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 旅館・ホテル　第2415号《2007年4月7日（土）発行》  

長野県湯田中渋温泉のあぶらや燈千がリニューアルオープン
新設の個室岩温浴

　長野県湯田中温泉のあぶらや燈千がこのほどリニューアルオープンした。リビングルームやベッドルームが付いた新タイプの客室を備えたほか、これら客室の宿泊客向け専用ラウンジを新設。湯田中で初という個室の「岩温浴」も新設した。

　新しい客室は5室。和室＋リビングルームが4室、ベッドルーム＋畳リビングが1室。最も広い客室は約60平方メートルあり、トイレなど水周りも広々としている。

　ラウンジは新客室と、従来の露天風呂付き客室の宿泊客専用。「団体客と個人客が別々に過ごせる空間を」と開設した。暖炉を備え、音楽や読書を楽しむスペースがある。カプチーノやソフトドリンクを無料で提供する。オープンテラスラウンジも併設している。

　岩温浴は2人で利用できる個室を2室備えた。宮崎県の鉱山から砕石した「天照石」を使っている。

　このほか、個室の食事どころを6室増設。17室から23室に増強した。宴会場は3室新設。フローリングのテーブル席で、約10人が利用できる。3室をつなげての利用もできる。車椅子でもスムーズに動けるように段差をなくした。朝食バイキング会場は表層リニューアルにより、より落ち着いた空間となった。


ゆのくにの森、金箔の館を全面リニューアル
　ゆのくにの森（石川県粟津温泉）はこのほど、園内の「金箔の館」を全面リニューアルした。地元金沢の純金箔と金糸畳で装飾した「黄金の間」を開設した。総投資額は1500万円。

　ゆのくにの森は、北陸の伝統工芸を体験できるテーマパーク。13万坪の敷地内に江戸・明治時代の豪農の民家や50種類以上の伝統工芸を体験できる11の館がある。

　新設した黄金の間は、「食・伝・美・福」の4つのゾーンで展開する金箔の館に開設した。

　来年6月に開設20周年を迎えるゆのくにの森は、園内各施設のリニューアルを進めている。今後もリニューアルを進め、「個人型の旅行ニーズに対応した質の高い魅力あるゾーンづくりに取り組む」方針だ。

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