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トラベル ■第2500号《2009年1月24日(土)発行》  

ANA社長に伊東副社長
次期社長に決まった伊東副社長(右)と山元社長(左)

 全日本空輸(ANA)は16日に開いた臨時取締役会で、山元峯生社長の後任に伊東信一郎代表取締役副社長(58)を昇格させる人事を決めた。来年から始まる次期経営計画を見据え、トップを交代するもの。4月1日付けで就任する。同日付で山元社長は代表取締役副会長に就き、社長を補佐する。

 16日開いた会見で伊東副社長は、「経営環境が悪化する中、責任ある仕事を任され、身の引き締まる思いだ」と述べたほか、国際線を将来の成長の柱と位置づける考えを明らかにした。また2010年の羽田、成田両空港の発着枠拡大を「首都圏における最後のチャンス」と表現し、「2010年は全社挙げて『討って出る』覚悟だ」と国際線便数の拡大への意欲を示した。

 地方路線の見直しが進む国内線については、「営業を担当している身としては、路線の廃止というのはあまり好きではない」と話し、路線見直しを常に行いつつも、地元行政などの協力や働きかけに前向きにこたえ、できる限り路線の維持、拡大をしたいとの見解を示した。

 山元社長は伊東副社長を「私心がなく、肝が据わっており、心が広い人物」と評し、後任に選んだ理由として語った。

 大橋洋治代表取締役会長は日本経団連副会長を務めていることから、4月以降は代表権のない会長として続投する。

伊東信一郎氏(いとう・しんいちろう)
1974年九州大学経済学部卒、同年全日本空輸入社。99年社長室事業計画部長、03年6月取締役営業推進本部副本部長兼マーケティング部長。06年専務取締役営業推進本部長を経て、07年代表取締役副社長営業推進本部長。宮崎県出身。


JTB、2月に組織改正、次期中計へ体制強化
 JTBは、4月から始める09〜11年度のグループ中期経営計画「ネクスト・グローバル・チャレンジ2011」を推進するため、2月1日付けでグループ本社組織の改編を行う。旅行事業戦略の機能を担う「旅行マーケティング戦略部」などを新設する。JTB協定旅館ホテル連盟への対応はこの旅行マーケティング戦略部が担当する。

 現行の旅行事業本部をほぼ移行させて設立されるのが、旅行マーケティング戦略部。グループの旅行事業を代表し、旅行事業にかかわる横断的なマーケティング戦略、販売契約、共通インフラ整備機能、各社横断事業の推進を図る役割だ。

 主な部署では、海外旅行企画と国際旅行企画を担う「グローバル戦略推進部」も新設。次期中計ではJTBグループの成長のシナリオとしてウェブ事業、グローバル事業、既存事業の3つを強化する方針であり、昨年10月には「ウェブ戦略推進部」も立ち上がっている。


最優秀賞はおぢかアイランドツーリズム協会 JTB交流文化賞
 JTBは9日、地域の魅力づくりに取り組んでいる組織、団体を表彰する「第4回JTB交流文化賞」の最優秀賞に、おぢかアイランドツーリズム協会(長崎県北松浦郡小値賀町)の「小さな離島の未来への挑戦」が決まったと発表した。自然体験プログラムと民泊を組み合わせた離島での取り組みで、05年から始め08年には来島者8千人、年間売上1億円に至る。

 「子ども自然体験キャンプ事業、インバウンド事業、民泊事業と着実に実績を上げて自立経営を実現した」ことが高く評価された。

 ほか交流文化賞には、優秀賞に尾上蔵保存利活用促進会(青森県平川市)の「農家蔵保存利活用とグリーン・ツーリズム」、まちづくり真壁(茨城県桜川市)の「語りのある街 桜川市真壁町」が、選考委員特別賞にモントレージャズフェスティバルin能登実行委員会「ふるさとへの誇りをのせて、港町にジャズは響く」がそれぞれ選ばれた。

