JTBは8月1日、「第13回JTB交流文化賞」の募集を開始した。同賞「組織団体部門」は、地域(観光地)の組織、団体の取り組みが対象。その大きな特徴は、優秀作品に対して旅行商品化などを検討し、受賞後もJTBが受賞地域を継続的に支援することだ。同賞の概要と2012年度受賞地域への支援の事例を紹介していく。
地域活性化に寄与
JTB交流文化賞は、地域に根ざした持続的な交流の創造と各地域の魅力の創出、地域の活性化に寄与することを目的に05年に創設された。組織団体部門のほか、一般旅行者の「交流文化」体験記を対象とした「一般体験部門」、小中学生による交流体験の作文を対象とした「ジュニア体験部門」の計3部門がある。
組織団体部門は国内外を問わず、地域固有の魅力の創出、需要の創造、地域活性化、双方向の文化交流など独自の「持続可能な観光」の取り組みを表彰。観光振興、地域活性化の貢献度を審査基準として、最優秀賞1作(賞金100万円)、優秀賞2作(同50万円)を決定する。
これまでの12回で選考委員特別賞を含め41作品が受賞している。第12回は応募58作品の中から、大館市まるごと体験推進協議会(秋田県大館市)の「本場のきりたんぽ、秋田弁♪、かっちゃが魅力の秋田県大館市」が最優秀賞に選ばれた。
応募締め切りは9月15日(当日消印有効)。