商談の様子
北海道と北海道観光振興機構は１１月２８日、体験観光商談会を札幌市内のホテルで開いた。北海道の自然や食、文化などを生かした体験観光の積極的な推進に向けて、道内各地の観光事業者に、道内外の旅行会社や雑誌社との情報交換や商品ＰＲなどの機会を提供した。
セミナーと商談会の２部構成で実施され、道内各地から観光事業者や観光団体などの担当者約１００人が参加。商談会では、道内外の旅行会社や雑誌社など４４社がブースを設け、道内事業者らが各ブースを回って情報交換や商談などを行った。
セミナーでは、北海道総合通信局やソフトバンクの担当者が、ＩＴを活用した最新の多言語音声翻訳サービスやスマートフォンを通じた情報発信システムなどについて説明。商談会では、体験観光の商品造成や誘客、外国人客への情報発信や受け入れ対応などについて情報交換や商談が行われた。
道内では、体験観光を推進する観光事業者が中心となったアドベンチャートラベル協会の設立や本格的なアドベンチャー施設もつくられるなど、体験観光の充実に向けた取り組みが活発となっている。
北海道観光振興機構では「参加者の熱意を強く感じた。北海道の無限の材料を生かした体験型観光の発展に向け、このような機会の提供や人材の育成に一層の役割を果たしていきたい」と話している。