 また、地域の文化や人々との交流を体験記に描いた一般旅行者を対象とした「交流文化体験賞」も選考。最優秀賞は佑来弘章氏の『カナートの村での約束』、優秀賞は佐々木美和氏の『フランス、もうひとつの家族』と宮森庸輔氏の『イスラム教の礼拝告知、アザーンに包まれる街シリア・ダマスカス ウマイアモスクのアザーン朗唱』。

 交流文化賞に47作品、交流文化体験賞に165作品の応募があった。


JR西日本、白浜パンダきっぷを発売

 JR西日本はこのほど、昨秋に誕生した双子のパンダをはじめ、7頭のパンダがいる和歌山県の「アドベンチャーワールド」の1日入園券と、白浜までの往復特急列車普通車指定席、白浜地区の路線バス(明光バス)2日間乗り放題をセットにした「白浜パンダきっぷ」を発売した。3月29日までの販売。

 アドベンチャーワールドでは、昨年9月に双子のパンダ「梅浜」「永浜」が誕生したことで、来場者が増加している。白浜パンダきっぷは2次交通を組み合わせ、利便性を向上させながら低価格の設定にした。 大阪市内出発の場合大人1人あたりの料金が通常より5千円安くなる。

 また、アドベンチャーワールドでオリジナルパンダグッズがもらえるほか、白浜地区の主な観光施設の割引特典がある。

 駅レンタカー割引を活用すれば、白浜温泉や南紀の味覚の幻の魚クエ、さらに足を延ばせば、世界遺産「熊野古道」など、南紀エリアをワイドに楽しめる。

 同きっぷは2人以上で同一行程のグループが条件。価格は、大阪市内発で大人1人1万1千円、小児半額。有効期間は2日間。


じゃらんnet全国人気温泉地ランキング、1位は箱根温泉
 リクルートはこのほど、じゃらんnet利用者が選んだ「じゃらん全国人気温泉地ランキング2009」を発表した。全国人気温泉地ランキングの1位には「箱根温泉」が選ばれた。また、全国あこがれ温泉地ランキング1位には「由布院温泉・湯平温泉」、全国訪問経験ランキング1位には「箱根温泉」、全国満足度ランキング1位には「高湯温泉」がそれぞれ選ばれた。

 各ランキングのベスト10は次の通り。

▽全国人気温泉地ランキング・これまで行ったことがある温泉地のうち、もう一度いってみたい温泉地=1位箱根温泉、2位由布院・湯平温泉、3位草津温泉、4位登別温泉、5位別府温泉郷、6位道後温泉、7位指宿温泉、8位黒川温泉、9位下呂温泉、10位城崎温泉。

▽全国あこがれ温泉地ランキング・まだ行ったことはないが、一度は行ってみたい温泉地=1位由布院・湯平温泉、2位登別温泉、3位草津温泉、4位乳頭温泉郷・田沢湖温泉、5位別府温泉郷、6位黒川温泉、7位指宿温泉、8位下呂温泉、9位箱根温泉、10位道後温泉。

▽全国訪問経験ランキング・最近1年間に行ったことがある温泉地=1位箱根温泉、2位由布院・湯平温泉、3位別府温泉郷、4位道後温泉、5位草津温泉、6位熱海温泉、7位鬼怒川温泉、8位定山渓温泉、9位有馬温泉、10位登別温泉。

▽全国満足度ランキング・最近1年間に行ったことがある温泉地のうち、満足した温泉地
=1位高湯温泉(福島)、2位夕日ヶ浦温泉郷(京都)、3位わいた温泉郷(熊本)、4位黒川温泉、5位秋田八幡平温泉郷、6位山鹿・平山温泉(熊本)、7位由布院・湯平温泉、8位北湯沢温泉(北海道)、9位城崎温泉、10位別府温泉郷。

 調査は、じゃらんnetで予約をした全国の男女を対象に昨年9月、インターネット上でのアンケート形式で行った。19万9354人にアンケートを依頼し、5800人が回答。全国325の温泉地の中から複数回答可で温泉地を選んでもらった結果を集計、昨年12月25日に発表したもの。
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