眼下には清流「名取川」を望む離れ「山水庵」の内風呂
名取川の清流を望む
奥州三名湯の一つ、宮城県・秋保温泉にあるホテルきよ水（山口千穂子社長）。豊かな山の自然に囲まれ、近くに他の宿泊施設もないため、一軒宿のような静けさ。宿泊客に「心から休めたと思える時間」を過ごしてもらうために、「料理人の心」「おもてなしの心」「遊びの心」という三つの心を大切にしている。
熟練の料理人が、厳選した東北の山海の幸を使い、こだわりの品を一つ一つ心を込めて調理する。夕食は会席膳、朝食は和食膳を提供。食べておいしく、健康にも配慮した献立だ。バイキングとは一味違う旬の味覚を堪能できる。
フロント係、接客係をはじめとするすべての従業員は、おもてなしの心を持って対応する。やっと帰りついた我が家のような温かさで接するよう日々努めている。
遊びの心は、宿泊客に館内でゆっくりと寛いでもらうための仕掛け。その一つは客室で、レギュラータイプの和室はすべて１３畳以上と広い。もう一つが、同館が誇る浴場施設だ。
本館にある大浴殿（内風呂）と露天風呂からは名取川の清流が望める。温泉の各種効果とあわせ、心身ともにリラックスできる。
離れの客室「山水庵」「楽々」「清風」には内風呂、露天風呂を設置。名取川がより近くに見え、絶景を独り占めできる。
別館の内風呂、露天風呂は森側にあり、新緑、紅葉も楽しめる。内風呂は男女それぞれで趣が異なり、男性用は岩風呂、女性用は檜をメインとした造り。一方、露天風呂は男女ともに洞窟風の風呂となっている。
さらに、三つの貸切風呂（家族風呂）も設けられている。宿泊客は無料で利用でき、時間や回数の制限もなく、ゆっくり入浴できる。
▽宮城県仙台市太白区秋保町湯元字平倉１番地。ＴＥＬ０２２（３９７）２５５５。https://www.kiyo-mizu.jp/miryoku/
眼下には清流「名取川」を望む離れ「山水庵」の内風呂
別館にある洞窟風の露天風呂「せせらぎ」
