【データ】2016年茨城の観光リクリエーション現況


入込客数は8%増の6181万人

消費額は1.3%増、2731億人 9割近い観光客が「満足」

茨城県は8月24日、「茨城の観光レクリエーション現況(平成28年観光客動態調査報告)」を発表した。これによると、平成28年の同県の入込客数(延べ人数)は、前年比8・4%増の6180万9千人だった。調査形式が現在の形式になった平成23年以降では最多だった。観光消費額は1・3%増の2730億7100万円。

調査は昨年1~12月に実施。四半期ごとに市町村が観光地点や行祭事・イベントの管理者等に対して調べる「観光地点等入込数(延べ人数)調査」と、県内15観光地点を訪れた観光客を対象に四半期ごとにアンケートを行い、属性別の構成比などを算出する「観光地点パラメータ調査」の2形式で行った。

入込客数の増加要因として、同県観光物産課は、県北芸術祭や道の駅ひたちおおた、道の駅常陸大宮などの新規開催、オープンした地点が調査対象の観光地点に追加されたことに加え、道の駅しもつまや筑波山といった従来からの観光地点やイベントでも入込客数が増加したことをあげる。

観光の目的別に入込数を見ると、最も多いのが「行祭事・イベント」で、1448万8千人、構成比23・4%だった。以下「歴史・文化」が1063万人(17・2%)、「スポーツ・レクリエーション」が1056万3千人(17・1%)、「その他」が872万3千人(14・1%)、「都市型観光」が815万1千人(13・2%)で続いた。

観光地点ごとの重複を除いた数値である実人数での入込客の総数は、7・2%増の4137万3千人・回だった。実人数の内訳を見ると、宿泊客が534万5千人、日帰り客が3602万8千人。県内外の別を見ると、県内客が1827万2千人、県外客が2310万1千人だった。

観光消費額について、宿泊の有無別でその金額を見ると、日帰り客は1318億1600万円、宿泊客は1412億5500万円だった。県内、県外客の別で見ると、県内客が620億8900万円、県外客は2109億8200万円だった。

パラメータ調査では同県観光に対する満足度についても尋ね、3805人から回答を得た。これによると「非常に満足」が50・5%、「やや満足」が36・6%で、9割近い人が満足していることが分かった。


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