宿泊施設にトータル提案
ヤフー・ジャパン子会社のダイナテック(東京都中央区・齋藤克也社長)は、旅館ホテル向けにトータルソリューションサービスを提供するシステムインテグレーター。自社ホームページ予約システム「ダイレクトイン」(導入数2700施設)、オープンプラットフォームのホテルシステム「ダイナリューション」(同350施設)、旅館・ホテル自身で作成・更新が行える自作型ホームページ作成支援ツール「ホームページメーカー」(同500施設)の主力3商品で全国の宿泊施設にトータルソリューションを提供している。
自社HP予約システムのダイレクトインでは、ヤフー・トラベル上にダイレクトインの宿泊プランを直接掲載し、実際の予約は自社HPに遷移させて完結させる「ヤフー・トラベル連携プラン(D‐RISE)」を昨年2月に開始。導入旅館ホテルの自社HP予約比率は1年間で平均10%増加した。40%増の施設もあるという。同プラン参画時の販促支援料は5%。これは、国内外大手OTAの手数料と比較しても最低水準となっている。
ヤフー・トラベル連携プランが当初から掲げている理念は「自社比率の向上」と「トータルコストの削減」。参画中の約800施設からは「予約者の約50%が自社サイトに会員登録をしてくれる。新規顧客獲得に確実につながる」「極めてコストパフォーマンス高い集客ツール」などの声があがっている。
同社では新たな取り組みとして「ダイナテックカンファレンス」を今年の2月中旬から3月末にかけて全国5カ所で開催中で、自社予約比率の高い施設を表彰している。