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旅館・ホテル 第2428号《2007年7月14日(土)発行》  

「AED」の導入進むも、旅館の反応やや鈍く

 心臓に電気ショックを与えて鼓動を回復させるAED(自動対外式除細動器)の導入が、運輸機関や公共施設などを中心に進んでいる。宿泊業界でも導入する施設が増えつつあるが、まだ少ないのが実情のようだ。「シティホテルやチェーンホテルに比べ、旅館の対応は鈍い」との指摘もある。1台当たり30〜40万円と高く、また使う機会はそう多くないこともあり、必要性を感じていないようだ。しかし、一般企業の中にはAEDをCSR(企業の社会的責任)に活用し、企業イメージ向上や社員の安全確保に努めているところもある。高齢人口が増える中、不測の事態に備えた体制整備は欠かせない。

 AEDの普及に熱心なのがKNTの仙台イベントコンベンション支店。今年3月、日本赤十字社の協力を得て、観光サービス業者を対象に救急時対処セミナーを開き、AEDを用いた心肺蘇生法の実技などを行った。同支店は近旅連東北連合会総会でも同様のセミナーを実施した。

 メーカーと組んで普及に努めており、「AEDを備える宿泊施設が一軒でも増えてくれれば」と吉田秀政課長。中高年の利用が多い観光業界だけに「救急体制の整備にもっと目を向けてほしい」と強調する。

 ホテル安比グランドを運営する岩手ホテル&リゾートは昨年8月からAEDを導入し、現在、ホテルや安比高原スキー場など4カ所に設置している。「導入時に社員教育を行い、以降定期的に講習の機会を設けている」(広報宣伝部)。

 和歌山県の南紀勝浦温泉旅館組合は加盟施設にAED導入を呼びかけ、ほとんどの施設が応じたという。05年、宿泊客が意識を失い死亡する事故があり「AEDがあれば助かったのではないか」と言われたのがきっかけだ。

 天龍寺(京都市)に先月、AEDを搭載した清涼飲料水の自動販売機が登場した。今年の大型連休中、境内の階段で70代の男性が倒れ、救急車のAEDで命をとりとめるというケースがあり、観光客の万一の事態に備えることにした。AEDは自販機の中央部ポケットに収納されており、誰でも扉を開けて使える。

 AEDを備えたこうした自販機は徐々に増えており、福知山市夜久野高原にある「やくの温泉」にも今春設置された。

 心筋梗塞などで心肺停止状態になった人が、何らかの措置を施して蘇生するのは救急車が来るまでの4〜5分といわれる。救急隊員が措置を始めるまでの時間別生存率(1カ月後)は発見から3分以内なら11%、10分以上は4.5%にまで下がるという消防庁のデータもある。

 AEDの国内シェアトップを誇るフクダ電子。現在、ハートスタートFR2と同HS1の2機種を販売している。FR2は音声に加え、ディスプレーに漢字、ひらがな、カタカナで操作指示が表示されるので、周辺が騒がしい場所でも使用できる。HS1は心肺蘇生法のコーチング機能がついている。価格は1台あたり30〜40万円。

 ACLS事業部の杉谷雅史部長はAEDの普及状況を新聞報道に例え、「初期段階は設置に関する報道が多かったが、今ではAEDでの蘇生に関する報道(中期)が中心になっている。将来は使うべき時にAEDがなかった、使えなかったという報道になるだろう」と見る。そうなった場合、企業の社会的責任が問われかねない事態も起きそうだ。

 AEDは公共施設を中心に普及が進み、全国で7万台以上が設置されているといわれる。「宿泊施設についてはシティホテルや全国展開のチェーンホテルで導入されているが、旅館はまだ少ないようだ。高齢者も多く泊まる旅館こそ、もっとAEDに関心を持つべきだ」と杉谷部長はアドバイスする。



加賀屋副社長の小田氏、日本の青年会議所次期会頭に内定
小田氏


 日本青年会議所は5日、次期会頭に加賀屋(石川県・和倉温泉)の取締役副社長、小田與之彦氏を内定したと発表した。任期は08年1〜12月。

 小田氏は1968年10月13日生まれ。慶應義塾大学商学部とコーネル大学大学院ホテル経営学部を卒業。丸紅やシェラトン・ワイキキ・リゾートホテルに勤めた後、99年6月から加賀屋に。

