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地域観光 ■第2537号《2009年11月7日(土)発行》
四国運輸局、瀬戸内芸術祭を海外にPR
小豆島の農村歌舞伎舞台
国土交通省四国運輸局は、ビジット・ジャパン・キャンペーンの一環で、来年7月19日から100日間にわたって開催される「瀬戸内国際芸術祭」を海外にアピールするため、10月22〜26日、海外の旅行会社やメディアの担当者を招いた現地視察ツアーを実施し、芸術祭をはじめ、瀬戸内海の島々の魅力を紹介した。
海外旅行会社らを対象にしたツアーは、芸術祭実行委員会(会長=真鍋武紀・香川県知事)と連携した企画。米国、フランス、台湾、香港から16社20人を招いた。
芸術を通して瀬戸内海の魅力を発信する瀬戸内国際芸術祭は、香川県の直島、豊島、女木島、男木島、小豆島と高松市、岡山県の犬島が舞台。ツアーでは島々をチャーター船で案内し、芸術祭で行う展示やイベントを説明した。25日には高松市内で開かれた芸術祭のキックオフイベントに招待し、地域の関係者と意見交換してもらった。
ツアーでは芸術祭の見所に加え、瀬戸内海の自然や文化、歴史などを紹介した。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で“3つ星”の評価を受けた回遊式大名庭園、栗林公園(高松市)にも案内した。
瀬戸内海では、美術館とホテルの機能を併せ持つベネッセハウスなどがある直島(香川県)が「現代アートの島」として海外メディアの注目を集めている。芸術祭の開催により瀬戸内海の認知度向上や訪日ツアー商品の造成が期待されている。
ぐんまちゃん家、来場者が30万人に
東京・東銀座にある群馬県のアンテナショップ「ぐんま総合情報センター」(愛称・ぐんまちゃん家)の来場者数が10月28日、30万人に達した。昨年7月にオープンし、6月に20万人を達成してからわずか5カ月での大台達成に関係者も驚きの表情だ。
30万人目となったのは横浜市在住で会社員の三橋里奈さん(32)。三橋さんには金子敏男所長から認定証と記念品のぐんまちゃんぬいぐるみが贈られた=写真。
三橋さんは友人と2人で銀座を歩いていて、偶然ぐんまちゃん家に立ち寄った。「30万人目と聞いてビックリしました」とニッコリ。「群馬には何度か旅行したことがあり、温泉や自然の豊かさが印象に残っています」と話していた。
ぐんまちゃん家は12月21日に10万人、今年6月18日に20万人に達した。金子所長は「予想外のペースで増えている。この調子でいけば、来年3月には40万人になるのでは」との見通しを示した。
犬山、各務原両市が共同で魅力発信
東京で開かれた説明会
愛知県犬山市と岐阜県各務原市は10月29日、両市の魅力を首都圏の観光関係者に知ってもらおうと、東京都品川区のゆうぽうとで観光説明会を開いた。説明会では約20人の地元観光関係者らがそれぞれ自分の宿や観光施設のPRポイントを紹介。また代表者が両市には温泉、テーマパーク、う飼いなどさまざまな観光施設が集まっており、すべての施設が30分で移動できる範囲にあることなどを旅行会社関係者らにアピールした。
両市が東京で観光説明会を開くのは4年ぶり。近年は大阪や石川・金沢で行っていたが、首都圏での情報発信を再度強化しようと今年は東京で行った。
犬山市は、現存する城で唯一戦国時代に築造された国宝・犬山城や織田有楽斎が手がけた国宝の茶室、如庵が残る歴史あるまち。また明治の建物を集めた「明治村」や日本モンキーパーク、木曽川を船で下る「日本ライン下り」などの観光スポットも豊富にある。
一方の各務原市は世界最大級の淡水魚水族館「アクアトト・ぎふ」、飛行機の屋外展示を行っている「かかみがはら航空宇宙博物館」などの個性的な見学施設が充実。加えてB級グルメ「各務原キムチ」での町おこしで注目を集めている。
説明会では各観光施設関係者からの説明を踏まえ、片山義博・犬山市観光協会事務局長がモデルコースを発表。名古屋発や東京発のコースについて具体的な交通手段や所要時間をまじえて説明し、両市が日帰りから宿泊まで対応可能であることをアピールした。
両市は愛知、岐阜両県の県境となっている木曽川をはさんで向かい合っており、かつては日本ライン下り目当ての観光客が多く集まった。しかし近年は日本ラインの知名度の低下や両市内の宿泊施設の少なさなどから誘客に苦戦している。片山局長は「首都圏では名前も場所も知られていないが、個性的で魅力ある観光施設がたくさんある。鉄道、高速道路のアクセスも良いので、旅行商品などにぜひ組み込んでほしい」と訴えた。
岐阜・下呂温泉のイベントに4千人
飛騨牛の豪快焼き
岐阜県・下呂温泉の秋の大イベント「下呂温泉謝肉祭2009秋〜飛騨牛豪快焼き&秋の味覚満喫フェア」が10月25日、下呂市の幸田河川敷で開かれた。今回で4年目。地元の味や芸能を目当てに来場した約4千人を魅了した。
イベントの目玉、飛騨牛焼肉と地元特産の米「龍の瞳」ごはんセットの販売には長蛇の列ができ、用意された2千人分では足りず急きょ追加販売も行われた。
飛騨牛をぜいたくに使う豪快焼きの実演のほか、足湯コーナーも人気を集めた。ステージでは御前太鼓「華響」の演奏、創作ダンス「ファンキーゲロッパ」の上演のほか、ラジオの公開生放送も行われた。
下呂温泉旅館協同組合の滝多賀男理事長は「下呂市商工会や益田信用組合の職員にも協力してもらい、観光振興が地域経済に貢献していることを地元に体感してもらっている。今後は下呂温泉のイベントを充実させ、高山泊の観光客にも訪れてもらえるようにしたい」と話した。
晩秋の風物詩、シシャモのすだれ干し
北海道の新千歳空港に近い太平洋岸のむかわ町でシシャモ漁が解禁となり、商店の店先では晩秋の風物詩となっているシシャモのすだれ干しが見られるようになった。町内の料理屋では、この時期にしか味わえないシシャモのすしや刺身が提供され、旬の味を求める観光客らでにぎわっている。
シシャモは、世界の中でも北海道の太平洋沿岸だけに生息する。メスは若干小ぶりだが、この時期に腹にいっぱいの卵を持っている。漁場は沖合500メートルほどで、産卵のために川に戻ってくるところを小型底引き網で捕獲する。漁獲のほとんどが地元の業者に引き取られ、生干しや甘露煮などになって販売される。
すだれ干しがズラリと並ぶ町内大手の商店は、「この時期、本州からのお客さまが多い。生干しを焼いて食べたり、すしやどんぶり物、シシャモ汁などで楽しんだりと、とても人気だ」と話す。
むかわ町のシシャモは一時、乱獲で漁獲も10トン未満にまで落ち込み、休漁を余儀なくされた時期もあったが、町や漁協では、ふ化放流事業や回遊調査を行いながら資源管理に努めてきた。最近では日高沿岸の約20%、40〜50トン程度に回復し、地域団体商標「地域ブランド」の登録を受けた。うまみを引き出す加工技術の研究や料理の開発などにも力を入れ、全国の物産展でも人気が高い。
漁期は11月中旬までの40日と短い。11月1日には、シシャモの炭火焼や鍋料理などを味わうイベント「ししゃもあれとぴあインむかわ」が役場前の広場で開催された。
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