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旅館・ホテル ■第2500号《2009年1月24日(土)発行》  

宿泊需要掘り起こしへ、旅館が新たなプラン提案
旅館プレミアムアウトレット「宿あそび」のトップ画面。38軒の旅館が、宿泊プランを直販している

 宿泊観光旅行の低迷が言われる中、旅館自らが掘り起こせる需要はないのか。例えば、「温泉には行きたいが、仕事柄、休みが平日で連休も取れないため、泊まりがけは無理」。そうした潜在的な需要を取り込もうと、変則的な1泊2食型の宿泊プランを提案する動きなどが出てきた。旅館が実証実験を通じて新たな試みをスタートさせている。

国観連 4種の宿泊プラン 独自サイトで直販
 国際観光旅館連盟(1255会員)を中心としたコンソーシアム(共同組織)は昨年12月19日、宿泊予約サイト「旅館プレミアムアウトレット『宿あそび』(http://www.yadoasobi.jp)」を立ち上げた。工夫を凝らした4種の宿泊プランを旅館が直販する試みだ。

 観光庁が支援する観光産業イノベーション促進事業に採択された実証実験で2月15日までの期間限定。会員旅館38軒が参加している。

 宿泊プランは平日に特化し、(1)ミッドナイト・チェックイン(2)わがままディナー(3)パパいらずステイ(4)おためし泊まり──の4種類を設定。旅行会社などを通じては売りにくく、また、従来型のサービスでは対応していなかった宿泊客個々の細やかなニーズに対応したプランに実験的に取り組んでいる。

 「ミッドナイト・チェックイン」は、チェックインの時間を午後9時以降と遅くし、翌日に朝・夕食を提供、日中も部屋を利用できるプラン。サービス業などに従事し、平日に1日しか休めない現役世代などを主なターゲットにしている。

 「わがままディナー」では、「旅館の食事は量が多すぎて」という宿泊客向けに、1人ずつ量の違う2〜3種類の料理を選択してもらえるようにした。「パパいらずステイ」は、大人2人からではなく、大人1人と子ども1人以上からの親子旅プランを特別価格で提供する。「おためし泊まり」は、特定の日に限り、夕食なしの1泊朝食付きを設定し、価格面から旅館を敬遠してきた層にまずは低料金で魅力を体験してもらう。

 ウェブサイトの閲覧者も増え、宿泊予約も入り始めている。国観連の小関政男専務理事は「新しい宿泊商品を認知してもらうことが最初の課題。PRに努めて予約実績を伸ばしていきたい」と意欲を示す。「宿あそび」は、コンソーシアムに参加している総合情報サイト「オールアバウト」に特集記事が紹介されているほか、一般のマスコミの関心も引き、「日経トレンディ2月号」(日経BP社)などにも紹介記事が掲載された。

湯河原 職場から温泉直行 深夜チェックイン

 神奈川県の湯河原温泉、宮城県の東鳴子温泉の旅館も、観光庁のイノベーション促進事業を導入した実証実験に取り組んでいる。

 湯河原温泉旅館協同組合(92軒)は、国観連と同様の発想で、午後8時以降にチェックインできる1泊朝・夕食付きの平日宿泊プランなどを販売。「今夜は温泉に帰ろう」プロジェクトと銘打ち、大都市圏に近い地理的条件を生かし、仕事帰りに温泉に直行できる客を呼び込む。

 約40軒の旅館が参加。昨年10月21日から専用ホームページに宿泊プランや参加旅館を掲載し、各旅館に直販してもらっているほか、実証実験のパートナーであるじゃらん(リクルート)の宿泊予約サイトからも販売できるようにしている。

 湯河原温泉は、東京都心から特急列車などを使って2時間足らずで、終業後、直行してチェックインすることは十分に可能。翌日に温泉や夕食をのんびり楽しめる。チェックアウトを午後9時までとした旅館では、最大25時間の滞在が可能なプランとなっている。

 同旅館組合の渡辺誠司事務局長は「翌日に朝・夕食をとるプランは旅行者になじみが薄いので、これを機に何とか浸透させたい。湯河原はもうすぐ梅のシーズンなので今後の利用に期待している」と話している。

東鳴子 TOJIの復活を 転泊予約も簡易に
 東鳴子温泉の旅館を中心とするコンソーシアムは、ウェブサイト「ニッポンTOJIむら」(JapanTojiVillage)を開設した。日本が誇る保養文化「湯治」を国内外に広めることで新たな需要を創出する。同時に、湯治の際に複数の旅館を泊まり歩く「転泊」の予約をウェブサイトの一画面で簡単にできるシステムの実証も始めた。

 東鳴子温泉の旅館3軒に加え、隣県の山形県から肘折温泉の旅館1軒が参加。湯治の魅力を再発見してもらおうと、分かりやすく湯治プランを紹介している。英語の解説も付け、外国人旅行者にも情報発信する。

 転泊、連泊を促す宿泊予約システムは、東鳴子温泉の旅館に2泊した後、肘折温泉の旅館に1泊するといった場合でも、宿泊予約の入力が1画面で手軽にできるように設計されている。

 東鳴子温泉の大沼旅館・大沼伸治社長は「3泊、4泊という短期間ながら湯治を体験したいという人も増えている。この実証実験を湯治文化の復活につなげる契機にしたい」と話している。


