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  地域観光 ■第2457号《2008年2月23日(土)発行》  

山形県、独自色の強い観光サービスを認定へ

 山形県は13日から、優れた県産品の認定、PRを行う「山形セレクション」事業の「観光・関連サービス分野」への申請受付を始めた。地域の特色を生かした独自色の強い観光サービスなどを認定し、他分野でセレクション品に認定された県産品とともに統一PRを行う。県外で知名度の低かった観光サービスや資源を、統一ブランドの付与により強力にPRする構えだ。

 今回認定を行うのは、観光・関連サービス分野のうち、地域観光資源を生かした独自性ある観光サービスを認定する「資源活用観光」部門。例えば、ガイドツアーや地域ぐるみでの統一食事メニュー提供などのサービスを認定対象として想定。

 認定基準である「山形基準」は、(1)(高い品質(2)安全性、安心感への配慮(3)山形の自然、歴史・文化の継承(4)山形の技術、技法の伝承(5)環境への配慮──の5項目。さらに認定分野ごとに細かな基準を設定する。資源活用観光部門は具体的には、(1)地域資源を生かした高い独自性(2)誘客力の高さ(3)サービス水準を高める取り組み(4)自然、歴史、文化などの活用(5)地域特産物などの活用──など。

 同部門には観光ガイド個人の認定なども視野に入れるが、今回は、地域やグループなどでサービスを「集団化」「統一化」しているものに限定した。また、今後、歴史、文化、自然の各観光資源、観光地、温泉地の各部門の設定を検討していることや、高品質ながらも観光資源としての認知度の低い、地域密着型の観光サービスを掘り起こす意図から、同部門では観光地、温泉地の取り組みは認定対象から除外した。

 県観光振興課は、「山形には世界に誇れる品質にもかかわらず知られていないものが多い。認定により積極的に県外へ発信していきたい」と認定事業に意欲を示した。申請期間は3月4日まで。応募、問い合わせは同県観光振興課(TEL023・630・2104)。

 山形セレクション事業は05年からスタート。観光のほか農林水産分野、加工食品分野、地場産業型工業分野についてそれぞれ基準を儲け、県産品を認定。統一ブランドマークを付与し、知事によるトップセールスなどでのPRを行っている。



愛知・知多半島が東京で物産展、政府要人も応援
あいさつする冬柴大臣(右)と伊藤衆院議員

 知多半島(愛知県)の観光や農林水産物などをPRする「頑張ろう 知多半島物産展」が14日、東京・永田町の憲政記念館で開かれた。地元のJAや10市町などでつくる実行委員会が主催。フグや知多牛などが振る舞われ、国会議員や官公庁職員、観光関係者など500人以上の招待客で大盛況となった。

 水揚げされたばかりのフグ120キロ分の刺身は、直径2メートルの常滑焼の大皿に盛り付けられた。知多産牛のヒレ肉料理や地酒など知多半島の山海の幸が会場を埋め尽くした。観光パンフレットなども配布し、知多半島の魅力を紹介した。

 冬柴鐵三国土交通・観光立国担当相、二階俊博・自民党総務会長をはじめ、閣僚や自民党役員も多く来場。冬柴大臣は、「知多半島の素晴らしい食を観光に活用してほしい。皆さんの熱気に負けないよう観光振興に取り組みたい」とあいさつした。

 会場では、地元選出の伊藤忠彦衆院議員(愛知8区)がマイクを握り、知多半島の魅力をアピール、「今回は10市町の農、商工、水産、観光が連携した。活性化に向けてがんばっている知多半島を応援してほしい」と訴えた。



静岡県、伊豆ブランド創生事業の成果を発表
県知事賞を受けるビックシャワー実行委

 静岡県は14日、3カ年計画で実施している伊豆の観光ブラッシュアップ事業「伊豆ブランド創生事業」の成果発表会を東京都内で開いた。伊豆半島のPRに努めた優秀な団体を表彰。県知事賞を受賞したのは下田の若手経営者で結成する「ビックシャワー実行委員会」、県産業部長賞に「稲取観光協会」、審査員特別賞に「土肥温泉旅館組合」がそれぞれ受賞した。

 発表会では杉山栄一静岡県産業部長が「事業を始めてから宿泊、観光客が増え成果が出ている」と手ごたえを述べた上で、「来年3月に富士山静岡空港が開港し、また、4月は産業部振興局観光コンベンション室を独立させ、観光局となる。観光に対する熱い思いを感じてもらいたい」とあいさつした。

 県知事賞を受賞したビックシャワー実行委員会は、ビーチでのヨガ体験など、海を生かした健康増進事業を観光資源化する「海洋浴の郷づくり」を行う。稲取温泉観光協会は、観光産業の担い手育成のための研修などを取り組む「稲取温泉のブランド化推進事業」、土肥温泉旅館組合は、恋人をターゲットに実施した「恋人の里『とい』ブランド化事業」と、「国道136号線崩壊・風評対策事業」が評価された。

