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トラベル ■第2523号《2009年7月18日(土)発行》  

JR東海、旅行4社と協力し京阪神テコ入れ
 JR東海は9日、旅行会社4社と共同し、京阪神への集客増を狙う夏(7〜9月)限定のプロモーションを実施すると発表した。景気の低迷や新型インフルエンザで落ち込んだ旅行需要を回復するのが狙いで、家族向けの割安な料金プランの設定のほか、販売促進に貢献した旅行会社への表彰なども行う。

 首都圏から客を呼び込むプロモーションはJTB、KNT、日本旅行、JR東海ツアーズと共同で実施する。まず、9月までの限定で、京都、大阪、神戸向けの家族向け旅行商品を新たに設定。「特に中学生の旅行代金を子ども代金で購入できるプランも用意する」とJR東海。

 また、「家族で、お得に夏旅」と銘打ち、首都圏にある主要約40店舗に設置している大型パンフレットランクを活用して、専用の装飾を行うことで京阪神地区の観光PRを行う。

 4社の販促活動の支援については、各社の首都圏地区の全店舗を対象にデイスプレーコンテストを実施する。販促用に店舗が独自に作ったディススプレーをJR東海が審査し、販促に効果があったと思われるものを表彰する。

 JR東京駅構内にある東海ツアーズ東京支店の2階に関西エリアの観光情報パンフレットや旅行商品をそろえた特設コーナーを9月まで設ける。

 JR東海の松本正之社長は「京阪神地区の観光需要を取り戻すのにお役に立ちたい」と話している。



JR九州、10月から観光特急の運行開始
海幸山幸の車内イメージ

 JR九州は10月10日から来年2月28日までの土・日・祝日、宮崎県内の日南線の宮崎〜南郷南線(宮崎〜南宮崎間は日豊本線)で、観光特急「海幸山幸」の運行を始める。05年の台風の被害の影響で全線廃止となった宮崎県の高千穂鉄道のトロッコ列車2両を、同社が購入し改装した。11年3月の九州新幹線全線開業を控え、南九州の観光を盛り上げる。

 「海幸山幸」は潮嶽(うしおだけ)神社(北郷)や青島神社が舞台となっている「海幸彦」「山幸彦」の神話にちなんだ。運転は1日1往復で、定員は1号車「山幸」が指定席21人、2号車「海幸」は自由席30人の計51人。乗車時間は約1時間43分。

 客室乗務員が乗務し、観光案内・車内販売を行う。車内販売では、日南線沿線の特産品などを販売。「観光列車」の情報や沿線の観光情報を掲載した観光リーフレット、記念乗車証を配布する。



バス協が新キャラクター「バスの家族」
バスの3人家族「セバスファミリー」

 日本バス協会はこのほど、同協会のキャラクターを発表した。「バスの家族」をイメージしたキャラクター。子どもから大人まで親しめるキャラクターを使って同協会のさまざまな取り組みをアピールすることで、より多くの人に便利で快適なバスを身近なものとして利用してもらいたい考えだ。

 同協会のキャラクターは、バスの家族「セバスファミリー」。セバスの「セ」にはセーフティー(安全)の意味が込められている。セバスファミリーは女の子の「セバスちゃん」、母親の「セバスママ」、父親の「セバスパパ」の3人家族で、それぞれ「特技は観光ガイド」「しっかり者で節約家」「座右の銘は安全第一」など、バスにからめたプロフィールを設定した。

 キャラクターは松下計・東京藝術大学准教授のデザイン室に制作を依頼。シンプルな色、形にすることで、小さい子どもでも書きやすく、親しみやすいようにした。

 今後同協会の広報物などに積極的に利用していくほか、オリジナルグッズの制作、販売などを展開。9月20日のバスの日に実施する「バスフェスタ2009 イン TOKYO」とも合わせ、同協会事業者のバスの利用促進やバスの普及活動を進める。



阪急交通社、最高級ブランドを一新
 阪急交通社は、最高級ブランド「ロイヤルコレクション」を全面的に見直し、オーダーメードの旅を提供する「新生ロイヤルコレクション」として装いを新たにした。第1弾としてファーストクラスの旅など34カ国25コースを発売した。

 ロイヤルコネクションは01年に誕生。この間、旅を取り巻く環境が変化し、「お客さまの要望にこたえることのできる少人数の旅が求められている」と判断、「希望が叶う、不自由を解決する、わがままを言っていただけるオーダーメードの旅として一新した」と同社。

 特別企画と銘打った、プライベートジェット機を利用する「ザ・アニバーサリー」は、マンダリンオリエンタル東京でのディナーなどを付け、1人18万円(2人参加の場合)とした。

 8月29日には先着10組を対象に、この商品の説明会を同ホテルのスイートルームで開く。



JTB関東、農園と宿組み合わせた商品発売
 JTB関東はこのほど、神奈川県相模原市藤野町の貸し農園を訪問する際に便利な近隣の宿泊施設のプランを発売した。農園と宿を組み合わせて新たな旅行として提案し、需要を開拓しようとする試み。

 農園は「宿・借(やどかり)農園」の名称で19区画が販売されていて、年間使用料などと宿泊15泊分、温泉入浴券とのセットをモデルプランとして推奨している。

 同社では、都会の家族連れ、団塊の世代や、福利厚生目的の企業を顧客層に想定する。初年度の販売目標は300人。次年度は藤野地域以外でも展開し、1千人を目指す。



夏休みの国内旅行「2年連続減」とJTB
 JTBはこのほど、夏休み(7月15日〜8月31日)の宿泊旅行の動向予測を発表した。それによると、国内旅行人数は間際予約が好調で今後の伸びが期待できるものの前年同期比1・6%減の7233万人となる見込み。前年を下回るのは2年連続となる。

 高速道路のETC割引が土・日曜だけでなく8月6、7、13、14日の平日にも適用され、乗用車を使った旅行や帰省が増加するという。「特に割引区間に直接乗り付けることのできる地域では、旅行や遠出が増える」(同社)。

 平均旅行費用は、ETC割引に加え、「航空会社も夏期の特別割引運賃の設定に積極的」(同社)でもあり、7・5%減となる3万3100円と推計する。

 近年、旅行予約は間際化の傾向にあるが、「新型インフルエンザの流行で5〜6月前半の夏の旅行申し込みが出遅れたことも影響し、今夏は顕著」と同社。6月後半以降、旅行会社の旅行受け付けは好調という。

 海外旅行人数は、企業が業務出張を控える動きもあり、5.8%減の210万人を予測。平均費用は、航空会社の燃油サーチャージ廃止などから、14・1%減の21万4千円になる見込み。



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