国観連会員旅館、中規模施設の業績悪化

 国際観光旅館連盟(佐藤義正会長、1255会員)はこのほど、決算書などを基に会員旅館の2007年度の経営状況をまとめた「営業状況等統計調査」の結果を発表した。回答旅館172施設のうち経常損益で赤字の旅館は全体の約34.9%を占めるなど、引き続き厳しい実態が浮き彫りになった。特に中規模旅館(31〜99室)で赤字施設の割合が高く、業績の平均値をとると、増収減益で経常赤字、債務超過の状態を示した。

 中規模旅館では、全体に占める経常赤字の施設の割合が38.6%で、前年度比4.1ポイント減だったが、業績の平均値では前年度の経常黒字から経常赤字に転じた。自己資本比率も前年度にはプラスに上向いたが、再びマイナスを示し、債務超過になった。

 中規模旅館の1軒当たり平均は、年間宿泊人員が3万8025人で5.3%減少したが、宿泊客1人当たりの売上高が17.7%増の1万9906円に伸び、総売上高は10.6%増の7億5693万円。しかし、販管費の比率が上がるなど、営業利益率は1.0ポイント減の1.5%にとどまった。その上、借入金の利息の支払いなどで収支を悪化させたようだ。

 これに対し、大規模旅館(100室以上)の業績の平均は減収減益、小規模旅館(30室以下)は減収増益だった。いずれも年間宿泊人員は増加したが、客単価が下がり、総売上高が減少。ただ、コスト削減などの合理化、効率化が進んだとみられ、ともに営業利益率がわずかながら上がり、かろうじて経常黒字を確保した。

 大規模旅館は、経常赤字の施設の割合が前年度と増減なしの28.8%。1軒当たり平均の宿泊人員は2.5%増の11万5435人だが、宿泊客1人当たりの売上高は4.7%減の1万8537円に下降、総売上高は2.4%減の21億3977万円となった。営業利益率は0.3ポイント増の3.7%。経常利益率は0.6ポイント減の1.8%だった。

 小規模旅館は、経常赤字の施設の割合が7.7ポイント減の36.0%。1軒当たり平均の年間宿泊人員は5.4%増の1万1668人だが、宿泊客1人当たりの売上高は10.3%減の2万4800円に大幅に下降し、総売上高は5.4%減の2億8936万円だった。営業利益率は0.2ポイント増の2.2%。小規模旅館は前年度が経常赤字だったが、黒字に転じ、経常利益率は1.0%となった。

 また、稼働率を規模別にみると、小規模旅館で定員稼働率が前年より増加し、中規模旅館で客室稼働率が増加したほかは、いずれも減少した。定員稼働率は大規模42.0%(1.0ポイント減)、中規模36.0%(4.5ポイント減)、小規模35.1%(4.4ポイント増)。客室稼働率では大規模60.3%(3.0%減)、中規模60.3%(1.8ポイント増)、小規模56.5%(1.6ポイント減)となった。

旅行業の送客比率低下
 国観連の営業状況等統計調査の結果によると、宿泊人員全体に占める旅行業者(ネットエージェントを除く)の送客人員の割合が、07年度の大規模旅館では前年度から大きく低下した。前年度比8.6ポイント減の62.5%で、バブル期以降で最も低い数値を示した。

 旅行業者の送客人員の占める割合を同調査では、「旅行業依存度」として毎年度(2000年度以前は5年ごと)算出している。07年度はすべての規模の旅館で低下しており、中規模旅館が1.6ポイント減の59.8%、小規模旅館が2.8ポイント減の37.1%となった。

 なかでも減少幅の大きかったのが大規模旅館。過去の推移をみると、1975年度は71.7%だったが、1980年度には61.0%と過去最小値を記録。バブル期に入ると上昇し、1990年度に過去最高値の71.9%に達した。2000年度以降は67%前後で推移し、再び05年度に69.2%、06年度に71.1%と上昇傾向だったが、07年度は大きく低下した。 ネット比率は上昇 自社サイトも増加  これに対し、ネットエージェントや自社サイトなどのインターネットを経由した宿泊人員の割合は、大規模旅館で0.7ポイント増の7.0%に増加した。自社サイトに限定すると、0.3ポイント増の4.0%だった。

 宿泊人員全体に占めるインターネット経由の割合、自社サイト経由の割合は、他の規模でも増加傾向にある。小規模旅館が0.9ポイント増の18.4%、自社サイトだけでは1.2%増の10.2%。中規模旅館は1.0ポイント増の12.6%、自社サイトは3.8ポイント増の8.5%に伸びた。


福井県、「若狭ふぐの宿」を認定
 福井県水産課ではこのほど、若狭ふぐの料理を提供する宿を「若狭ふぐの宿」として認定した。若狭ふぐのPRと消費拡大、宿泊施設への誘客促進を目的に初めて作った制度。「若狭ふぐの宿」では、県特産の若狭ふぐを使用したふぐ料理を提供。若狭の冬の味覚を宿でのんびり楽しめる点をアピールする。

 認証を受けたのは、敦賀市8軒、美浜町2軒、若狭町27軒、小浜市17軒、高浜町17軒の民宿を中心とする計61軒。認証の基準は、提供するふぐ料理に若狭ふぐを25%以上の割合で使用していること。昨年12月には、若狭ふぐを25%以上使用した宿に、「福井県認定 若狭ふぐの宿」と明記された旗と提灯を無料で贈ったほか、若狭ふぐを100%使用した宿には三ッ星入りの提灯を配布した。

 県では、「若狭ふぐはどこで食べられるのかといった県民からの問い合わせが多く寄せられるなど反響があった」として、今月中には2回目の募集を行う予定。県内の観光関連団体などに広く呼びかけていく。
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