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地域観光 第2412号《2007年3月10日(土)発行》  

ふるさとイベント大賞、岐阜のフラワーアート展が受賞

 財団法人地域活性化センター主催の第11回「ふるさとイベント大賞」の表彰式が5日、都内のホテルで行われた。大賞受賞は岐阜市の「岐阜フラッグアート展2006」で、関係者に表彰状が手渡された(写真)。

 選考対象は昨年1年間、市区町村で開催されたイベント。今回は211の応募があった。

 大賞を受賞した岐阜フラッグアート展06は、市商店街振興組合連合会が主催しており、縦3メートル、横1.8メートルの大きな布に描かれた色彩鮮やかなアートが市中心市街に掲げられる。

 春には市内の小中学生を対象に開催される「子ども展」、夏には地域のイベントなどのフラッグを掲げて岐阜を訪れた観光客に情報発信を行う「メッセージ展」、秋には、フラッグアートを全国公募する「公募展」の3本立てのイベントとなっている。

 選考にあたっては、日本で初めて企画されたフラッグアート展であること、1年間に趣を異にする3つの展示形式をとっている斬新さ、独創性などが高く評価された。



近畿6府県、春の観光は花をテーマに

 近畿6府県はこのほど、都内で旅行会社らを集め、観光情報交換会を開いた(写真)。共通テーマである「花・華・はなのある近畿」にちなみ、春の観光シーズンに向けた情報を発信した。

 奈良県は桜の名所・曽爾村をPRした。村には、国の天然記念物「屏風岩」のふもとに山桜が咲く屏風岩公苑がある。見ごろは例年4月中旬で、5月上旬まで屏風岩や桜をライトアップする。

 和歌山県は「電車に乗っていちご狩り」のイベントをアピールした。和歌山電鉄貴志川線で貴市駅まで利用の場合は、いちご狩り料金が2割引きとなる特典がつく。

 21日から始まるのが滋賀県の「国宝・彦根城築城400年祭」。会場の周辺には堺公園のバラ園、はなショウブ園があり、回遊ルートとして売りこんでいた。

 京都府は10日から21日まで行われる「東山花灯路」を紹介。清水焼や京銘竹など5種類の露地行灯約2400基を設置し、観光客を幻想ムードに包み込む。

 大阪府は4月13日に大鳥神社で開催される「花摘祭」を取り上げた。また、兵庫県は、マアマゴの稚魚「花垂れ」を紹介した。



滋賀県立陶芸の森でタヌキをテーマに展覧会
ユニークな「狸」を展示

 信楽に狸が集結──滋賀県立陶芸の森(甲賀市)は3月17日から6月3日まで、特別展「ようこそ!たぬき御殿へ~おもしろき日本の狸表現」を開く。全国各地の狸の焼き物や絵画、文学など約130点の作品を展示し、日本人が表現してきた狸像をたどる。狸にスポットをあてた展覧会は珍しい。

 「分福茶釜」や「かちかち山」などの昔話や記録から、日本人の抱く狸像を紹介するほか、米国の現代アーティストによる、コーラを手にしたユニークな狸像「アメリカン・タヌキ・イン・ジャパン」や、江戸時代に作られた最古の信楽焼の狸、桃山時代の狸面など、陶磁器の狸65点も披露する。

 会期中には、陶芸作品を使った「狸茶会」や、期間限定の「たぬきカフェ」も開催する。

 問い合わせは陶芸の森、(TEL)0748・83・0909。


箱根町活性へシンポジウム
活性化について活発な意見が飛び交った


 明治以来多くの外国人観光客を「おもてなし」してきた観光資産「ハコネ」を見つめ直して再活性化しようと、観光振興懇話会(TPA、作古貞義会長)と箱根町(山口昇士町長)は2月27日、「シンポジウム 国際観光地『ハコネ』の活性化を考える」を湯本富士屋ホテルで開いた。箱根の観光事業者ら約140人が参加した。日本にある6つの観光学会の主導的立場にある学識経験者で構成するTPAの調査委員会が中心となり、箱根町と共同主催したもの。総合司会は田中掃六TPA理事が行った。

 山口昇士箱根町長は「観光客2千万人、宿泊客500万人を当面の目標にしているものの、バブル期の91年に記録した観光客2247万人、宿泊客556万人にはほど遠い状況だ。箱根は成熟した観光地で難しい課題も多いが、外部の識者の声を真摯に受けとめる謙虚さが必要だ」とあいさつ、シンポジウム開催の意義を強調した。TPA顧問の藤野公孝国土交通大臣政務官と中野正志自民党国土交通部会長からの祝電も届いた。

