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中国銀聯、日本人向けプリペイドカード発行へ

 中国銀聯(本社・中国)はトラベレックス社(本社・英国)と提携し、2010年に上海万博を控えた上海市をはじめ中国全土で使用できる日本人渡航者向けプリペイド式カード「上海トラベルカード」=写真=の発行を10月末から始める。トラベレックスジャパンがカード発行会社となる。

 銀聯は中国で最も普及しているカード。中国全土約135万店の加盟店と18万台のATM網で使える。

上海トラベルカードは、上海万博会場内の全店舗で使用できるほか、上海市内約1千店の加盟店で割引やプレゼントなどの優待特典を受けられるという。

同カードは、クレジットカードと違い、事前に旅行資金をカードに入金したうえで、現地の銀聯加盟店や銀聯ATMで利用する。「プリペイド(前払い)方式なので、事前審査がなく申し込みは簡単。利用者の銀行口座ともリンクしていないので安全性に優れている」(トラベレックスジャパン)。



アゼスタの旅行業務システム、行程表作成が簡単
旅ネスプロを愛用するKMツーリストの伊藤社長

 東京都立川市に本社を構える旅行会社「KMツーリスト」(伊藤幹夫社長)は、「世界の旅をプロデュース」を合言葉に国内外の旅行業務をこなす一方で、英語教育に力を入れる保育園と英会話スクールも経営する。

 同社は創業当初、海外旅行が専門。伊藤社長自ら添乗で海外に出向くことも多く、そのたびに「英語がしっかりと話せる大切さを痛感した」と振り返る。幼児期からの英語教育の必要性を肌で感じたことが保育園などを設立したきっかけという。

 その同社では、アゼスタ(東京都中央)が開発した旅行業務システム「旅ネスプロ」を愛用し、旅行業務を効率的にこなしている。

 旅行コース、行程表、見積書の作成から、売り上げ、集計、顧客管理までを幅広くサポートする旅ネスプロ。システムには宿泊、観光、食事といった各種施設の基本情報のほか、観光施設の入場料金、高速有料道路料金、そして移動時間や距離など、旅行コースを作成するうえで必要なあらゆるジャンルの全国データを収録している。

 出発地から到着地までの移動ルートと時間を検索すれば、顧客に提案したいコース表が自動的に完成する。複数のコースもの提案も容易にできるうえ、コースを作成した時点で行程表、見積書、売り上げの損益計算書まで連動して作成。エクセルとの連動が可能なので、作成した帳票類を好きなように加工できる。

 このシステムを導入したことで、それまで煩雑だった行程表の作成が簡単にできるようになった。「2泊3日程度の国内旅行の行程表を作成する場合、30分ほどで作れる」と伊藤社長。エクセルとの連動でイラストや写真データなどを簡単に貼り付けられる点や定期的にバージョンアップしてくれる点なども評価する。伊藤社長は、「アゼスタとは運命共同体。今後も長く付き合っていきたい」ときっぱり。同社に対して、全幅の信頼を寄せている。

 この件についてのお問い合わせ先は、アゼスタ(TEL03・3861・5706)。



書評「虫庭の宿〜溝口薫平聞き書き」

虫庭の宿〜溝口薫平聞き書き
西日本新聞社 野口智弘

 押しも押されもせぬ観光地の由布院。この湯布院の町づくりに、人と人をつないで取り組んだのが、現在の由布院玉の湯会長、溝口薫平氏だった。同書は溝口氏の生い立ちと町づくり、宿づくりの軌跡を、西日本新聞社記者の野口氏が聞き書きしてまとめたもの。

 今では「にっぽんの温泉100選(観光経済新聞社主催)で、由布院は常に上位にランキングされ、人気温泉旅館・ホテル250選にも由布院から6軒も選ばれる」(同書)など旅行業界からも高い支持を受けるが、団体旅行ブームだった昭和40年頃は「部屋数も少なくおよびでない時代だった」と振り返る。

 溝口氏は旅館の若社長らと連携して全国に名前を売り込む作戦を展開。町づくりを進めるなかで町内の意見対立、開発の危機などさまざまな困難に直面したが、そのたびに知恵を出し合い、人と人をつないで乗り越え、前進を止めなかった。

 オリジナルで面白いものにマスコミが飛びつくこと、良い情報は田舎からも発信できることを学び、「ゆふいん音楽祭」や「湯布院映画祭」など由布院の自然や手作りのおもてなしに触れられるイベントを実施。大きな実を結んだ。

 共に町づくりに取り組んだ亀の井別荘主人の中谷健太郎氏は、「薫平さんがいなかったら由布院の町づくりは違った展開になっていたでしょう」と評する。

 価格は1400円。問い合わせは西日本新聞社(TEL092・711・5523)まで。



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