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旅館・ホテル ■第2694号《2013年3月2日(土)発行》    
 

旅館甲子園、初グランプリは観山聴月
グランプリ決定の瞬間(右から2番目が観山聴月の原総支配人、左端は横山部長)

 旅館で働く人々が自館の魅力や仕事にかける思い、具体的取り組みをプレゼンテーションする「第1回旅館甲子園」が2月20日、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれ、宮城県青根温泉の「流辿別邸 観山聴月」(りゅうせんべってい・かんざんちょうげつ)が最高賞のグランプリを獲得した。全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)青年部(横山公大部長=高知県・土佐御苑専務)が主催。部員を中心に関係者800人以上が観覧した。

 「旅館で働く人にスポットを当て、仕事の魅力を語ってもらうことで、宿に就職したり宿を利用したりする若い人たちを増やしていきたい」と、横山部長の発案で初めて開催した。

 全国の青年部旅館・ホテル約1600軒を対象に出場者を募集。各都道府県青年部長の審査を経て22軒がエントリーした。この中から10人の審査員(委員長=佐藤信幸全旅連会長)が書類審査を行い、当日出場する5組のファイナリストを決定した。

 出場したのは観山聴月ほか、「鬼怒川温泉ホテル」(栃木県)、「越後湯澤 HATAGO井仙」(新潟県)、「和歌の浦温泉 萬波」(和歌山県)、「竹と茶香の宿 旅館樋口」(島根県)の4軒。

 5組はそれぞれ15分の持ち時間でプレゼンテーション。審査は「発表者がいきいきと輝いているか」「発表に共感、感動できたか」などを基準に行い、審査員の事前の書類審査(持ち点10点)、当日の審査(同80点)、来場者の投票(同10点)の合計100点の中から最も多く得点を獲得した組をグランプリとした。

 プレゼンの順番は事前に行った抽選会で決定。1組目のHATAGO井仙は、経営理念の確立で社員が成長し、客数と売り上げが伸びた事例、2組目の鬼怒川温泉ホテルは、メーンバンクの破たんから宿の再生に向けた現在までの取り組みをそれぞれ述べた。

 3組目の旅館樋口はプライベートも仕事も大切にする社員の思い、4組目の萬波は、新しい経営陣に引き継がれた際、もてなしに一層力を入れた事例をそれぞれ語った。

 最終のプレゼンとなった観山聴月は、顧客、社員、取引先・地域社会の全てを良くする「三方良し」の精神を徹底するとともに、東日本大震災からの宿の復興、温泉の無料開放など被災者への支援策を紹介した。

 観山聴月には青年部の横山部長と審査員を務めた観光庁の井手憲文長官(代理=加藤隆司審議官)から表彰状が贈られた。原華織総支配人は「夢を見ているようだが、今が本当のスタート。このような機会を設けてくれた全旅連青年部に感謝したい」と述べた。

 審査委員長を務めた全旅連の佐藤会長は「全ての旅館が素晴らしかった。5軒の旅館はパフォーマンスの違いはあるが、お客さまに喜んでもらいたいと思うところ、スタッフ全員が一つの目標に突き進んでいるところに共通点があった。きょうおいでになった皆さまの経営に役立つことがたくさんあったと思う」とコメント。

 青年部の横山部長は「旅館は若者が働きたい仕事のランキングの下位にいる。数もピークから半減している。しかし5軒のプレゼンを見て、旅館業が魅力ある業界だと皆が気付いたはずだ。これからわれわれ責任世代が若者に誇れる旅館業界にしたい」と述べた。



近旅連、東京五輪招致活動に関与
あいさつする西野目会長


 近畿日本ツーリスト協定旅館ホテル連盟(西野目信雄会長、2609会員)は2月20日、第58回通常総会を東京都港区のシェラトン都ホテル東京で開催した。西野目会長は宿泊券販売1100億円達成を報告して会社に謝意を示すとともに、会社と協力しながら地域の商品力を高めていく努力を続けることを強調した。また、東京オリンピック招致に連盟として関わっていく方針も示した。

