外国人スキー客誘致へ、北海道でスノートラベルエキスポ


海外の旅行会社やメディアが北海道のスキーの魅力を体験した

 海外の旅行会社やメディアの担当者を招き、北海道のスノーリゾートの魅力を売り込み、訪日スキー旅行客の誘致につなげる「北海道スノートラベルエキスポ2017」が1月16日から6日間、札幌市内などで開かれた。北海道運輸局や北海道観光振興機構などでつくる実行委員会の主催。6回目となる今年は14カ国・地域から過去最多となる58人が参加した。

 欧米からの参加が多く、初参加のスペインをはじめ、スキー人気が高まっているロシアが16人、オーストラリアが7人、イギリスが6人など欧州8カ国で36人。アジアは、タイ、シンガポール、中国など6カ国・地域から22人が参加した。

 参加者は日程前半の3日間、道内の代表的なスノーリゾート地を(1)ルスツ、ニセコ(2)ニセコ、キロロ(3)富良野、サホロ(4)夕張、トマム―の4コースに分かれて視察。日程後半は札幌での歓迎行事や商談会に参加し、近郊のスキー場でもスキーやスノーボードなどを体験した。

 北海道のスキー場の雪質や環境に対する参加者の評価は高く、札幌での商談会は熱気にあふれていた。各スキー場の担当者と商品化について熱心な商談が行われた。

 北海道運輸局によると、2015年度の冬季には、前年のスノートラベルエキスポに参加した旅行会社を通じて約8千人の外国人観光客が来道し、旅行取扱額は12億円に及んでいるという。

 同運輸局観光部は、「欧米でも、北海道のスノーリゾートへの関心が高まっている。北海道のパウダースノーや冬の多彩な楽しみ方などのPRに力を入れ、海外スキー客の拡大につなげたい」として、今後も積極的な取り組みを推進する考えだ。

海外の旅行会社やメディアが北海道のスキーの魅力を体験した

 
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