旅行に全国に先駆けて取り組んできた。首都圏の学校の受け入れはまだ少ないが、民泊などを含め、京都、奈良とは違った和歌山の良さを感じてもらいたい」とあいさつした。

 研修旅行などを含む修学旅行の受け入れ実績は、2005年度には6校だったが、年々増加し、13年度には49校に上った。首都圏からの受け入れは、13年度の実績のうち、高校7校、中学1校にとどまり、誘致の拡大を課題としている。

 修学旅行の事例発表を務めたのは、昨年9月に2泊3日で日高川町、印南町で修学旅行を実施した東京都足立区立谷中中学校。3年生約110人が参加した。前年度までは伝統文化の学習を目的に京都・奈良方面で実施してきたが、今年度は農村生活体験を目的に和歌山県内で実施した。

 生徒たちは2町に分かれて農家に民泊し、農作業や農産物の加工などを体験した。修学旅行の成果について同中学校の郷原眞子教諭は「民泊の家庭に家族として受け入れられたことが生徒たちの心に残ったようだ」と述べたほか、サルやイノシシの農産物への獣害を目の当たりにした生徒もおり、「食物を得る大変さなどを学ぶことができた」と振り返った。

 高校では、神奈川県立横浜緑園総合高校が事例発表。修学旅行の行き先は2方面からの選択制だが、2年生の半数に当たる約130人が昨年10月、3泊4日で和歌山県を訪れた。民泊を含めて農林水産業やカヌーなどのアウトドアスポーツをみなべ・日置川地区で体験した。

 同高校の森村友一教諭は「行き先は沖縄との選択制だが、半数が和歌山を選ぶ。旅行前には民泊が嫌だと言う声が多いが、体験中にはいきいきとした表情が見られ、終わってみれば、民泊で良かったと言う生徒がほとんどだった」と話していた。

 セミナーでは、和歌山県内各地の受け入れ団体による体験プログラムの紹介なども行われた。旅行会社の教育旅行担当者との個別の商談も行われた。



あまみシマ博覧会開幕、64種のプログラム展開
あまみシマ博覧会のガイドブックの表紙

 鹿児島県の奄美群島の魅力を五感で楽しむ体験型交流プログラムイベント「あまみシマ博覧会2014冬」が1日に始まった。期間は3月19日まで。奄美の食材を使った料理を作って味わうプログラムをはじめ、自然の中を歩いて野生動物を観察したり、伝統的な工芸や芸能を体験したりするプログラムなどがあり、冬の奄美が楽しめる。

 奄美群島で展開されるプログラムは64種。島別の内訳は奄美大島28種、喜界島5種、徳之島16種、沖永良部島10種、与論島5種。

 奄美大島では、オリジナル陶器が作れる「古代焼き体験」(料金大人3千円、子供2千円)や「塩作り体験」(大人1500円、子供千円)、大きなカヌーで冬でも濡れずに自然を楽しめる「キラキラナイトマングローブ&サンライズカヌーツアー」(大人8千円、子供5千円)などが期間中毎日開催されている。

 各プログラムへの参加には、事前の申し込みが必要。ガイドブック2万部、ポスター400部を作ったほか、公式サイトやフェイスブックページもある。

 昨年7月13日から9月16日まで開かれた博覧会には、群島外からも多くの参加があり、プログラム70種の参加者数が1213人に上った。



広島県知事、在京マスコミ関係者と懇親、魅力をアピール
湯﨑知事

 広島県は東京・銀座のブランドショップTAU内レストランで6日、広島県出身、または広島とゆかりがある在京マスコミ関係者を集め、懇親会を行った。湯﨑英彦知事も駆け付け、参加者らと親睦を深めるとともに、東京から全国に向けて広島の情報を発信していこうと熱く語り合った。

 あいさつした湯﨑知事は、3月21日から瀬戸内を舞台に開催される大型イベント「瀬戸内しまのわ2014」や広島のご当地グルメキャンペーン「食べなきゃおしい!OC—1(おしいわん)選手権」を2月末まで開催中であることをアピール。

 参加者から冬の広島観光の見どころを尋ねられると、「カキ1キロ(10〜12個)が千円で食べられる通称カキ小屋がおすすめ。新鮮なカキをバーベキューで食べる。官民共同事業として県内10カ所で運営している」と新たな広島観光の注目スポットを紹介。

 テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などのマスコミ業界で活躍する県出身者はおおよそ100人。当日は約40人が出席した。




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