 今回の総会は、会社の経営形態が持ち株会社に変わってから初めての開催となった。戸川和良・KNT—CTホールディングス社長、岡本邦夫・近畿日本ツーリスト個人旅行社長も初めて出席した。

 あいさつに立った西野目会長は昨年を振り返り、宿泊券販売と「お客さま紹介運動」で成果を挙げたことを取り上げ、会員に感謝の言葉を述べた。

 2013年度については、旧近畿日本ツーリストとクラブツーリズムの経営統合に合わせて、ひまわり会、クラブツーリズムパートナーズ会と合同の勉強会を開催する意向を示した。さらに他業界と協力して消費税の外税化を国に働き掛けていくことを明らかにした。

 続いて登壇した戸川社長は、経営統合と中期経営計画の概要について説明。計画について「確実に達成して皆さまの期待に応えたい」と意欲を語った。岡本社長は自己紹介の後、「テーマ旅行に強い近ツーを目指す」と、会社の方向性を示した。

 13年度基本方針では、「会社の宿泊券増売施策を支援し、お客さまの誘致、需要喚起を図る」「宿泊券増売につながる委員会を継続、新設して販売に貢献する」との二本柱を掲げた。

 今年度新設した「未来創造委員会」で決まった「メイト宿泊企画への評価システム」「エリアキャンペーン参画」は新年度、一部について実験的に始めることが報告された。

 さらに東京オリンピック招致については、会場から推進すべきとの意見が出された。西野目会長は、招致実現はインバウンドの拡大に影響を及ぼすとの認識を示した上で「政府やメディアに働き掛け、業界として支援していく」と述べた。

 新任の本部役員は次の通り(敬称略)。また、本部役員に「顧問」を新設した。

 名誉会長=戸川和良(KNT—CTホールディングス社長)▽副会長=小川亘(近畿日本ツーリスト社長)、春原良裕(志賀ハイランドホテル)、宮原知司(ホテル龍登園)▽専務理事=田ケ原聡(近畿日本ツーリスト専務)▽常務理事=田中雅彦(近畿日本ツーリスト個人旅行取締役)、唐神昌子(平成館しおさい亭)、野澤幸司(ホテル小柳)

 理事=【北海道】濱野清正(洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス)、杉田直也(札幌プリンスホテル)【関東甲信越】向井道人(下部ホテル)【首都圏】木島正人(近畿日本ツーリスト首都圏営業本部長)、島田善一(旅館立花)【中部】客井正夫(近畿日本ツーリスト中部営業本部長)、橋上猛(鳥羽シーサイドホテル)、里木昌博(氷見温泉くつろぎの宿うみあかり)【関西】小沢憲一(近畿日本ツーリスト執行役員関西営業本部長)、金子憲之(びわこ緑水亭)、坊武弘(寿楼)【九州】國米昭吉(阿蘇の司ビラパークホテル)

 顧問=吉川勝久(KNT—CTホールディングス会長)、岡本邦夫(近畿日本ツーリスト個人旅行社長)▽相談役=高島哲男(高志の宿高島屋)、高倉照矢(タカクラホテル福岡)




東武旅連、スカイツリー軸に宿泊券増売
さらなる連携を強調する市川会長


 東武トラベル協定旅館連盟(682会員)は2月21日、13年度全国通常総会を東京・錦糸町の東武ホテルレバント東京で開いた。13年度事業は、引き続き業務推進委員会の活動を柱に、特に東京スカイツリーを基軸にした取り組みで東武トラベルの宿泊券増売を支援する。役員改選を行い、市川捷次会長(ホテル一井)の続投も決まった。

 市川会長は、東武トラベルの販売と旅連でのその販売支援について、「国内でも海外でも非常に大きな話題の東京スカイツリーを目玉として送客に結び付けるのが第一だ」と強調。「東武トラベルと一体となり互いに発展するための努力をしていかなければならない」とさらなる連携を訴えた。

