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インバウンド ■第2558号《2010年4月17日(土)発行》  

TPA、日中友好促進へ千葉でフォーラム

あいさつする溝畑観光庁長官(中央)


 観光振興懇話会(TPA、東京都品川区、大島利徳会長)は9日、「日中友好『Visitちば』観光・物産振興フォーラム2010」を東京ディズニーリゾート地区の東京ベイホテル東急で開いた。北京市旅遊局、上海市観光局、中国百貨商業協会などの幹部ら約30人を中国から招き、日本側は約450人が参加した。

 冒頭、大島会長は「TPAの観光振興フォーラムは、箱根、長崎、札幌に次ぐ4回目の開催となる。時代はアジア中心の世界にシフトしてきており、TPAは今後も日中友好と中国人インバウンドの促進を軸に活動していく」とあいさつ。続いて登壇した溝畑宏・観光庁長官は「中国人向け個人観光査証の発給要件の緩和について関係省庁と最終調整の段階に入っている。4月中に発表したい」と述べた。

 これに対して、中国大使館の孔鉉佑公使は「日本は中国にとって最大の観光相手国。中国側の統計では昨年は331万人の日本人が中国を、155万人の中国人が日本をそれぞれ訪れた」とした上で、「日本国政府が中国人の入国制限を緩和しつつあることを歓迎する。中国人海外旅行客5千万人の10%にあたる500万人が近い将来、日本を訪れるようになるように両国間での努力が必要だ」と話した。

 この他、坂本森男・千葉県副知事、太田昭宏・元公明党代表、冬柴鐵三・元国土交通大臣(TPA最高顧問)もあいさつした。

 松田昌士・JR東日本相談役は基調講演で「世界各国の鉄道事業者で組織する世界鉄道連合の理事長を4年やったが、鉄道の世界では秘密の技術は存在せず、国際協力体制が出来上がっている。JR東日本はこの20年間で350人の中国人技術者を半年から1年間の研修で受け入れ、中国は世界最大の鉄道国となった。いまや日本、ドイツ、フランス、中国が世界でトップレベルの鉄道技術国となった。長い付き合いのなかでお互いに研鑽する、これが本当の意味の友好関係だ」と話した。最後に「日中間の観光を通じた友好関係は世界平和につながる」と結んだ。

 また、同フォーラムは「日中友好全国観光物産展示会」も同時に開催した。草津温泉、箱根町、和歌山県、岡山県、石川県、水明館、浅間酒造、ヤマダ電機、JR東日本ホテルズ、JALホテルズ、東急ホテルズ、藤田観光、上海市観光局など64の団体・企業がブースを出展。日本各地の物産や観光素材などを中国人招聘団やフォーラム参加者などにPRした。



TPA 医療旅行の可能性探る
中国人富裕層を視野に

 観光振興懇話会(TPA)が9日、東京ベイホテル東急で開いた「日中友好『Visitちば』観光・物産振興フォーラム2010」の第2部では、中国人富裕層の訪日検診ツアー誘致の可能性などを探る「医療ツーリズムシンポジウム」を開いた=写真。

 コーディネーターは了徳寺大学の増山茂教授。パネリストには甲斐正彰・観光庁審議官、亀田隆明・亀田総合病院理事長、高林克日己・千葉大付属病院病院長補佐、高野英行・千葉県がんセンター画像診断部部長、太田稔・JR東日本営業部次長、田口泰一・藤田観光副社長、高橋由佳・JTBヘルスツーリズム研究所所長の7人が登壇。

 増山教授は「タイ、シンガポール、韓国、UAEなどの国では、国のサポートのもと、積極的にメディカル・ツーリストを受け入れている。おそらく毎年数百万人の患者が、(1)安い費用(2)短い待機期間(3)良好な質(4)特殊な治療(美容手術、視力矯正手術、移植手術、統合医療、不妊治療など)を求めて国家間を移動している。一部の患者は既にインターネットを利用して、国境を越え、ベストの医療を求めて移動している」と問題を提起。

 各氏からは次のような表明、意見が出た。

 「医療観光の市場規模は、2012年には1千億ドルに達すると予測している。医療観光者はアジアへの流入が顕著で、韓国、マレーシア、シンガポールでは、政府関連機関主導のもとに実施している。観光庁では昨年7月から医療関係者、法曹関係者、旅行会社などが参加する研究会を開いている」(甲斐氏)。

 「亀田総合病院は、39カ国305病院を認証している世界最大の国際病院評価機関、JCIが認証した日本で唯一の病院。国内在住者を含む外国籍患者は年間700人、海外からの来院患者数は100〜200人。英語・中国語の2カ国語で対応している」(亀田氏)。

 「千葉大学医学部付属病院はメディカルツーリズムが普及する中で、成田空港を抱える日本の玄関として、ショーウインドウ的病院になるべく活動している。アジアの医療ハブを目指している」(高林氏)。

 「アジア人には(欧米の病院よりも)手先が器用な日本人による医療が向いている。中国人と日本人は体質も近いので診断の制度が上がる。またCT技術はソフト、ハードともに日本が最も進んでいる」(高野氏)。

 「JR東日本のシニア向け会員組織『大人の休日倶楽部』の会員旅行で『脳ドック』『PET検診』などのツアーが好評。インバウンドにも広げていきたい」(太田氏)。

 「藤田観光グループには昨年20万人の外国人が来館した。内訳は中国7万人、香港3.5万人、台湾7万人など。1月1日付で6人体制の中国専門営業部も発足した。フォーシーズンズホテルの宿泊と都内病院でのPET検診を組み合わせたツアーを販売開始したが、滑り出しは好調だ。ただ医療通訳の確保、検診後の説明やメディカルレポートの作成などフォロー体制の確立が課題となっている」(田口氏)。

 「JTBグループは本日(9日)、亀田総合病院、虎の門病院、東京ミッドタウンクリニックの3医療機関と提携した『ジャパンメディカル&ヘルスツーリズムセンター』の設立を発表した。訪日外国人向け医療・検診パッケージを総合的に企画、提案していく」(高橋氏)。



アウンコンサル、外客集客セミナー開催
 インターネットコンサルティング会社のアウンコンサルティング(東京都文京区)は8日、受講者限定30人の無料セミナー「ケーススタディと事例で見る訪日・在日外国人集客セミナー」を同社本社で開いた。

 同社の吉原元樹・メディアユニット・チームマネージャーは「訪日外国人の日本に関する情報取得方法は33.4%がウェブ検索。続いて26.6%がガイドブック、23.8%が知人となっている」と話し、ウェブサイトを使った情報発信の重要性を強調した。

 各国で使われている検索エンジンについては「グーグル、ヤフー、百度(バイドゥ)が3強。英語圏はグーグルが強く、アジア圏は国によって異なる」と話した。

 同社の調べでは、各国・地域別の具体的な検索エンジンシェアは、日本がヤフー51.2%とグーグル39%、韓国がネイバー77%、台湾がヤフー70%とグーグル20%、中国が百度69.5%とグーグル23%、香港がヤフー81%とグーグル13%、シンガポールがグーグル66%とヤフー17.4%、米国がグーグル71.2%とヤフー14.2%、豪州がグーグル73%とヤフー14.5%、カナダがグーグル88.5%、ロシアがヤンデックス50%超だという。

 また「欧州ではほとんどの国でグーグルのシェアが80〜90%。英国は89.4%、ドイツは94%に達している」と説明。「外国人の集客には、(ターゲットとする)各国の検索エンジンシェアを理解した上で対策(検索エンジン対策=SEM)をとることが大事」と解説した。




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