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観光行政 ■第2445号《2007年11月17日(土)発行》  

エコツーリズム大賞に「霧多布湿原トラスト」環境省
 環境省は今年度の「エコツーリズム大賞」に、北海道浜中町の認定特定営利活動法人「霧多布湿原トラスト」を選んだ。トラスト活動という形で地域の環境保全から始まった取り組みが、エコツアーや地域貢献活動との連携により、エコツーリズムとしてより深く、より大きく展開している姿勢が評価された。

 第3回目となる今回は全国から64件の応募があり、審査委員会(委員長・下村彰男東大大学院教授)での審査の結果、大賞1件、優秀賞3件、特別賞6件が選ばれた。

 大賞を受賞した同トラストは、ラムサール条約登録湿地である霧多布湿原の保全を進めるとともに、修学旅行生などを対象にエコツアーを実施している。今年度は地元の食材を使った「ワンディシェフ」というプログラムにより地元(特に主婦層)への還元を図ったり、地域と都市部を結ぶ自然保護の試みとして東京の多摩動物公園とのパートナーシップを結ぶなど、「活動の幅を広げている」(同省)点も高く評価された。

 また、優秀賞に選ばれた三重県鳥羽市の「海島遊民くらぶ」(有限会社オズ)は、地元漁師や旅館の若女将など宿泊関係者が共同でエコツアーに協力参加するスタイルをとっており、「今後、他地域へのモデルになることが期待される」として選ばれた。

 表彰式は18日、神戸市で開かれる「エコツーリズムシンポジム」席上で行われる。

 その他の優秀賞、特別賞は次の通り。

【優秀賞】
いしかわ自然学校(金沢市)▽させぼパール・シー株式会社(長崎県佐世保市)
【特別賞】
体験村・たのはた推進協議会(岩手県田野畑村)▽二戸市楽しく美しいまちづくり推進委員会(岩手県二戸市)▽裏磐梯エコツーリズム協会(福島県北塩原村)▽有限会社リボーン(東京都新宿区)▽高山市乗鞍山麓五色ケ原の森(岐阜県高山市)▽針江生水の郷委員会(滋賀県高島市)


「環境整えば要件緩和も」、中国団体観光ビザで国交省幹部が見解

 国土交通省の本保芳明・総合観光政策審議官は6日、専門紙向けの定例会見で、中国からの少人数の訪日旅行に対する観光査証(ビザ)の発給実現に関して「さまざまなレベルで働きかけている。法務省が今月20日から指紋採取などを伴う新しい入国審査手続きを導入するが、外国人の入国管理などの環境が整えば、ビザの発給も条件が緩和しやすくなるのではないか。そうした流れも見ながら取り組みたい」とコメントした。

 中国からの訪日客拡大では、「富裕層の受け入れが、すそ野を広げる意味でも、受け入れ側の期待の上でも重要」と指摘。ただ、少人数旅行者への観光査証発給は失踪者対策などの課題があり、実施されていない。「一度に大幅な変化は期待できないが、少しずつ実現に近づけたい」と語った。

 訪日外客数の今年の見通しについては、「9月末までで前年対比13.7%増。残り3カ月が昨年の実績をわずかに下回って推移したとしても、800万人を超す数字は達成できる」との見通しを示した。

 来年の目標数値では、「市場ごとに数字を積み上げて設定したい」として、国際観光振興機構(JNTO)の海外宣伝事務所などから努力目標を含めた数値を集計した上で設定すると説明した。

 また、アメリカからの訪日客数が低調なことに関して、「ニューヨーク、ロサンゼルス、2カ所のJNTO事務所だけでカバーできるのか。レップ(マーケティング代行業)の活用なども選択肢の1つとして対策を考えたい」と述べた。



叙勲伝達式、都内で開催 国交省

 秋の叙勲受章者に対する国土交通省の伝達式が9日、東京都千代田区のグランドプリンスホテル赤坂で開かれた=写真。受章者は334人。旭日小綬章を受けた日本観光旅館連盟会長でサンレーグループ代表の佐久間進氏(72)=福岡県北九州市=をはじめ、観光事業振興功労として各章を3氏が受章した。

 旭日双光章は、山佐別館「山佐本陣」社長で国際観光旅館連盟中国支部副支部長の臼井正一郎氏(70)=岡山県岡山市=、スカイツアーズ社長で全国旅行業協会沖縄県支部長の堤朗氏(70)=東京都武蔵野市=が受章した。

 式辞で冬柴鐵三国土交通相は「各界で国の発展、公共福祉の増進に寄与されてきた皆さまの輝かしい功績に深く敬意を表したい。今後の一層のご精進とご健勝を祈念します」とあいさつ。中綬章以下の受章者に勲章などが手渡された。

 大綬章、重光章の受章者に対しては6日に皇居で親授式、伝達式が行われた。


来秋にハイレベル会合の開催決定 OECD観光委

 経済協力開発機構(OECD)の第80回観光委員会が8、9の両日、パリで開かれた=写真。南アフリカなど非加盟国のオブザーバー参加を含めて29カ国の代表が出席。来年10月に次官級の役職の出席を想定したハイレベル観光委員会を開催することを決めた。ハイレベル会合の議題は「観光経済とグローバライーション」などを予定している。

 今回の日本側出席者は、国土交通省観光資源課の水嶋智課長、OECD日本政府代表部の鶴田浩久一等書記官。

 来年10月に予定するハイレベル会合は、観光委員会の80回開催を記念した企画。会場はパリもしくは立候補国。会合の議題は、(1)観光経済とグローバライーゼーション(2)民間部門との対話(3)観光に関連する政策分野との連携強化──。議論をふまえて観光政策に関する共同声明を発表する考えだ。

 調査プロジェクトでは、観光プロモーションの投資効果に関する調査を実施する方針を決めた。各国が観光客誘致のために展開するキャンペーンや事業の投資効果を共同で研究する。


いい夫婦の日、ベストパートナーにヒロミ・松本伊代夫婦
11月22日の「いい夫婦の日」のベストカップルはタレントのヒロミと松本伊代夫妻に。
愛する気持ちは「変わらない」と声をそろえた

 「いい夫婦の日」をすすめる会(桂文珍名誉会長)は今年の「パートナー・オブ・ザ・イヤー」にヒロミ、松本伊代夫妻を決定し12日、東京都の明治記念館で授賞式を行った。11月22日(いい夫婦の日)にあわせて一般からハガキやインターネットなど3万4582件の応募があり、夫妻には「いつまでも変わらず友達のように仲が良い」といった声が多く寄せられた。

 当日は明治記念館にちなみ和の結婚式を演出。夫婦のイメージに合わせ、紅白の鶴が舞うケーキにナイフを入れる場面もあった。思いがけない演出に「今年でちょうど結婚して15年目。もう一度結婚式をしているよう。これからもいい夫婦でいられるように頑張りたい」と互いに目を合わせた。

 夫婦円満の秘訣は「良い意味で干渉しないこと。朝、子供を送り出した後にご飯を食べに出かけ、デートをしています」と話した。
 
 いい夫婦を進める会は、夫婦を単位とした新しいライフスタイルの啓発などを目的に発足。異業種の企業、団体で構成している。
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