 観光カリスマ100人のうちの1人でもある斉藤文夫神奈川県観光協会長は基調講演で「05年に神奈川県を訪れた観光客は、1億6116万人で、宿泊客が1276万人、日帰り客が1億4840万人だった。そのうち外国人観光客は120万人で、うち42万人が箱根町を訪れている」と国際観光地ハコネの現状を紹介。「外国人観光客を増やすことが天下のハコネの活性化につながる」とした上で「訪日外国人客の62%は韓国、中国、台湾、香港から来ている。受け入れ態勢の整備が大事」と述べた。

 作古TPA会長がコーディネーターを務め、山口町長、数馬勝箱根町観光協会理事長、岡本伸之TPA理事がパネリストとして参加した「第1部シンポジウム」では、「ハコネの名前ばかりが先行している。外国人が不自由なく旅行できる環境を整える必要がある」「東アジアからのお客さまに心の底から『ウエルカム』の気持ちを持たなければならない。相手は敏感だ」(山口氏)、「箱根町が誕生して50年だが地域ごとの一体感に欠けている。相互連携が必要だ」(数馬氏)、「企業にも観光地にも寿命があると言われている。ただ、環境の変化に対応し、顧客の欲求を満足させることができれば、復活も永続もできる。箱根にはそれだけの魅力がある」(岡本氏)などの意見が出された。

 「第2部参加者とのミーティング」には、山口祐司TPA会員をコーディネーターに、榎本孝弘箱根温泉旅館協同組合副理事長、高橋正美富士箱根ゲストハウス代表、竹澤政子箱根湯本芸能組合理事、作古TPA会長、井上博文TPA会員、岡本TPA理事、田中TPA理事、淡野民雄TPA理事の各氏がコメンテーターで登壇した。

 一般参加者で長年芦ノ湖畔に住んでいる男性からは、「箱根は堤康次郎氏、五島慶太氏が開発、旅客輸送に専念し、駅そばの一杯も売らなかった。箱根はそれで潤った。ところが今の旅館はお客を館内に閉じこめていて問題だ。また、箱根には鯉の活き作りという名物料理があるのに観光資源として十分に生かされていない」という辛口の意見も出された。
 TPAでは「観光地の活性化や外国人観光客の受け入れなどに貢献するため、今後も全国各地でシンポジウムを開催していきたい」(高木豊彦TPA事務局長)と話している。



飯山市観光協会が第3種旅行業登録へ
飯山市観光協会の新会長となる江澤氏

 長野県の飯山市観光協会は、2月27日に開いた臨時総会で、4月に有限責任中間法人化し第3種旅行業事務所として登録申請することを決めた。着地型旅行商品の造成に取り組むとともに、法人や団体への直接営業、インターネットでの直販事業も行う。市内200軒の宿泊施設の大多数が民宿やペンションといった中小事業者であることから、大手旅行会社に頼らない、新たな販売チャンネルの開発を進める。

 飯山市は、戸狩、斑尾、信濃平、飯山市街、北竜湖などの観光地を抱える。遅くとも7年後には北陸新幹線の飯山駅が開業する見込みで、今回の旅行業事務所登録は「そのメリットを地域が十分に享受するための観光基盤充実の第一歩」(飯山市観光協会の小泉大輔氏)。

 地域資源を生かした着地型旅行商品で「心癒される日本のふるさと、北信州いいやま」のブランド力を高める。旅行企画は(1)「森林セラピー」「歩く旅」といった健康志向(2)農業などと連携したグリーンツーリズム(3)団塊の世代をターゲットとしたふるさと移住体験(4)「雪」と「日本のふるさと」を全面に出したインバウンド――などを切り口にする考え。宿泊事業者がこの森林セラピーやグリーンツーリズムなどの担い手でもあり、「民宿やペンションに2泊、3泊と、泊まってもらえるようにしたい」と小泉氏。

 飯山市観光協会の会長職はこれまで市長の兼務だったが、新法人の初代会長には高源院(あじさい寺)住職、民宿高原荘オーナーで戸狩観光協会長を務める江澤一遠氏が就任する。江澤氏は、戸狩温泉スキー場再生の取り組みを先導しており、市観光協会の会長として、民間感覚でのその手腕が期待されている。

 5月中旬の旅行業法施行規則の改正によって第3種旅行業者は、営業所の所在地の市町村と隣接する市町村の区域内を対象に募集型企画旅行を実施できるようになる。第3種は、国内の募集型企画旅行を企画できる第2種と比べて、営業保証金や最低資本金の金額が低いため新規参入しやすい。

 飯山市観光協会は任意団体で、現状でも第3種旅行業者の登録は個人事業者として可能だが、この場合、事故発生時の責任が一個人に及ぶという不都合がある。そこで、現状の組織体制を崩さずに移行できる法人格という理由から、営利を目的としないが、収益事業を柔軟に実施できる有限責任中間法人の道を選んだ。

 飯山市観光協会は、「旅行業事務所登録をきっかけにして、協会として地域観光を担う役割をより一層強化するとともに、地域振興に貢献していく」と意気込む。

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