第12回「地域ブランド調査2017」で、 最も魅力的な市と都道府県は、京都市と北海道

  • 2017年10月11日

 第12回「地域ブランド調査2017」で、 最も魅力的な市は京都市となった。都道府県は北海道が9年連続で1位に輝いた。

 この調査は株式会社ブランド総合研究所(本社:東京都港区、代表取締役:田中 章雄)が国内1000の市区町村および47都道府県を対象に、認知度や魅力度、イメージなど全78項目からなる「地域ブランド調査2017」によるもので、今年で12回目の実施(年1回実施)。全国の消費者3万745人から有効回答を得ました。

<調査結果サマリー>

 全国で最も魅力的な市区町村は京都市となりました。同市が1位になったのは2013年以来2度目。2位には前年1位の函館市、3位は札幌市となりました。都道府県は北海道が1位、2位は京都府となっています。

 京都市は2013年以来2度目の魅力度1位。同市を“魅力的”と評価した割合は65.4%となっています。京都市は認知度等も高く、居住意欲や観光意欲などで高い評価を得ています。なお、この10年間で1位から3位を京都市、函館市、札幌市の3市が独占しています。今年は仙台市や広島市、福岡市といった地方の中核をなす大都市の評価が上昇傾向です。また、今年7月に世界文化遺産登録が決定した福岡県の宗像市、福津市は情報接触度が過去の登録地ほど上昇しないという結果となりました。

調査結果の特徴は以下の通りとなります(11位以下は下記PDFを参照)。

PDF: https://www.atpress.ne.jp/releases/139656/att_139656_1.pdf

■市区町村の魅力度ランキング

順位  市区町村名  魅力度

1( 2) 京都市    48.1(45.1)

2( 1) 函館市    47.7(46.8)

3( 3) 札幌市    47.0(43.6)

4( 4) 小樽市    41.3(42.9)

5( 7) 鎌倉市    40.5(38.0)

6( 5) 横浜市    39.7(41.5)

7( 9) 神戸市    38.1(37.0)

8( 8) 金沢市    37.3(37.1)

9( 6) 富良野市   36.5(38.9)

10(11) 屋久島町   35.5(31.0)

■都道府県の魅力度ランキング

順位  都道府県名  魅力度

1( 1) 北海道    60.3(54.2)

2( 2) 京都府    48.9(46.3)

3( 3) 東京都    38.8(35.1)

4( 4) 沖縄県    35.4(32.7)

5( 5) 神奈川県   33.4(30.2)

6( 6) 奈良県    29.1(28.7)

7( 7) 大阪府    27.9(24.1)

8(10) 福岡県    25.4(21.4)

9( 8) 長野県    25.1(24.0)

10( 9) 石川県    24.4(23.3)

※( )内は2016年調査結果

<特徴(1) ~京都市が2度目の1位~>

■2008年から上位3市を京都、函館、札幌で独占

 市区町村で魅力度1位になったのは京都市で48.1点。京都市に対して「とても魅力的」と回答した割合は30.8%、「やや魅力的」と回答した割合は34.6%で計65.4%が同市を「魅力的」と回答している。他項目では、認知度が前年に続き1位、情報接触度も3位と高い周知性があり、また居住意欲度では3位、観光意欲では2位と「住んでみたい」、「訪れてみたい」市として高い評価を得ている。特徴として「歴史・文化のまち」(1位)、「学術・芸術のまち」(3位)など歴史性に対して全国でも突出した高いイメージ想起を有している。

 2位は前年1位の函館市で47.7点。3位は前年と同じく札幌市で47.0点となっており、上位3市は前年よりも魅力度が上昇、点差も非常に接近している。

 京都市、函館市、札幌市の3市は2008年から今年までの10年間、上位3位を独占。この10年間に京都市は2回、函館市、札幌市は各4回1位となっており、さらに3市とも3位以上を維持しており、長い期間にわたって“魅力的なまち”として評価され続けている。

