【速報】Airbnb、2018年平昌冬季オリンピックの公式サポーター契約を締結


 Airbnbは、2018年平昌冬季オリンピックの公式サポーター契約を締結したと発表した。

 世界最大手のコミュニティ主導型ホスピタリティ企業のAirbnb(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、日本語名:エアビーアンドビー、以下:Airbnb)は本日、2018年平昌冬季オリンピック大会の公式サポーター(Official Supporter)となったことを発表しました。

 発表は、2018年平昌冬季オリンピック・パラリンピック組織委員会のディレクター、オム・チャンワン(Chanwang Uhm)氏と、Airbnb韓国の公共政策本部長イ・サンヒョン(Sanghyun Lee)とによる契約調印式の中で行われました。

 Airbnbは、公式サポーターとして、現地のAirbnbホストコミュニティと協力して、平昌冬季オリンピックが開催される江原道地域を訪れる旅行客に宿泊施設を提供し、江原道独自の文化や美しい自然を国内外からの旅行客に発信していきます。

 本日の発表は、国際的、全国的なイベントの開催時に、Airbnbが宿泊施設の迅速な整備を支援し、都市の最大の資産である“人びと”にスポットライトを当てることができる好例です。

 組織委員会のディレクターであるオム氏は締結式で、次のように述べています。「リオ・オリンピック大会に続いて2018年平昌冬季オリンピック大会のオンライン宿泊サービス公式サポーター(official supporter of online accommodation service)としてAirbnbに参画いただけることに感謝します。国内外からのお客様に宿泊施設を提供するうえで、多大なご支援をいただけることを期待しています。」

 また、Airbnb韓国の公共政策本部長イ・サンヒョンは次のように述べています。「2018年平昌冬季オリンピック大会の公式サポーターとなったことを非常に光栄に思います。組織委員会およびAirbnbホストコミュニティと協力して、皆さまに江原道で快適に過ごしていただけるよう取り組みます。」

 さらに、Airbnb公共政策最高責任者であるクリストファー・レヘイン(Chris Lehane)は、次のように述べています。「世界の注目が平昌に集まる中で、Airbnbホストコミュニティは、地元のユニークな旅行体験をお客様に提供できるよう取り組みを強化しています。より多くの都市と協力して、大きなイベントがもたらす利益を広く共有し、ホームシェアリングを提供する、地域の人びとが恩恵を受けられるようにしていきたいと思います。」

韓国や世界中の主要イベントをサポート

Airbnbは2017年初頭、2018年平昌冬季オリンピック大会に向けた宿泊施設の整備とプロモーションを支援するため江原道と協定を交わしました。江原道におけるAirbnbの宿泊施設数は2017年に入ってから30%増加し、同期間にAirbnbホストが迎えた宿泊者数は7万人を超えました。

 2008年の創業以来、Airbnbは2015年のローマ教皇フランシスコのフィラデルフィア訪問や2016年リオ夏季オリンピック大会といった数々のイベントで、各都市における宿泊施設の整備を支援してきました。

 2017年8月には、一世一代の皆既日食を見るために世界中から米国を訪れた何万人もの観光客に宿泊施設を提供しました。旅行客は「皆既帯」と呼ばれる70マイルの範囲内にある町や村に押し寄せました。この一大イベントを見るため、5万2千人以上がAirbnbを利用し、これによるホストの収入は約1,100万ドルとなりました。皆既日食を見に訪れた観光客に宿泊施設を提供した全ホストの約半数(49%)がこの期間中に初めてAirbnbで施設を提供しました。

 欧州のAirbnbのホストコミュニティには、大きな文化イベントで旅行客が増えたときに、彼らを迅速に受け入れられる機動力があります。2016年にフランスで開催された欧州サッカーチャンピオンシップでは、1カ月間に10都市で試合があり、Airbnbのコミュニティは34万人に宿泊施設を提供しました。6試合(プレーオフ2試合を含む)が開催されたマルセイユだけでも、開催時に5万7千人がAirbnb登録施設に宿泊しました。

 2016年リオ夏季オリンピック大会では、代替宿泊施設公式サプライヤー(official alternative accommodations supplier)としてオリンピックで初めて、ホームシェアを提供しました。世界経済フォーラムおよびマサチューセッツ工科大学がAirbnbのデータを利用して実施した調査によると、リオ大会中に同市を訪れた推定50万人の旅行者うち8万5,000人が4万8,000件のAirbnbに登録された宿泊施設を利用しました。これらの施設の多くはオリンピックのために整備されたものです。同調査によると、このときのAirbnb利用客と同数の旅行者に対応するためにはリオで257件のホテルを建設する必要があったとしています。

左:2018年平昌冬季オリンピック・パラリンピック組織委員会ディレクター、オム・チャンワン(Chanwang Uhm)氏

右:Airbnb 韓国 公共政策本部長 イ・サンヒョン(Sanghyun Lee)

 
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