観光庁は７日、酒蔵ツーリズム、街道観光、社寺観光など、共通するテーマで誘客を目指す地域のネットワーク化を進め、情報発信などを後押しする２０１７年度「テーマ別観光による地方誘客事業」で支援先の公募を開始した。１６年度に引き続き実施する事業。応募は３月３１日まで。
支援の対象は、複数の都道府県に位置する５地域以上で構成するネットワーク組織（設立準備組織を含む）。共同プロモーション、共同ウェブサイトの開設、共通パンフレット、周遊クーポンの作成、シンポジウムの開催などの費用を支援する。
支援額は経費総額の１０分の９以内。１テーマ当たり９００万円を上限として１０テーマ程度を支援する想定。
支援先の選定基準は、（１）旅行商品の造成、交通事業者や宿泊施設との連携など誘客への寄与（２）数値目標を掲げた計画や取り組みの具体性（３）参加地域の全国的な広がり―など。
申請書類を作成して観光庁観光資源課に応募する。支援先の決定は４月中旬以降。