<特徴(2) ~世界遺産登録地域の状況~>

■近年の登録地、情報接触度が伸び悩む傾向

 2017年7月に世界文化遺産に登録された<「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群>がある福岡県宗像市と福津市の情報接触度は、宗像市は前年8.6点(592位)から12.1点(445位)に、福津市は5.7点(766位)から6.5点(755位)とやや上昇、またはほぼ横ばいという結果だった。その他の指標でも点数に大きな変化はみられなかった。

 なお、2011年6月に登録された平泉町は情報接触度が2010年の14.7点(322位)から42.5点(40位)に、2014年6月に登録された富岡市は2013年9.9点(501位)から2014年40.0点(26位)にそれぞれ急上昇。まちの認知度を高め、魅力度、観光意欲度等も上昇した。

 ただし、今回は登録が調査期間中だったため、同じく調査期間中の2016年7月に登録された台東区をみると、同区の情報接触度は2015年28.7点(111位)、2016年31.2点(62位)、2017年34.4点(51位)と継続して上昇しているものの、平泉町、富岡市ほどの伸びはみせておらず、近年登録されている地域の情報接触度は以前ほど大きな上昇がみられない傾向にある。

<特徴(3) ~都道府県の順位の特徴~>

■北海道は9年連続1位。点数大幅上昇

 都道府県では北海道が2009年に調査対象に加わって以来9年連続で1位。2位は京都府でこちらも9年連続。

 10位までの顔ぶれは前年と変化はないが、点数はいずれも上昇している。1位の北海道も昨年まで点数は下降傾向だったが、今回は大幅に上昇した。

 北関東3県では群馬県と栃木県が上昇。他の地域では兵庫県、広島県、宮崎県、山梨県、新潟県、滋賀県、福島県、岐阜県なども上昇している。

<特徴(4) ~上昇した市区町村の特徴~>

■仙台市、広島市、福岡市が上昇

 地方の中核をなす大都市で魅力度等が上昇する傾向がみられた。仙台市は魅力度が前年の24.6点(25位)から33.2点(11位)に大幅に上昇。東日本大震災以前の水準に回復している。

 広島市は魅力度が2015年17.3点(88位)、2016年20.0点(49位)、2017年22.7点(34位)と継続して上昇している。福岡市も2015年28.3点(21位)から2016年29.5点(14位)、2017年

30.0点(14位)と魅力度を伸ばしている。

<調査内容>

 「地域ブランド調査2017」は、ブランド総合研究所が年1回実施している調査で、2006年にスタートし、今回が第12回目。調査対象は全791市(2017年4月末現在)と東京23区、および地域ブランドへの取り組みに熱心な186の町村を加えた計1,000の市区町村、そして47都道府県です。各地域に対して魅力度など全78項目の設問を設け、地域のブランド力を、消費者が各地域に抱く「魅力」として数値化しました。

<調査概要>

・調査方法

インターネット調査

・回答者

 20代~70代の消費者を男女別、各年代別、地域別にほぼ同数ずつ回収し、日本の縮図になるように、年齢や地域人口の分布にあわせて再集計した

・有効回収数

 30,745人(1人の回答者は20の地域について回答。したがって、地域ごとの回答者数は平均で580人)

・調査対象全国

 1,000の市区町村(全791市+東京23区+186町村)と47都道府県

・調査時期

2017年6月23日~7月14日

・調査項目

 認知、魅力、情報接触、観光意欲、居住意欲、情報接触経路(「旅やグルメに関する番組」など14項目)、情報接触コンテンツ(「ご当地キャラクター」など10項目)、訪問経験(「行楽・観光のため」など16項目および訪問率)、地域資源評価(「街並みや魅力的な建造物がある」など16項目)、まちのイメージ(「歴史・文化のまち」など14項目およびイメージ想起率)、産品購入意欲、産品想起率(食品、非食品をそれぞれ自由記述)…計78項目

 

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