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トラベル ■第2449号《2007年12月15日(土)発行》  

年末年始の旅行、国内・海外とも微増 JTB調べ

 JTBがこのほど発表した年末年始(12月23日〜来年1月3日の12日間、出発日基準)の宿泊旅行の見通しによると、総旅行人数は0.2%増の3009万4千人で、うち国内旅行人数は0.2%増の2945万人、海外旅行人数も0.2%増の64万4千人。一般的な休みは12月29日〜1月3日の6日間で昨年より1日多く、4日を休めば6日までの9連休で遠距離旅行も可能。曜日並びに恵まれ、わずかながら昨年を上回る人出を予測している。

 企業収益の先行き不透明感や原油高による生活用品の相次ぐ値上げ、冬のボーナス水準は企業規模により違いが出るなどマイナス要因はあるが、同社のアンケート調査では年末年始に「旅行に行きたい」と答えた人は昨年を4.5ポイント上回っており、旅行意欲は旺盛だ。

 平均的な旅行費用は国内が0.1%増の3万4210円、海外が2.0%増の21万4700円との見込み。

 国内旅行では「ホワイトイルミネーションが輝く北海道や本格リゾートの沖縄が人気」とJTB。リッツカールトンやペニンシュラなど都心のラグジュアリーホテルは大晦日、元日ともに軒並み満室。「高額プランから予約が入る傾向があった」。

 海外旅行はヨーロッパと遠距離地域が好調だ。



JR東日本とANAが包括提携、共同で旅行商品造成・販売へ
小懸JR東常務(左端)と伊東ANA副社長(右端)

 JR東日本とANAは6日、「大人の休日倶楽部」や「旅達」会員に対する旅行商品の共同開発や販売協力を行うことで合意した。第1弾は来年3月出発分で、山形県庄内地区と北海道の2方面で共同企画商品として発売する。「陸と空をシームレスに結ぶことに価値がある」(JR東の小懸方樹常務IT・Suika事業本部長)として、両社の強みを生かした商品展開する考えだ。

 同日、ANAインターコンチネンタルホテル東京で共同記者会見し発表した。会見にはJR東から小懸常務、田辺滋取締役営業部長、ANAから伊東信一郎副社長、中村昭彦上席執行役員営業推進本部副本部長が出席した。

 旅行商品については、JR東の大人の休日倶楽部(会員数約74万人)、ANAの旅達(同約72万人)会員に向け販売。片道のいずれかにJR、ANAの利用を入れ、両社のノウハウを生かした特色ある素材を組み込んだ商品とする。庄内商品では、JRは団体エスコート型(1泊2日と2泊3日)、ANAは団体エスコート型と個人型を販売。(1)田中優子法政大教授による特別講演会(2)江戸時代から引き継がれる由緒ある雛をテーマにした観光──などがポイントという。旅行代金は未定。北海道では往路に北斗星まかカシオペアを利用する。

 旅行商品の共同開発にとどまらず、会員に向けそれぞれの商品を提供・販売し、需要拡大を図る。

 旅行商品のほか、カード事業やウェブサイトなどでも提携。ウェブサイトはそれぞれ個人、法人向けサイトを開設しているが、来年秋をめどに、双方のサイトから両サイトの利用が簡単にできるようにする。


KNT、女子高生ターゲットのフリーマガジン創刊
 KNTは14日、新たにフリーマガジンを創刊、首都圏各地で配布を始めた。初めての試みで、旅行会社では珍しい。女子高生をターゲットに定め、恋愛パワースポット特集や旅行予約のいろはなどを盛り込む。20万部を配布予定。旅行商品を直接掲載せずに旅行意欲の喚起を図り、卒業旅行需要の拡大を狙う。

 フリーマガジン「KNTaste(ケイエヌテイスト)」は24ページ建て。タレントへの巻頭インタビューのほか、横浜・東京の夜景スポットなどを紹介。オリジナルキャラクターを使い、旅行予約の基本知識などを説明するコーナーも加えた。「前払い金の仕組みなど、知らない高校生は多い」(橋屋哲・首都圏メイト事業部企画5課長兼販売促進課長)ため。

 KNTが今期初めて統一キャラクターを設定し売り出した、高校生向け卒業旅行商品の販売戦略の一環。フリーマガジンのような20〜34歳女性に訴求する手法を採用することで、「実年齢よりも背伸びしたい女子高生層に訴える」(橋屋課長)。

 今回のフリーマガジンの発刊には旅行パンフレットの将来像も視野に入れる。橋屋課長は「制作費の負担を旅行費用に転嫁するのではなく、広告収入などによりできるだけ自社で稼ぎ出すような形がないかという試行の1つ」と話し、今回の取り組みへの意欲を見せた。

 KNTasteは、在首都圏各支店周辺のほか、受験会場で配布予定。来年2月2日まで、東京急行電鉄運営の売れ筋商品をランキング形式で紹介・販売するショップ「rankKing rankQueen(ランキンランキン)」にも、旅行グッズとともに配置する。


日本旅行とビッグローブが連携、サイト立ち上げ温泉宿紹介
 日本旅行とインターネット・ポータルサイト「BIGLOBE(ビッグローブ)」を運営するNECビッグローブは5日、厳選された温泉宿と周辺情報を紹介するサイト「BIGLOBE温泉」(http://travel.biglobe.ne.jp/onsen/)を開設した。日旅の温泉旅行サービスでの実績とビッグローブのサイト上での評判をもとに、1泊2〜3万円程度の温泉宿を選び、紹介。オンラインによる予約も行えるようにする。まず、100軒の宿を紹介し、今後は毎月20軒ずつ追加する。

 サイトでは、「源泉かけ流しの宿」「露天風呂付き客室のある宿」など、様々な切り口での宿選びが可能。口コミ情報も充実させた。また、あらかじめ撮影した室内の様子をカメラで動かすように確認できる「サークルビュー」機能を搭載した。
グルメ情報や、チェックイン前後の3時間を有効に過ごすための観光ガイドなど、エリア情報コンテンツも提供する。当初は箱根、草津など10カ所を紹介。毎月2カ所ずつ追加する。

 両社ではサイトの内容充実により、1年後に月間1千万ページビューを目指す。


屋久島にバイオトイレを寄贈 阪急交通社
 阪急交通社は15日、世界自然遺産の屋久島に環境保全型トイレ(バイオトイレ)を設置する。阪急創立100周年記念事業の一環。

 ログハウスタイプのバイオトイレは幅約4メートル、奥行き約2メートル、高さ約3メートルで、洋式便器2基を設けた。同日、現地で日高十七郎屋久島町長や同社関係者らが出席し、オープニングセレモニーが行われる。
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