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トラベル ■第2520号《2009年6月27日(土)発行》
JATA、09年度は旅行需要拡大へ注力
金井会長
日本旅行業協会(JATA、金井耿会長、1216会員)は18日、通常総会を東京・大手町の経団連会館で開き、09年度事業は(1)旅行需要の拡大、底支え(2)国内・海外・訪日旅行の需要増進に必要となる構造・制度的諸問題への取り組み(3)環境保護、消費者保護、苦情相談などへの取り組み強化──を骨子とすることを決めた。国内旅行需要喚起の事業としては、3年間の宿泊旅行拡大推進行動計画「もう1泊、もう1度(たび)」に力を入れていく。
冒頭、金井会長は、旅行環境は厳しいとしながらも、「お客さまの旅への強い思いは顕在するかしないかの違いはあっても失われることはない。JATAが掲げる5つの『旅の力』を実際にお客さまに感じ取ってもらえるよう、旅への思いを封じ込めている大小さまざまなバリアを取り除くことが最も大切な課題だ」と会員に訴えた。
宿泊旅行拡大推進行動計画では、国内宿泊拡大キャンペーンを「TIJ、国観連、日観連など関係団体と協働して進めていく」(金井会長)ほか、宿泊旅行販売促進支援のためのプロモーションを推進する。キャンペーンは今年4月から宿泊商品の購入者を対象とした第一弾を展開中で、さらには6月18日から家族旅行客を対象とした第2弾も開始した。
訪日旅行では、観光産業全体のインバウンドマーケットの質的、量的なビジネスの拡大などを目指して「訪日外国人受入促進地域フォーラム」を9月から来年2月までに5会場で開く。VJCの必要性や受け入れに関する成功事例の基調講演や、送客・受け入れ双方の問題解決のためのパネルディスカッション、意見交換などを行う予定。
海外旅行需要の喚起策としては、引き続き「ビジット・ワールド・キャンペーン」を実施する。
日本旅行、関西送客へキャンペーン
キャンペーンのロゴ
日本旅行は16日から、新型インフルエンザで宿泊キャンセルの続出など大きな被害を受けている関西地区の宿泊、観光施設を支援する「『がんばる関西!』応援キャンペーン」を展開している。兵庫、京都、滋賀、奈良、大阪の5府県を対象地区に、格安の宿泊やJRとのセットプランを販売。施設支援のため、宿泊料は施設の経営を圧迫しないよう、施設側の“言い値”で設定。館内消費を拡大するため利用者に1室あたり1500円(兵庫県施設は2千円)の館内利用券を付ける。8月31日までの期間中、全国から1万人の集客を目指す。(一部既報)
宿泊プランには103施設が参画。すでにネットによる販売を展開しているほか、7月3日からは店頭でも販売する。JRとのセットプランは6月26日にネットで先行販売。7月3日から店頭でも販売する。東京、名古屋、広島、福岡などを発地に展開する。
キャンペーンは店頭のポスター掲示やホームページで広く告知する。
はとバス、「歴女」開拓へ新商品
はとバスは、9月に坂本龍馬と白洲次郎をテーマにしたバスツアーを運行する。歴史好きの女性「歴女」らをターゲットにしており「普段あまりバスツアーを利用しない層の開拓つながれば」と期待する。いずれも講談師が同行し、案内する。
「江戸幕末!坂本龍馬の軌跡を訪ねて」は9月5、10、15、19、29日に運行。桜田門(安政の大獄)や軍艦操練所跡(築地市場)など龍馬ゆかりの地を巡り、昼食ははとバスオリジナルメニュー土佐料理(龍馬御膳)を味わってもらう。料金は大人7900円。
「激動の戦後“白洲次郎”探訪記」の運行は9月3、21、23、24日。6月にゆかりの地を巡るツアーを企画したところ好評だったことから「ツアー内容を一部変更し、講談師によって白洲次郎を紹介する」という。大人のみ対象で、料金は9400円。
JR北海道、商船三井客船と連携
JR北海道は19日、洋上から北海道の観光スポットを望む旅行商品を発売した。商船三井客船とのタイアップで「道内発着のクルーズと鉄道を組み合わせた商品(レール&クルーズ)は今回が初めて」(JR北海道)。
国内旅行ブランド、ツインクルの誕生20周年記念企画。使用船舶はにっぽん丸で、商品名は「利尻・礼文・知床にっぽん丸クルーズ」。5日間(小樽〜利尻〜網走〜礼文〜小樽)、3日間(小樽〜利尻〜網走と網走〜礼文〜小樽)の2コースを設定し、出発は8月下旬から9月上旬とした。小樽〜利尻〜網走の場合、JR小樽駅までJRを使って移動。利尻、網走港とにっぽん丸に乗り、JR網走駅からJRで帰る。
旅行代金は6万4千円からで、5日間コースは17万円となる。
船上では北海道の旬の食材を使った無料試食タイムやフォークミニコンサートなどイベントを開き、船旅ならではの過ごし方を提供する。
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