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観光行政 ■第2654号《2012年4月28日(土)発行》    
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WTTCサミット、東北観光の復興アピール
パネル討論で意見を述べる南三陸ホテル観洋女将の阿部さん(右から4人目)=17日、仙台会場

 各国の観光分野のトップが集まる世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)の第12回「グローバルサミット」が16日から4日間、宮城県仙台市と東京都を会場に開かれた。日本での開催は初めて。東日本大震災を教訓に、国や地域を越えた連携の重要性を確認するとともに、東北観光の復興を世界にアピールした。

 グローバルサミットは当初、東京のみで開催される予定だったが、昨年3月11日の東日本大震災を受けて、仙台を開催地に加え、また内容を一部変更して開催されることになった。震災以降、大規模な国際会議が開かれるのは東北で初めてであり、奥山恵美子仙台市長は「(開催は)市にとって大きな励みになる」と述べ、歓迎した。

 WTTCグローバルサミット日本組織委員会(委員長、西田厚聰・日本観光振興協会会長)によると、サミットには53の国・地域が参加し、仙台会場(ウェスティンホテル仙台、16〜17日)は673人、東京会場(グランドプリンスホテル新高輪、17〜19日)は1234人が出席した。

 仙台では「日本の復興とアジアの展望」をテーマに、基調講演やパネルディスカッションなどが行われた。

 観光庁の井手憲文長官は「東北の放射線は世界の主要都市と比べ、決して高くはない」と安全性を強調した上で、「東北観光博」をアピールし、東北への旅行を呼びかけた。東北観光推進機構の高橋宏明会長は「復興ツーリズム」を提唱した。また、南三陸ホテル観洋女将の阿部憲子さんは被災者受け入れの体験を踏まえ、「衣食住を提供する宿泊産業は災害時にこそ役目を発揮する」と強調した。

 その後舞台を東京に移し、夕刻に開かれた東京会場での開会式には野田佳彦首相や前田武志国土交通相ら政府首脳が顔を見せた。この中で西田委員長は「サミット開催を契機に、震災前よりも日本のツーリズム産業がダイナミックに発展していくことを願っている」と述べた。会合では世界のGDPの9%を占める観光産業の需要性について認識を共有すると共に、一層の振興のために査証問題でリーダーが協力していくことで一致した。



野田首相、観光の重要性に言及
野田首相

 17日夕、グランドプリンスホテル新高輪で開かれたWTTCグローバルサミット開会式に出席した野田佳彦首相は、主に次のように発言した。

 東日本大震災から1年余が経った。大きな被害を受けた東北地方の太平洋沿岸は世界各地からの温かい支援もあり、再生に向けた歩みを力強く進めている。昨日(16日)東北を訪問された方々は復興の確かな息吹を感じ取っていただけたのではないか。

 日本には四季折々に楽しめる素晴らしい観光資源がたくさんある。日本への観光促進はまだまだ開拓されなければならない可能性の1つであり、観光は日本にとってまさにフロンティアである。

 皆さんは、ビジネスや国際会議はもちろん、観光においてもわが国が安全で快適な訪問地であることを十分に理解されていると思う。今回の訪問を機に、こうした日本の魅力やその安全、快適な現状について、とりわけ東北地方の優れた観光資源を、皆さんの国で広く伝えていただきたい。世界中の、ひとりでも多くの人に日本、被災地・東北に来ていただけることを願ってやまない。

 私は観光の持っている力を信じている。観光は新たな出会いと季節の歓びをもたらし、地域を勇気づけ経済を活性化させる。そして、観光は国境を越えて人々の信頼関係を育むことにつながる。



観光関係功労者、晴れの大臣表彰

 国土交通省の観光関係功労者大臣表彰の表彰式が23日に開かれ、観光関係の事業に長年にわたり精励し、振興に努めた経営者や従事者15人に表彰状などが手渡された=写真。受賞者は、観光立国の実現や業界の発展などに対する思いを新たにしていた。

 旅館業の経営者で唯一の受賞となった指宿ロイヤルホテル会長の有村佳子氏(71)=鹿児島県指宿市=は旅館業に24歳で入り、41歳で社長に就任、経営を盛り立ててきた。受賞に際し「時代の波にもまれながら今日まで歩んできたが、これからの経営にはさらに創意工夫が必要。次世代に明るい希望を引き継げるようにしたい」と語った。

 旅館の女将からは4人が受賞。その1人、柊家の大女将、西村時枝氏(88)=京都府京都市=は「少しでも皆さまのお役に立てたとしたら、本当にうれしい」と話したほか、旅館で働く若い世代に向けて「震災の影響で一時は心配したが、外国人旅行者の方々も戻ってきた。しっかりと日本の魅力を伝えてほしい」と語りかけた。

 今年の受賞者はホテル関係が8人、旅館関係が6人、観光レストラン関係が1人だった。



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