観光庁が１９日に発表した主要旅行業４９社の２月の旅行取り扱い状況（速報）は、総取扱額が前年同月比１・３％減の４０８７億５５３８万円だった。１０カ月連続で前年割れした。内訳は、国内旅行が５・４％減の２２９２億８３４万円、海外旅行が２・９％増の１６５０億６９２１万円、外国人旅行が２５・３％増の１４４億７７８２万円。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は前年同月の販売が好調だった反動などにより、前年割れした。１０カ月連続の前年比減。外国人旅行は、冬季アジア札幌大会など大型の団体の扱いがあったことなどから前年に比べ大きく伸ばした。
総取扱額が前年実績を超えたのは、４９社中２１社。旅行分野別では国内旅行が４８社中１５社、外国人旅行が３８社中２３社、海外旅行が４７社中３２社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比５・４％減の１１３０億９５９８万円だった。内訳は、国内旅行が６・７％減の６７７億５３８４万円、外国人旅行が９・８％減の４億３３２０万円、海外旅行が３・４％減の４４９億８９４万円。
募集型企画旅行の取扱人数は、前年同月比８・７％減の２７７万６９２２人。このうち国内旅行は９・４％減の２４７万１８８９人、外国人旅行は０・６％減の３万４５２人、海外旅行は３・０％減の２７万４５８１人だった。
