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  インバウンド ■第2457号《2008年2月23日(土)発行》  

世界料理サミット、来年2月に東京で開催
サミットの概要を発表する実行委員(18日、帝国ホテルで)

 世界料理サミット実行委員会は、来年2月9〜11日、アジア初の国際料理大会「世界料理サミット2009 TOKYO TASTE」を開く。東京・有楽町の東京国際フォーラムを会場に、8カ国のトップシェフが最先端の料理技術を披露するほか、食関連企業の展示会を行う。同サミット開催により、「多彩な食の集まる国・日本」をPRし、日本の食文化を発信するほか、食を通した国際交流の促進を図る。

 同サミットの実行委員会(理事会)は18日、東京都の帝国ホテルで記者会見し、サミットの概要を発表した。冒頭あいさつした茂木友三郎・理事長(キッコーマン会長)は「『食』の一大ワンダーランドである日本に、多くの国、人が熱い視線を向けている。サミットを契機に、日本の食文化を発信するとともに、文化交流を促進させたい」と意欲を述べた。

 また同実行委員会の服部幸應・理事兼委員長(服部栄養専門学校校長)はサミットの目指すものの1つとして「観光立国日本の情報発信」を挙げた上で、「日本には今、年間830万人の外国人が観光に訪れているが、フランスは年間7900万人が訪れる。豊かな食文化を持つ日本を発信できれば、もっと訪日客は増えるはず」と話し、その1つのきっかけとしての同サミットの開催をアピールした。

 サミットでは国内外のトップシェフのデモンストレーションのほか、「Shoku-iku(食育)」の普及促進のための情報発信、若手シェフや食に貢献した人への表彰を行う。また展示ブースでは国内外の調理器具や食材についての情報発信とマッチングを行う展示ブースやイートインコーナーも計50〜60ブース設置する。

 入場料は未定だが、「1日1〜2万円に抑えたい」(服部委員長)。入場者は一般参加者も含め1万人を予定する。

 記者会見には同イベント後援予定の日本ツーリズム産業団体連合会(TIJ)から、舩山龍二会長も参加した。

 同サミットの総裁には小泉純一郎・元首相が就く。また国土交通省と国際観光振興機構(JNTO)の後援も申請予定だ。


独の旅行業者招き、日本の癒しをPR JNTO
宿坊を体験

 JNTOはこのほど、ドイツの旅行代理店販売員14人を招へいした。VJC事業の一環。訪日客増加には「商品の販売力を高めることが必要」(JNTO)として実施。一行は温泉や旅館、宿坊体験など「心身の癒し、リフレッシュ」をテーマに旅を体験した。参加者からは「(体験することで)商品が売りやすくなった」との反響があり、JNTOでは今後もセミナーなどを通じて継続的に教育研修を行い、集客につなげる方針。

 招へいしたのはJNTOが販売員向けに実施するネット研修(E−ラーニング)に合格し、特に優秀な成績を収めた14人。7日間の日程で京都府、東京都、広島県などを訪問。初めて訪日した参加者も多く、特に広島県厳島神社での祈祷や、京都府の宿坊での精進料理など、異文化体験が好評で「商品が売りやすくなった」という。

 またドイツ人は鉄道旅行を好むことから「パスモで自動販売機のジュースが買えることに驚いた」「今回のように新幹線に乗るツアーは売れると思う」といった販売員ならではの意見も挙がった。

 JNTOによると08年1月現在、ドイツで訪日旅行を取り扱う旅行会社は約100社。旅行会社に対する商品造成支援や研修、広告活動などが実を結び、04年の46社から約2倍に増加した。

 最近では東京、箱根、京都といったゴールデンルートに加え「九州に足を延ばすコースも出始めている」(JNTO)という。一般的な商品は12日間で、価格が日本円で約32万円から48万円ほどのものが多い。いずれも伝統文化と体験を組み込んだ商品が好まれている。

 E−ラーニングは06年に開始。初、中、上級の3コースで、初級では一般的な観光情報を、上級では長寿国日本での「癒し」スポットなどの情報を説明文で掲載。いずれも文章を読んで設問に答える形式。全コースを受け一定点に達すれば合格となる。今年試験に合格した販売員は342人。各コース修了者数は計3488人。



外客向けファッションツアー実施 東京・原宿神宮前商店会
日本のファッションへの関心は強い

 東京の原宿神宮前商店会(八木原保会長)は、外国人観光客を対象に原宿・表参道エリアにあるファッションブランド店を案内する「原宿ファッションガイドツアー」を7〜22日に実施した。原宿を訪れる外国人観光客が増加している中、ファッションの流行発信地としての原宿を知ってもらうのが狙い。

 同ツアーは今年で2回目。ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の一環で実施された。

 参加した外国人観光客は、ラフォーレ原宿など若者に人気のファッション・ブティックを中心に11店舗を通訳ガイドと共に見て巡った。今年は買い物をする時間も設けられ、ハローキティなどキャラクターグッズを販売する「キディランド」にも立ち寄った。

 ツアーは1日1回で所要時間は1時間30分。各回約15人、計約90人が参加した。そのうち、英語圏が50人、中国が32人、韓国が3人。昨年は英語圏が28人、中国が30人、韓国が33人で、今年は英語圏の参加者が多かった。八木原会長は、「ツアーが原宿の良さを理解してもらうきっかけとなってもらえれば」と話す。
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