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地域観光 ■第2548号《2010年2月6日(土)発行》  

山梨、4月から大型観光キャンペーン
 やまなし観光推進機構(野田金男理事長)はJR東日本と協働して4月1日から6月30日まで、春の大型観光キャンペーン「花と名水 美し色の山梨」を実施する。08年春の山梨デスティネーションキャンペーン、昨年春の観光キャンペーンに続くイベントで、同機構の会長でもある横内正明知事は、「『週末は山梨にいます。』というキャッチフレーズを使い、宿泊滞在型の観光地としての定着を目指す」と意気込む。

 1月22日、横内知事とJR東日本八王子支社の高野裕一支社長が会見し概要を発表した。横内知事は「今回のキャンペーンは機構が準備段階から取り組んでいる。着地型旅行商品については20〜30くらいを造成したい」と述べた。具体的には、「神代桜と台ケ原宿巡りツアー」「温泉名人と巡る山梨の名湯ツアー」などを企画しており、インターネットで販売する計画だ。

 キャンペーンの目玉の1つが“デゴイチ趦の愛称で親しまれるD51型蒸気機関車の運転だ。5月29〜30日と6月5〜6日に甲府〜小淵沢間を1日1往復する。客車は4両編成(定員336人)で全車指定席となる。

 キャンペーンのスタートに合わせて、4月1日に甲府〜松本間、3〜4日に新宿〜小淵沢間でそれぞれ展望列車「NODOKA」を走らせる。また、期間中、「桃源郷パノラマ」「お座敷富士芝桜」「お座敷さくらんぼエクスプレス」などイベント列車も66本運行する。

 観光スポットを効率よく見て回れるようバスやタクシーなど二次交通の整備にも力を入れる。

 キャンペーンをPRするため、まず5連ポスターをJR東日本管内の主要駅や観光施設などに張り出し、6月には全国のJR駅1500駅にも拡大する計画だ。また、期間中のイベント情報や施設の割引クーポンなどを掲載したイベントガイドブックも23万部作り、各駅や旅行会社、コンビニなどに置く。



静岡、宿泊施設向けインフル対策マニュアル策定
 静岡県はこのほど、宿泊施設に向けた新型インフルエンザの対策マニュアルを策定した。新型インフルエンザ対応に加え、従業員の人命や企業の財産を確保したうえで、災害後に企業の事業を継続させるための計画「BCP(事業継続計画)」も示した。BCPを含む宿泊施設向けの新型インフルエンザマニュアルの製作は全国で初めて。

 マニュアルでは、宿泊客に安心して滞在してもらうため、新型インフルエンザの予防や発生が疑われる患者の対応、患者が発生した際の対応などを掲載。全国的に新型インフルエンザが拡大して旅行客が減少した場合、どの程度まで平常時と同様の体制で営業を行うかや、どのような状況になった場合に営業を縮小するか、休業にするかなどの対応を想定しておく必要があると指摘する。

 また、インフルエンザで従業員らが休んだ場合に事業を継続する方法も記載。休業した従業員に代わる人材の確保や引き継ぎのほか、客対応や施設消毒などの対応、マスコミ取材などの担当を決めておく必要があるという。県内にある新型インフルエンザの相談窓口一覧や対応担当の指名記入欄も併記し、緊急時に役立つようにした。

 マニュアルは、宿泊施設の実情に合うよう宿泊施設の経営者や静岡県ホテル旅館生活衛生同業組合、中小企業診断士が作成に協力した。

 県では、新型インフルエンザや地震、テロなど県民生活に影響を及ぼすことがらに対応するため、今年度から新たに「危機管理局」を設置。危機管理についての議論を開始するとともに、災害後も企業が事業を続けられる支援策について話し合っていた。今回のBCPを含むマニュアルは、観光分野での取り組みの一環として昨年12月からインターネットを通じて公開している。



前原国交相、沖縄の観光振興にエール
蔵王温泉 開湯 伝承1900年
握手する仲井眞知事(左)と前原大臣

 沖縄県(仲井眞弘多知事)と沖縄観光コンベンションビューロー(平良哲会長)は1月27日、東京のグランドプリンスホテル新高輪で「感謝の夕べ」を開いた。同県の観光振興と県産品の流通推進に努める関係者を招いて毎年開いているもの。仲井眞知事は、減少傾向にある県内への観光客数をプラスに転換できるよう努めると表明。前原誠司・内閣府沖縄担当大臣・国土交通大臣ら来賓も、沖縄の観光振興にエールを送るあいさつを述べた。

