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  インバウンド ■第2459号《2008年3月8日(土)発行》  

1月の訪日外客数は71万人、過去最高を記録
 国際観光振興機構(JNTO)はこのほど、08年1月の訪日外客数が前年同期比15.2%増の71万1800人と1月単月として初の70万人台を超えたと発表。中国や豪州など6カ国の好景気、チャーター便の運航などがプラス要因として訪日客増に影響を与えた。

 国・地域別では韓国が同13.0%増の27万1700人。ビジット・ジャパン・キャンペーンの広告効果、チャーター便が多数運航されたことなどがプラスに働いた。

 台湾は同21.3%増の10万6600人。家族旅行の需要増、ツアー料金の値下げなどを背景として、訪日客が増加した。

 中国は同33.5%増の8万4200人。北京・天津地域での訪日旅行の催行、インセンティブツアーの需要が増加し、初の8万人台となった。

 香港は同49.8%増の3万4800人と大幅な伸びを示した。JNTOは「香港の好調な景気、日本各地への定期航空便の拡充が訪日需要を高めた」と話している。

 半面、米国は同0.1%減の5万4100人にとどまった。JNTOは「信用力の低い個人向け住宅ローン(サブプライムローン)問題を発端とする金融不安の影響で景気が減速。訪日旅行需要にマイナスの影響を与えた」と推測する。

 英国は日本経由客が中東など他の経由地に流れた影響が大きく、これがマイナスに作用して、同11.2%減の1万5200人。ドイツは同7.7%増の8300人、フランスが同10.2%増の9400人だった。

 出国日本人数は同3.2%減の136万3千人。円安基調や、20〜30代の海外旅行の伸び悩みなどが影響した。


TIJの外客向け秋葉原ツアー、約1カ月で100人強が参加
東京アニメセンターで記念撮影する参加者

 日本ツーリズム産業団体連合会(TIJ)の訪日ツーリズム委員会東京部会(部会長・田川博己JTB専務)は4日までに、訪日外客を対象に1月20日から2月29日まで実施した「秋葉原新発見ツアー」の結果をまとめた。参加者は100人を超え、国別では香港がもっとも多く「スロベニアやアイスランドからの参加もあった」(TIJ)と言う。

 ツアーはYOKOSO!JAPAN WEEKSに併せて計20回実施。参加費無料とあってか123人が参加した。「香港が一番多く、次いでシンガポール、米国、オーストラリアなどが続く」(同)。春節期間中だったものの、中国本土からの参加はほとんどなかった。TIJでは「団体旅行が中心であり、秋葉原を個人で訪れる人がいない証。個人型観光ビザが解禁されれば、参加者も一気に増えるだろう」と見ている。

 TIJは、ツアーはVJC事業として一定の効果があったと判断、事業を終了する。今後はNPO法人秋葉原観光推進協会に引き継がれることになる。


海外富裕層向けに新ブランド「ブティックJTB」立ち上げ JTB
 訪日外国人旅行を手がけるJTBグローバルマーケテイング&トラベルは3月1日、海外の富裕層向けの商品ブランド「BoutiqueJTB」を立ち上げた。2月1日には海外の富裕層取扱エージェントに対応する専門組織も新設しており、需要の取り込みを強化している。

 富裕者の旅行行動が多様化していることから、新ブランドでは「個々のお客さまにていねいに、オーダーメイドで対応し、『本物の日本』『特別な体験』を提供する」と同社。

 昨年12月にフランス・カンヌで開かれた「インターナショナル・ラグジュアリー・トラベル・マーケット(ILTM2007)」を皮切りに、海外での富裕層向け旅行博の出展にも意欲的だ。今年は6月に上海での「アジアン・ラグジュアリー・トラベル・マーケット」、12月にILTM2008で“JTB”をアピールする。
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