 東武トラベルの森岡賢社長も「ここ何年かのスカイツリー効果で蓄えた内部留保と獲得できた新規客をしっかり生かして、会員のもとに1人でも多くのお客さまを送るのが当社の使命だ」と力強く語った。

 業務推進委員会では、東京スカイツリーをからめた、「文化・伝統」をテーマにした企画や東武トラベル営業マンにメリットのある団体プランなどの設定を進める。寺めぐり好きの女性「てらガール」をターゲットにした商品造成にも協力。教育旅行販売の強化策を提言する「教育旅行分科会」の設置も検討する。

 インバウンドの取り組みはさらに強化する方針だ。これまで香港、韓国、台湾と3年間続いたインバウンド商談会・研修旅行は、9月にマレーシアで実施する予定。

 役員の任期は2年。新任は理事の永山久徳氏(ゆのごう美春閣)のみ。総会には156人が出席した。

 来年度総会は14年2月20日に東武ホテルレバント東京で開く予定。




日旅連会長に稲佐山観光ホテルの小林氏
小林新会長


 日本旅行協定旅館ホテル連盟(日旅連、2222会員)は2月19日、東京のホテルメトロポリタンで通常総会を開き、一身上の理由で辞任した根津文博氏に代わり、小林喜平太副会長(長崎県・稲佐山観光ホテル会長)を新会長に選出した。新年度の事業計画では、日本旅行が新たに発表した中期経営計画と共同歩調をとり、会員施設の宿泊券増売を目指す。

 新会長の小林氏は「旅連の第一の目的は宿泊券の増売。そのためには、会社の中期経営計画『ACTIVE2016』をわれわれも実践していかねばならない。会社と情報交換を密にして、お互いがウイン・ウインの関係になれるよう、会員の皆さまとともに取り組んでまいりたい」とあいさつした。

 2013年度の事業計画では、宿泊券の増売に向けた着地型素材の開発、提案を各地で行うほか、インターネット販売の拡大にも取り組む。

 インバウンド関係では、日本旅行が主催する台湾・台北市での日本の観光・物産展(5月17〜19日)に協力。また中国のエージェント招へい事業を沖縄地区で行う。

 宿泊券増売に向けた活動を会社とともに行う若手経営者らの組織「営業推進委員会」は、「国内旅行活性化」「成長戦略」の各委員会に分かれて2013年度も活動する。「国内旅行—」は着地型素材の発掘やインバウンド事業、「成長—」はウエブ商品の拡充に向けた取り組みや宿泊アンケートはがきの回収促進を手がける。

 営業推進委員会メンバーら若手経営者を対象とした「日旅連塾」は第5回を6月下旬または7月上旬に行う。

 来賓で出席した日本旅行の丸尾和明社長は、昨年12月に発表した会社の中期経営計画「ACTIVE2016」の内容を説明。「四つのWINの一つに『地域を元気に』を挙げている。日旅連をはじめとした各地の皆さまと連携をして、地域を元気にする活動に取り組んでまいりたい」と述べた。

 2年間の任期満了に伴う役員改選では小林会長ほか、副会長2氏、監事1氏、常任理事9氏、理事11氏を新たに選任した。

 来年度の通常総会は2月中旬に東京都内で行う。

【新役員陣容】(敬称略、カッコ内は所属)
 名誉会長=丸尾和明(日本旅行社長)▽会長=小林喜平太(長崎県・稲佐山観光ホテル、昇任)▽常任副会長=吉金嘉洋(日本旅行取締役兼執行役員)、千葉俊隆(静岡県・ホテル水葉亭)▽副会長=八木眞一郎(福井県・あわらの宿八木)、菅野豊(福島県・ホテル華の湯)、浅野謙一(新潟県・夕映えの宿汐美荘)、齊藤茂行(長野県・明神館)、照屋修興(沖縄県・ホテルムーンビーチ)、桑島繁行(北海道・知床グランドホテル北こぶし)、宮村耕資(高知県・ホテル南水)、梅林保雄(広島県・宮島ホテルまこと)、金原貴(静岡県・時わすれ開華亭、昇任)、田岡茂(兵庫県・心の宿三國屋、昇任)



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