 発表会では伊豆観光推進協議会が主催する会員クラブ「伊豆ファンクラブ」が3月1日に発足することも発表された。

 発表会には歌手の研ナオコさん、フリーアナウンサーの千野志麻さんらが駆けつけ、伊豆の魅力をアピールした。



 
石狩市、雪上車体験を冬季観光の目玉に

 北海道石狩市は12日、除雪車に乗ってもらい、迫力ある除雪体験をしてもらう事業を始めた。冬の北海道ならではの事業だが、「道内でも初の試み」(商工労働観光課)という。今回は本格的な事業化に向けた観光需要調査を兼ねて実施する。

 体験事業期間は3月22日までの40日間。市道を使って除雪ロータリー車(運転者含め3人乗り)と除雪トラック(同2人乗り)=写真=をそれぞれ1台走らせる。運転はできないが「雪をかき分ける豪快なシーンは必見」(同)とか。

 搭乗時間は5分。料金は大人2千円、子ども1千円、カップル3千円と設定した。

 20日には、札幌広域圏組合(石狩管内8市町村で構成される特別公共団体)が冬季観光資源視察調査の名目で搭乗体験したという。

 将来は、石狩浜を乗客搭乗車に改造した除雪車で走行、日本海の荒波を間近にみてもらう体験事業も視野に入れている。



 
教育旅行の柱に本物体験 長崎県がプログラム作り
日本で唯一の炭坑体験ができる池島

 激減した修学旅行を呼び戻そうと長崎県が体験型教育プログラムに力を注いでいる。つくりものでない「本物の体験」が、長崎県の教育旅行の新しい柱に育ちつつある。県は、平和教育のスローガンだけに依存しない修学旅行の受け入れ態勢整備に本腰を入れて取り組んでいる。

 被爆体験のある長崎は広島とならぶ平和教育のメッカ。1990年には小中高生合わせて年間95万人の修学旅行生が長崎県内に宿泊した。それが06年は39万人。16年間で59%減少した。少子化で全国の小中高生数はこの間2037万人から1428万人に減っているが、減少幅は30%だ。

 一方、やはり平和教育が売り物の沖縄を訪れた小中高の修学旅行生は、90年に7.1万人だったが、06年は43.6万人になった。同じ16年間でこちらは6倍に増えた。

 危機感を持った長崎県が着目したのが体験型の教育旅行だ。02年1月に同県松浦市に設立された「NPO法人体験観光ネットワーク松浦党」が推進する農林漁業体験プログラムの開発を支援。現在では90種類の体験プログラムと漁村・農村民泊の受け入れ民家約500戸が整った。

 02年に170人だった松浦市内の修学旅行宿泊者数は、03年484人、04年4199人、05年4798人、06年7563人と急伸。同ネットワークの取り組みは、農林水産省と都市農山漁村交流活性化機構が主催する「オーライ!ニッポン大賞」で06年度の内閣総理大臣賞を受賞した。

 ただ、修旅生の71%は長崎市内に宿泊していることから、同市内での体験プログラムの充実が重要になってくる。

 長崎県が3分の2、長崎市が3分の1を負担して建設、05年に開館した長崎歴史文化博物館。07年は6万人の修旅生が訪れた。長崎原爆資料館とともに教育旅行の定番スポットの地位を固めつつある。オランダとの交流の歴史の紹介や、踏み絵などキリシタン関連資料、陶磁器・べっ甲など伝統工芸品の展示等をしている。館内に復元した長崎奉行所も人気だ。

 体験型プログラムも重視。長崎銀細工、長崎刺繍、長崎やけんステンドグラスなどの伝統工芸体験工房を館内に設けた。

 長崎市には珍しい産業遺産もある。01年に閉山した日本最後の炭坑の島「池島」だ。ここは炭坑の入坑体験ができる日本で唯一の場所。炭坑の島というと同じ長崎市の端島(通称、軍艦島)が有名だが、こちらに上陸することはできない。池島には現在も約400人が居住しており、小中学生も20人いる。

 池島では実際の炭坑にトロッコで入坑して中を見学することができる。さらに炭坑マンの社宅跡や港の石炭積み出し場など島内の炭坑遺跡群をバスで見てまわる。

 坑内見学は03年に開始。これまでに32団体、2千人が体験した。そのうち修旅の受入実績は累計28校。中でも千葉県立幕張総合高校は03年から毎年訪れているという。

 炭坑の管理会社、三井松島リソーシスの松浦雄二部長代理によると、生徒たちの反応は「斜坑のトロッコはディズニーランドのアトラクションより迫力がある」「日本の近代化の歴史がよく分かった」など上々のようだ。

 地場の本物の価値が修旅を呼びはじめた。

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