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  旅館・ホテル ■第2457号《2008年2月23日(土)発行》  

鹿児島・指宿白水館が伝承館オープン
平等院鳳凰堂をイメージした建物

 指宿白水館(鹿児島県指宿温泉、下竹原和尚社長)は11日、同館敷地内に薩摩ゆかりの美術品を集めた「薩摩伝承館」をオープンした。創業60周年を迎えた同館が、今まで収集してきた美術品約3千点の中から約380点を展示。「幕末から明治にかけてひときわ輝いた薩摩の歴史と文化を広く深く伝える」(同館)。

 展示室「薩摩の間」では、西郷隆盛をはじめ、薩摩の偉人にスポットを当てて紹介。隆盛が実際使った金時計や、薩摩藩が製作した「薩摩琉球国勲章」などを展示している。

 「民窯の間」「官窯の間」では、8千年の歴史を持つ中国の陶磁を展示。皇帝が宮廷用に特別に焼かせたという、質の高い中国の陶磁群を展示している。

 「金襴の間」では、伝統芸術による金箔の壁を背景に、約130点の「金襴手薩摩焼」を展示している。

 建物は京都の平等院鳳凰堂をイメージした重厚なつくり。館長は東京国立博物館陶磁室長、郡山市立美術館館長などを歴任した矢部良明氏が務める。

 このほか館内には多目的に利用できるイベントホールやオリジナルグッズをそろえたショップを併設。

 東京・広尾の人気イタリアン料理店「ACQUA PAZZA」も出店。鹿児島の旬の食材を使った料理を提供する。

 入館料は大人1500円(15人以上団体1350円)。1年間有効のパスポートは3千円。年中無休で営業する。


ホテル日航ベイサイド大阪、ホテル京阪が運営へ
 京阪グループのホテル京阪(大阪市、西谷徹社長)と綜合商事は13日、綜合商事の保有施設で、3月末で営業を終える「ホテル日航ベイサイド大阪」の運営をホテル京阪が引き継ぎ、5月1日(予定)から「ホテル京阪ユニバーサル・タワー」として営業すると発表した。

 ホテル日航ベイサイド大阪は、USJの玄関口であるJRゆめ咲き線のユニバーサルシティ駅前に位置し、地上138メートル、33階建て、641室、250人規模の宴会が可能なバンケットルーム、天然温泉の展望露天風呂など、同エリアでは最大の規模を誇る。ホテル京阪ユニバーサル・タワーは、既存のホテル京阪ユニバーサル・シティと同様にUSJのオフィシャルホテルとして、営業される。同ホテルの開業で同エリアでのホテル客室のシェアが約50%になる。

 京阪グループは、京阪ブランドのナショナルブランド化に本格的に取り組んでおり、京阪ホテルの全国チェーンホテル化がその軸となるとしている。来年には札幌に新ホテルをオープン。首都圏、主要都市での出店も検討しており、平成32年度には、店舗数を20から30、総客室数5千室の体制を目指している。


ホテル事業会社2社など合併 阪急阪神HD

 阪急阪神ホールディングス(HD)は15日、傘下のホテル事業会社2社とレストラン事業会社1社を4月1日付で合併すると発表した。新会社名は阪急阪神ホテルズ。

 合併するのは、HD100%子会社の阪急ホテルマネジメントと、阪急ホテルマネジメント100%子会社のホテル阪神、ホテル阪神100%子会社のホテル阪神レストラン・システムズの3社。

 阪急ホテルマネジメントは現在、直営ホテル15、チェーンホテル29で総客室数3356室、従業員数1972人の事業規模。ホテル阪神は全289室で従業員85人、ホテル阪神レストラン・システムズは従業員数75人となっている。



栃木・湯西川温泉の5旅館がISOをグループ取得
 湯西川温泉(栃木県)の旅館5軒の「ISO14001」認証のグループ取得がこのほど決まった。ISO14001は環境マネジメントシステムの国際規格で、策定した環境方針などに基づいて廃棄物の減量やエネルギー使用量の削減などを実施する。温泉地がグループで認証を取得する事例は、東日本では初めてという。今月25日に認証式典を行う。

 認証を取得したのは、本家伴久萬久旅館、伴久ホテル、彩り湯かしき花と華、かめや平家の庄、湯西川白雲の宿山城屋。

 本家伴久萬久旅館の宮本秀男支配人は「5軒共同の企画などを検討し、環境対策への配慮を地域や旅館のブランドづくりに結び付けたい」と語る。

 湯西川温泉の5軒は、JTB協定旅館ホテル連盟の取得支援事業の適用を受けた。06年7月には、滋賀・琵琶湖地区の7軒、丹後・天橋立地区11軒が、同様の支援を受けてISO14001をグループ取得している。
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