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地域観光 ■第2738号《2014年2月8日(土)発行》    
 

蒸し湯やジオツアー… 78地域が新たな魅力提案
78地域が出展した「タビカレ学園祭」(東京ビッグサイトで)

 観光庁の支援事業を活用して旅行商品づくりに取り組んだ78地域が出展するイベントが1、2日、東京都内で行われた。各地域は、地域資源を磨き上げて造成した着地型ツアーなどをPR。新しい旅の魅力を一般消費者に伝えた。旅行商品として継続的に販売できるように、旅行会社のツアーへの組み込みなどを目指した商談も行われた。

 出展したのは、2012年度の補正予算で実施された「官民協働した魅力ある観光地の再建・強化事業」の採択地域。イベントの名称は「タビカレ学園祭」で、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれた。一般来場者は約5千人、商談には旅行会社など約100人が来場した。

 事業に参加した地域の観光地としての認知度やブランド力はそれぞれ。各地域では自治体や観光協会、宿泊・観光施設、旅行会社などが協力し、商品づくりに試行錯誤。モニターツアーなども実施して旅行者の反応を確かめた。

 地域が造成したツアーの内容、打ち出す魅力の内容も多種多様だ。

 山形県南陽市の赤湯温泉は、温泉地に4軒のワイナリー(ワイン工場)があることから、「若旦那が案内『ワインの似合う大人のまち』」として新たな魅力を打ち出した。旅館組合、ワイン組合、双方の若手が協力。ワイナリー巡りや、ワインで楽しむ旅館の料理として山形牛を厚切りにしたすき焼きを売り出している。

 赤湯温泉旅館協同組合の歌丸裕介代表理事(湯宿升形屋)は「旅館の若手が中心になり、ワインについて勉強した。温泉に加えて、ワインによるおもてなしを赤湯温泉の魅力として女性客などに広くPRしていきたい」と話した。

 北海道別海町は、「カメラ女子&親子集合!日本最東端の別世界へ」と題し、シャッターを切りたくなる美しい自然、そこから育まれる豊富な食材をアピール。野付半島の絶景や北海シマエビ、乳製品などの食を満喫できるツアーを紹介した。

 別海町観光協会の戸田邑江会長(野付湯元うたせ屋)は「漁業や酪農の生産現場である美しい風景を見てもらい、その食材を味わってほしい。『食の観光日本一のまち』を目指したい」と意気込んだ。

 熊本県小国町の杖立温泉は、「湯楽のススメ〜杖立toujiスタイル湯けむり文化」として、温泉の蒸気による伝統的な温熱浴法「蒸し湯」を提案。大学と連携し、美容やストレス低減の効果に関する科学的な検証も進めている。

 杖立温泉観光協会の河津毅理事は「杖立温泉は開湯1800年の歴史がある。蒸し湯はほとんどの旅館に設置されており、美肌効果などを立証して、現代風の湯治として幅広い世代に紹介していきたい」と語った。

 東京都の伊豆大島(大島町)は、固まった溶岩流や火口がつくる景観から“生きている地球”を体感する「三原山ジオパークツアー」を売り込む。日本ジオパークに認定された島の自然をガイドが案内。観光馬車の運用も検討している。昨年10月に起きた土砂災害からの復興も探る。

 ガイドなどを務めるグローバルネイチャークラブの西谷香奈氏は「独特の景観やそこに暮らす人々の営みをジオパークツアーで紹介したい。ガイドのレベルアップを図り、通年型で楽しんでもらえるツアーに育てたい」と語った。

 78地域の取り組みに対する投票イベントも行われた。会場での投票、ウェブサイトでの投票を集計した総合部門の結果は次の通り。

 1位=福島県喜多方市「タケナワって読めっかよ?漢字のまち喜多方」▽2位=北海道別海町「カメラ女子&親子集合!日本最東端の別世界へ」▽3位=沖縄県大宜味村「おおぎみシークワーサー体験 黄金の果実を味わおう!」



武雄温泉の楼門の干支彫刻、東京駅前に展示
展示された「午」と「子」の干支彫刻

 佐賀県観光連盟は1日、県観光イベント「泊・食(ぱくぱく)佐賀旅フェアin東京」を、JR東京駅前のJPタワーKITTE(東京都千代田区)で開催した。会場には、同駅丸の内を設計した建築家、辰野金吾(1854〜1919)が手掛けた武雄温泉(同県武雄市)の楼門の干支彫刻が展示され、彫刻を一目見ようと多くの来場者が詰めかけた。

 同駅舎ドーム天井には8種類の干支彫刻があるが、なぜ残りの4種類がないのかは大きな謎だった。2年前に駅舎復元工事を担当したJR東日本設計事務所、清水正人さんが辰野の建築物を見学して復元の参考にしようと楼門を見た時、4種類の干支彫刻が同駅の8種類の彫刻と合わせると十二支になると気付いた。

 会場では、楼門の干支彫刻のうち、取り外せる「午」「子」の現物と、取り外せない「酉」「卯」の写真パネルが展示された。楼門は国の重要文化財のため、文化庁の許可を得た上で運び込んだという。これは、今年が東京駅完成100年、来年が楼門完成100年になるのを記念し、東京で十二支をそろえようと企画された。

