【HCJ2017特集】ボイラー燃料費2割削減 燃料添加剤エコマックス


エコマックスの各種製品

松本日光舎が提案

 石川県金沢市でクリーニング業などを営む松本日光舎(松本健夫社長)は、ボイラーの燃料費を削減する燃料添加剤「ECOMAX(エコマックス)」を全国の旅館・ホテルに提案している。すでにエコマックスを導入した岐阜県・奥飛騨温泉郷「薬師のゆ本陣」では、年間で2割の燃料費を削減するなど多大な効果を上げている。

薬師のゆ本陣 ボイラー燃料費2割削減

重油タンクに適量のエコマックスを添加するだけ

重油タンクに適量のエコマックスを添加するだけ

 

 OPEC(石油輸出国機構)が8年ぶりに原油減産を決定したことに加え、トランプ相場による金利上昇での円安進行もあって、重油・灯油価格は上昇傾向。エコマックスの燃費削減効果が再び脚光を浴びている。

 これまで薬師のゆ本陣をはじめ、「ぎふ長良川温泉ホテルパーク」「名栗温泉 大松閣」など約50軒の旅館・ホテルで導入された。重油・灯油ボイラーを使用する温浴施設、クリーニング・リネン工場、食品加工工場なども合わせると導入実績は180社に上るという。

 薬師のゆ本陣は、2013年12月からエコマックスを採用。最初の月の使用量は前年同月比で17・6%減となる3万6千リットルとさっそく効果があった。その後、松本日光舎のアドバイスを受けて添加量を調整した結果、削減幅を19・9%にまで拡大。年間の燃料費を約600万円節約できた。これに費やしたエコマックスのランニングコストは45万円で、差し引き555万円のコスト削減に成功したことになる。

 燃費を向上させる原理は、燃料内の炭化水素分子の細分化(ナノ化)だ。石油系燃料は精製後、酸化することにより炭化水素分子が結合し、中に包まれた分子が燃えにくくなる。エコマックスの添加により、固まった炭化水素分子を細分化し再結合を防ぐことで燃え残りが減り、燃費が向上。さらに燃焼室の汚れを減少させ、排ガスのクリーン化にもつながる。

 石油大手企業系の分析会社によって、エコマックスを添加した燃料がJIS規格に抵触しないことが立証済み。ボイラー機器にも安心だ。

 エコマックスの販売価格は、VJ(重油専用)4リットル入り1万5千円、18リットル入り6万円。VT(灯油専用)4リットル入り2万円、18リットル入り7万2千円(いずれも税込み)。

 問い合わせは、松本日光舎エコマックス事業部(石川県金沢市横川7―2)TEL076(241)6155まで。

 2月21~24日に東京ビッグサイトで開かれる「2017国際ホテル・レストラン・ショー」に出展し、エコマックスの展示、説明も行う(ブース番号2―P07)。

エコマックスの各種製品

17021812エコマックス


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