 日本青年会議所は全国の青年会議所の総合調整機関。よりよい社会づくりを目指し、ボランティアや行政改革など社会的課題に取り組んでいる。

 小田氏は「すべての人が自信と誇り、愛着を持てる国や地域づくりを行っていく1年としたい」と抱負を語る。



リーガロイヤルホテル大阪のメーンロビーが完成

 リーガロイヤルホテル(大阪市北区、川越一社長)は4日、同ホテルメーンロビーの完成披露セレモニーを館内で行った。

 完成したロビーのテーマは「日本の自然・日本の美」。じゅうたんは鮮やかな緑色、ガラスの光天井は和紙を使い、木漏れ日をイメージ。朝、昼、夜と光の種類を変えて空間を演出。同ホテル開業当初からある金蒔絵の柱はそのまま生かした。

 同ホテルの運営会社ロイヤルホテルは、森トラスト(森章社長)との資本業務提携を機に、平成18年度からを「第二創業期」と位置づけ、改装費100億円を投じて事業強化を進めている。

 テープカットは関淳一大阪市長、森章・森トラスト社長、タレントでエッセイストの藤本統紀子さん、バイオリニストの寺田聡子さん、同ホテルの佃孝之会長、川越一社長が行った=写真。



リニューアル1周年、7月から新源泉を使用 下部ホテル
「ほたるの湯」檜風呂


 下部ホテル(山梨県身延町下部温泉郷)が昨年8月1日のリニューアルオープンから1周年を迎える。今年7月からは新たに身延町が掘り当てた源泉を館内の浴場施設に配湯するなど、さらなる魅力作りを進めている。

 同ホテルは開業80年の老舗。名優石原裕次郎が長期滞在した裕次郎ゆかりの宿でもある。

 昨年のリニューアルでは、浴場と食事どころを新しく、湯上がりラウンジと足湯コーナーを新設した。浴場は従来施設を取り壊して大浴場と5つの露天風呂を新設。浴場総面積を従来の約2倍に広げた。露天風呂には檜風呂、岩風呂、陶器風呂、鉱泉風呂、サウナ風呂を設置。バリアフリー対応の貸切風呂やマッサージルームも新設するなど、幅広い層の志向にこたえた。

 食事どころはオープンキッチンとし、調理の風景を楽しみながら、できたての郷土料理を味わえるよう、工夫を凝らした。

 新しい源泉は、身延町が旧下部町のほたるの養殖地「湯町ほたるの里」で昨年4月に掘削に成功。今年7月から、昨年リニューアルした浴場「ほたるの湯」に配湯した。従来源泉は約30度の冷泉だが、新しい源泉は50度と高温。泉質はアルカリ性が高い硫酸塩泉。

 同ホテルは7月21日から8月26日まで、恒例の夏休みイベントを開催。ヤマメのつかみどりとマス釣り、縁日、盆踊り、砂金採り体験など、家族向けの企画を用意している。



9月に新宿駅南口に新ホテル サンルートホテル

 JTBグループのサンルートホテルチェーン(東京都豊島区、二階堂普一社長)は9月7日、JR新宿駅南口に「ホテルサンルートプラザ新宿」を開業する。

 「ホテルサンルート東京」を立て替えのため05年3月末に閉館。跡地に新たに建築しているもの。森トラスト(東京都港区、森章社長)とJTBエステート(東京都豊島区、志賀典人社長)が共同で建物を所有。サンルートの直営ホテルとして運営する。

 JR新宿駅南口から徒歩3分の立地。地上14階、地下1階で、3階から14階が客室。総客室数は624室(シングル448室、ダブル40室、ツイン127室、ユニバーサルルーム9室)。1階にイタリアンレストラン、2階に和風バーを出店する。大会議場1室、小会議場3室も備える。

 シングルは広さ15.75〜28.20平方メートルで1万4800円から。ツインは23.12〜28.20平方メートルで2万5200円から。シモンズ社製ベット、ロフテー社製サンルートオリジナル快眠枕、無料高速インターネット回線、地上波デジタル対応液晶テレビなどビジネスマン向けの最新設備を導入する。


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