 仲井眞知事は、観光の経済波及効果の大きさにふれたのち、「景気が悪い中で、(昨年4〜12月の)観光客数は(前年同期比)6%落ちている。ただ、6%でとどまったのは日ごろ沖縄を激励していただいている皆さま方のおかげだ。今年は皆さまの力添えでプラスの方向に持っていきたい」とあいさつ。

 来賓の前原大臣は「公共事業を削減しているが、沖縄の予算はほとんど削っていない。基地の問題は皆さまとしっかり相談してまとめる。皆さまが元気になるよう、観光振興をしっかりがんばる」とあいさつ。米軍基地問題で揺れる中、乾杯の発声では仲井眞知事とがっちり握手を交わす一幕もあり、報道陣からフラッシュを浴びていた。

 来賓からはほかに、全日空、日航の各役員があいさつ。歴代の沖縄開発庁長官、沖縄担当大臣らも紹介された。来賓は政財界、旅行業、航空関係者など約1200人が出席した。

◆   ◆   ◆   ◆   ◆


 沖縄感謝の夕べは1月26日、大阪市のザ・リッツカールトン大阪でも開かれた。航空会社や旅行会社の関係者ら約600人が出席した。

 仲井眞知事は、3月の第2回沖縄国際映画祭と初開催の沖縄国際アジア音楽祭、延べ60万人の来県が見込まれる夏の高校総体「ちゅら島沖縄総体」などをPRし、出席者した関係者らに集客への協力を呼びかけた。



関西のゆるキャラが香港で観光宣伝
蔵王温泉 開湯 伝承1900年
関西の「ゆるキャラ」が集合した

 2月14日、旧正月を迎える香港で開催される「2010キャセイパシフィック・インターナショナル・チャイニーズ・ニューイヤー・ナイトパレード」に、関西観光宣伝隊として関西2府4県の「ゆるキャラ」12体で結成されたチーム「関西ゆるキャラオールスターズ」が参加する。

 ゆるキャラの参加は、今年3月まで延長された日本香港観光交流年事業の1つとして、香港政府観光局が依頼。チームには、奈良の平城遷都1300年祭公式マスコットの「せんとくん」や兵庫県の観光大使「はばタン」ら人気キャラクターが参加している。

 現地では、ゆるキャラが人力車に乗ってパレードに参加。ステージイベントでは、ゆるキャラの提唱者で漫画家のみうらじゅん氏作詞「ゆるキャラ音頭」(歌・橋幸夫氏)をBGMにダンスパフォーマンスを行う。

 同パレードは今年で15回目。例年20万人以上が観覧し、全テレビ局が香港から中国南部にわたる広範囲でパレードの模様を放映する旧正月恒例の大パレード。香港の人々は日本への関心も高く昨年は香港から約55万人の観光客が来日している。

 ゆるキャラは「ゆるいキャラクター」の略で、自治体や経済団体のマスコットキャラクターを指してみうら氏が名付けた。ゆるキャラという言葉は04年に扶桑社とみうら氏により商標登録されている。



訪問したいイベント、「平城遷都」が1位に
 今年訪れてみたい国内のイベントは「平城遷都1300年祭」。旅行のクチコミサイト「フォートラベル」を運営するフォートラベルが年末年始に行った調査で、このような結果が出た。平城遷都1300年祭(奈良県)は、何らかの国内イベントを訪れたいという人の41.6%の支持を集め、2位に約20ポイントの差をつけて1位に。公式マスコットキャラクター「せんとくん」の活躍などによる注目の高さが際立つ結果となった。

 調査は昨年12月23日から今年1月4日までにフォートラベルのサイト上で実施。同社が選定した今年開催の国内外のイベントを訪れてみたいかどうかについて、1096人から回答を得た。

 今年の国内イベントに興味があり、「訪れてみたい」と回答したのは全体の53.5%。このうち「訪れたい」との意見が多かったイベント・注目トピックは、1位の平城遷都1300年祭が41.6%で2位以下に大きく差を付けた。以下、「NHK大河ドラマ『龍馬伝』の舞台(高知県・奈良県)」(21.0%)、「平成の大改修に入る姫路城(兵庫県)」(14.2%)、「瀬戸内国際芸術祭(香川県・岡山県)」(11.1%)、「名古屋開府400年祭(愛知県)」(9.9%)。このうち姫路城は、改修により天守閣が春から素屋根で覆われることから、「改修前に見ておきたいと注目が集まったのでは」と同社はみる。

 海外イベントは、訪れてみたい人が全体の52.3%。イベント別ランキングは、1位が「上海万国博覧会(中国)」(26.7%)、以下、「バンクーバーオリンピック(カナダ)」「2010 FIFAワールドカップ(南アフリカ)」「天文イベント(アフリカ、インド金環食、日食など)」「FIFA クラブワールドカップ(アラブ首長国連邦)」と続く。



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