日旅連会長に知床グランドの桑島氏


桑島新会長

 日旅連は2日に開いた通常総会で、任期満了に伴う役員改選で新会長に桑島繁行常任副会長(北海道・知床グランドホテル北こぶし)を選んだ。今年度事業計画は、会社の新しい中期経営計画とリンクさせ、宿泊販売拡大に向けたさまざまな事業を行う。

 退任前のあいさつで小林喜平太前会長(長崎県・稲佐山観光ホテル)は「日本旅行は震災(熊本地震)の後、義援金や支援旅行など、即座に対応していただいた。おかげさまで(九州観光は)少しずつ元に戻りつつある」と地元九州を代表して謝意を述べたのち、「会社の宿泊券販売は右肩上がりで推移しており、大変ありがたく思っている。社員の皆さまの努力、旅連会員の協力の賜物だ」「今年は会社が新しい中期経営計画を策定した。地方創生推進本部をつくり、仕入販売センターは仕入・誘客推進センターに名称変更した。会社とさらに密接な関係をつくり、宿泊券販売のさらなる拡大を図りたい」と述べた。

 会長に就任した桑島氏は「会社とともに発展する日旅連。皆さまとともに前進してまいりたい」と述べた。

 来賓で出席した日本旅行の堀坂明弘社長は、昨年度で終えた会社の中期経営計画「ACTIVE(アクティブ)2016」について「中核分野であるインバウンド、教育旅行、MICE、BTM、インターネット販売は全て計画を上回る数字を達成した」と報告。

 今年度からスタートした新中期経営計画「VALUE UP(バリューアップ)2020」については「中核分野をしっかり伸ばすことはもとより、マーケットインの発想で、われわれの強みを生かして、お客さまの価値実現、地域の価値向上を図っていく」と明言。

 日旅連との関係については「地域の皆さまとともに地方創生を確かなものにしていく。一層のご支援をいただきたい」と述べた。

 29年度事業計画は、会社と連携した宿泊販売拡大事業が柱。地域への誘客事業、「赤い風船」(国内企画商品)のウエブ商品化、同商品の販売拡大、インバウンド拡大に向けた事業に連盟の営業推進委員会を中心に取り組む。

 日旅連会員と日本旅行社員の商談会「ワークショップ」は前年の東日本、西日本、九州に加え、中部エリアでも実施。

 営業推進委員ら若手経営者を対象にした勉強会「日旅連塾」は第9回を5月29日に開催。

 台湾で行われる「日本の観光・物産博2017」(6月23~25日)にはブース出展するとともに、同イベント前の6月21~22日は現地エージェントとの商談会を行う。

 会社の国内旅行商品「赤い風船」が今年45周年を迎えたことから、販売の特別企画案を作成し、会員施設への送客拡大につなげる。

桑島新会長

 
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