沖縄のマリンレジャー業界、優良事業者の認証制度を創設


 沖縄でマリンレジャーを楽しむ人に各種のサービスを提供する優良事業者(店舗)の認証制度を一般財団法人沖縄マリンレジャーセイフティービューロー(OMSB)が創設する。同県に約1500あるといわれるマリンレジャー事業者だが、参入障壁がないため質もさまざまという。制度の創設で顧客が安心してマリンレジャーを楽しめる環境を整えたい考えだ。

 スキューバダイビングやシュノーケリング、シーカヤック、ジェットスキーなどのマリンレジャーは沖縄を訪れる観光客の3人に1人は行うという。

 これらの人々に用具を貸し出したり、遊び方を教えたりするマリンレジャー事業者は、地元警察に申請すれば基本的に誰でも営業できる。そのため現地の海の事情に精通していなかったり、サービスの質に問題があったりする事業者が一部にいるという。

 対応を間違えれば命の危険につながる海のレジャーだけに、危機感を感じた業界は、優良事業者の認証制度を創設し、顧客が安心してレジャーを楽しめる環境を整備することにした。

 制度の名称は「プロショップ認証制度」。

 認証の基準は「ゴールドプロガイドダイバー1名以上が在籍していること」「レンタル器材のオーバーホールが定期的に行われ、清潔に管理されていること」「賠償責任保険のほか、傷害保険に加入していること」など。基準を満たせば認証のマークを受けられる。安全性を考慮し、認証は1年ごとの更新制とする。

 事業者のほか、ダイビングの優良ガイドを認証する制度も同時に創設する。

 制度は来年4月にスタート。それまでは制度の周知に力を入れるとしている。

 OMSBは沖縄県が水難事故防止条例を制定したのを機に1994年に設立。海の安全に関する事業者への指導、県民への啓蒙活動を行っている。

 
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