 会場ではこのほか、県内8市町の特産品販売やコンサート、各市町と佐賀空港のPRが行われ、来場者に佐賀への旅行を呼びかけた。



沖縄が観光&MICEコンテンツフェア
フェアの東京会場

 沖縄県(仲井眞弘多知事)と沖縄観光コンベンションビューロー(=OCVB、上原良幸会長)は「沖縄観光&MICEコンテンツフェア」を東京と大阪で開いた。1月28日の大阪会場(ナレッジキャピタル)には前年比30ブース増の67ブースが出展し、同50%増の450人が来場。29日の東京会場(グランドプリンス新高輪)には同17ブース増の92ブースが出展し、同27%増の950人が来場した。

 東京会場のあいさつで、沖縄県文化観光スポーツ部の湧川盛順部長は「昨年1〜12月の入域観光客数は過去最高の641万人を達成し、特に8月は70万人という単月の過去最高を記録した。沖縄から全国にこの元気を届けたい」と述べた。

 OCVBの上原会長は「MICEの目的を持って沖縄を訪れていただくことが、沖縄観光のさらなる発展性、継続性につながる」と強調した。

 セミナー会場では、MICEや修学旅行、離島などをテーマにした観光プレゼンテーションも行った。

 同日夜に開いた「沖縄ナイトin東京」では、仲井眞知事が「2月に那覇空港新国際線旅客ターミナルが、3月に那覇クルーズターミナルビルがそれぞれ完成する。沖縄をもっともっと大きな観光リゾート都市にしていきたい」と抱負を語った。

 山本一太内閣府特命担当相(沖縄及び北方領土対策担当)、岸田文雄外相、篠辺修ANA社長、植木義晴JAL社長が来賓としてあいさつ。菅義偉官房長官も駆け付けた。

 沖縄ナイトは大阪会場でも、大阪市北区のヒルトン大阪で開かれた。

 来賓の大﨑洋・吉本興業社長は「吉本興業はエンターテインメントの会社で、沖縄国際映画祭を開催しており、今年3月で6回目。昨年は41万人に来てもらった。『いちゃりばちょうでぃー』(一度会ったら皆兄弟)の精神で今年も一歩前進したい」とあいさつした。

 日本旅行業協会関西支部の高橋広行支部長(JTB西日本社長)は「沖縄は国内旅行にとって欠くことはできないデスティネーション。今後の沖縄を伸ばすにはオフ期対策。思い切った仕掛けを官民一体で取り組むべき。インバウンドやクルーズ、沖縄らしいMICEなどを通じて沖縄の観光振興に協力していきたい」と述べた。

 沖繩ナイトでは、沖縄の料理を紹介したほか、伝統芸能や沖繩音楽のライブが上演された。

スポーツ観光をセミナーでPR
 沖縄県とOCVBは、東京都内で開いた沖縄観光&MICEコンテンツフェアで、「沖縄スポーツツーリズムセミナー」を開催した。沖縄県スポーツ推進計画(計画期間2013年〜21年)に掲げた目標「アジア、世界に開かれたスポーツアイランド沖縄」の実現に向けた取り組みなどを紹介した。

 マラソン、サイクリング、マリンスポーツ、ゴルフなどを女子旅、学生旅、家族旅、大人旅として行うスポーツツーリズムを提案。スポーツとトリップを組み合わせた「スポルトリップ」という造語も披露した。

 キャンプ、合宿などのスポーツコンベンションの分野では、沖縄で行われたプロ野球春季キャンプの実績を紹介した。03年は日本7球団、韓国1球団の合計8球団で、県外訪問者数1万4千人、経済効果32億1千万円だったが、13年は日本9球団、韓国6球団の合計15球団に拡大。県外訪問者数も4万6千人、経済効果は81億6千万円に伸びた。



3世代旅行、沖縄県が東尾さん一家とPR
東尾修さんらと沖縄県の観光関係者

 沖縄県とOCVBは、東京都内で開いた沖縄観光&MICEコンテンツフェアの中で、元プロ野球選手の東尾修さん、娘でプロゴルファーの東尾理子さん、理子さんと俳優石田純一さんの長男の理汰郎くんの3人を招いて、親子孫の3世代旅行をターゲットにした春のキャンペーン「春のおきなわ親子孫旅」をPRした。

 訪れる人を心から慈しみ、お迎えするという沖縄の方言「うとぅいむち」という言葉を使って、「親子孫たび うとぅいむち(=おもてなし)宣言」を発表。「宿泊施設、観光関係団体が一丸となり、沖縄での『親子孫たび』が“心に残る絆づくりの旅”となるよう、皆さまをお迎えすることを宣言します」とアピールした。

 同宣言には県内72軒の宿泊施設が参画。具体的な取り組みでは、祖父母世代向けのバリアフリールームの提供をはじめ、パパママ世代向けの美顔器貸出サービス、孫世代向けのおむつ・ミルク・ベビーフードサービス、3世代向けの記念写真用琉球民族衣装貸出サービスなどを行う。




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